明治
Meiji明治時代(1868 – 1912)の日本の文化財を一覧で閲覧できます。都道府県・種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
高知県高知市曙町に残る旧陸軍歩兵第四四連隊講堂は、明治三十年代に建てられた木造平屋建の講堂で、2023年に国の登録有形文化財に登録されました。半世紀にわたり高知の若者を戦地へ送り出した連隊の物的遺構として、キングポスト・トラスや下見板張の意匠を当初の姿でとどめ、平和学習と建築史の両面で貴重な戦争遺跡となっています。
高知市朝倉に残る旧陸軍歩兵第四四連隊弾薬庫は、明治期に建てられた煉瓦造平屋建の軍用倉庫で、二〇二三年二月に国の登録有形文化財に登録されました。厚さ五〇センチの煉瓦壁、欠円アーチ形の鉄板覆い両開き戸、湿気を抑える高床構造など、当初の意匠を良く残し、近代日本の軍制と高知の郷土史を伝える稀少な建造物です。隣接する講堂や周辺の朝倉神社・朝倉城跡・高知大学とあわせ、半日の歴史散策にも最適なスポットとして紹介します。
高知県吾川郡いの町の山深い地、礫滝のすぐ横に建つ桑瀬神社本殿は、明治初期建立の国登録有形文化財です。わずか6.2㎡の小さな社殿ながら、龍・獏・鳳凰の彩色彫刻が施された格調高い建築で、古くから地域住民に守り継がれてきた信仰の場です。
高知県安芸市の土居廓中に建つ寺村徳夫家住宅蔵。屋敷地北西隅に南北棟で建つ二階建土蔵で、腰を縦板張、上部を土佐漆喰塗とし、二段の水切瓦をめぐらせた土佐特有の造り。平成17年に登録された。
高知県安芸市の土居廓中に建つ寺村徳夫家住宅主屋。南面玄関の西に診療所の待合、東に二室の座敷、北に居間を配し、張り出した診察室を備えた医家住宅の好例で、平成17年に登録有形文化財となった。
高知県安芸市の土居廓中に建つ寺村徳夫家住宅長屋門。屋敷地西南角に東西棟で建ち、東端に門口、西に四畳半四室を連ねる。腰を押縁下見板張、上部を土佐漆喰とした、正面の構えに欠かせない一棟。
高知県安芸市の土居廓中に建つ寺村徳夫家住宅離れ。蔵の東に接する小さな平屋で、東を土間、西を床上部とし、南面の庇が井戸を覆う。主屋背後、屋敷地北部を構成する一棟として平成17年に登録された。
高知県安芸市の土居廓中に建つ寺村徳夫家住宅塀。屋敷地西辺を画す外塀で、南約10mを高さ1.7mの土佐漆喰塗の土塀、北約13mを両端に古瓦を積む川原石の石練塀とする。延長約23m、平成17年に登録された。
高知県香美市土佐山田町の百年舎主屋は、明治23年に建てられ大正6年頃に現在地へ移築された木造平屋建。桁行7間半、建築面積201平方メートル。寄棟の周囲を錣葺風に一段下げた屋根が特徴で、平成15年に登録有形文化財となった。
1876年(明治9年)、有田焼の貿易商・田代助作が外国商人の接待施設として建築した擬洋風建築。洋風の外観にらせん階段や畳敷きの居室を備えた和洋折衷の意匠が特徴で、2018年に国の重要文化財に指定されました。有田内山伝統的建造物群保存地区内に位置し、明治初期の有田の国際貿易の歴史を体感できる貴重な文化遺産です。
佐賀県みやき町の天吹酒造に残る高さ7.3mの煉瓦煙突。明治後期の建設で、イギリス積、基部は1.2m角。蔵人の賄いを煮炊きした釜屋に付属した設備であり、釜屋を失った今も蔵元の暮らしぶりを伝える登録有形文化財です。
佐賀県みやき町の天吹酒造に建つ明治後期の仕込蔵。桁行39m梁間17m、土蔵造二階建で建築面積は665平方メートル。太い丸太の柱と、登り梁と和小屋を併用した小屋組が、寒造りを支えた大空間を包んでいます。
佐賀県みやき町の天吹酒造主屋は、明治中期に建てられた木造二階一部三階建。中央を南北に土間が貫き、東半には既存の土蔵を取り込んだ事務所や応接間、西半には仏間や座敷が並ぶ。国の登録有形文化財に登録された商家住宅です。
佐賀県小城市牛津町に佇む牛津赤れんが館は、明治中期〜後期に建てられた煉瓦造2階建ての倉庫で、玉屋デパートの前身・田中丸商店の商品倉庫として使われていました。軒下のデンティル装飾やむくり屋根など、西洋と日本の建築美が融合した意匠が特徴です。2000年に国の登録有形文化財に登録され、現在はギャラリーやコンサート会場として活用されています。
佐賀県唐津市千々賀に残る大谷川隧道は、明治44年(1911年)に地元住民の手で完成した全長92メートルの煉瓦造り河川トンネルです。イギリス積みの美しいポータルと三心円アーチ構造を持つ登録有形文化財の魅力と歴史をご紹介します。
佐賀城公園内に移築・復原された岡田三郎助アトリエは、明治41年頃に東京・恵比寿に建てられた日本最古の近代洋画家アトリエです。第1回文化勲章受章者・岡田三郎助が約30年にわたり制作の拠点とした空間で、女子洋画研究所を併設し、いわさきちひろら多くの女性画家を輩出しました。2022年に国の登録有形文化財に登録。入場無料で見学できます。
佐賀県鹿島市の肥前浜宿・酒蔵通りに建つ呉竹酒造一番蔵は、明治時代に建てられた登録有形文化財の酒蔵建築です。かつて九州最大規模を誇った酒造場の中核施設として、その堂々たる土蔵造りの姿を今に伝えています。
佐賀県小城市にあるJR唐津線小城駅本屋は、1903年の開業当初の姿を今に伝える登録有形文化財の木造駅舎です。石炭輸送の歴史、書聖・中林梧竹の駅名額、小京都・小城の魅力をご紹介します。
妻沼聖天山歓喜院の籠堂は、寺に籠って祈る参籠のための木造二階建。建築面積185平方メートルと登録八棟で最大で、寄棟造桟瓦葺に唐破風の玄関を付す。一・二階とも八畳六室を二列に並べ、二階には平書院と透彫欄間を備え、明治12年に建てられた。
埼玉県熊谷市の妻沼聖天山歓喜院に建つ仁王門は、明治27年建立の五間三戸、入母屋造瓦棒銅板葺の大門。左右に仁王像を安置し、中央間虹梁の花鳥彫刻が国宝聖天堂へ参拝者を導く。平成29年登録の有形文化財で、重要文化財の貴惣門とは別の門である。