昭和
Shōwa昭和時代(1926 – 1989)の日本の文化財を一覧で閲覧できます。都道府県・種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
鳥取県倉吉市関金町今西に立つ昭和13年築の重力式砂防堰堤で、清水川五基の最下流。左岸袖に農業用水路を穿ち、一枚の壁で出水時の土砂を止めつつ下流の田へ水を導く。最下流ゆえ水通しを幅広く取り、下手に副堰堤を配する。
鳥取県倉吉市の清水川に昭和19年、群の最後に築かれた重力式砂防堰堤。川の湾曲部に据え、水通しを右に寄せて流路を整え、矩形の水抜きをほぼ左右対称に配す。回復した森に灰色の石積が収まり、背後には蒜山の稜線が遠く望まれる。
鳥取県八頭郡八頭町に位置する大樹寺開山堂は、歴代住職の位牌を安置する国登録有形文化財。日本一の有楽椿や鎌倉期の宝篋印塔とともに、曹洞宗の深い歴史を伝える禅寺の魅力をご紹介します。
鳥取県智頭町の智頭宿に建つ国登録有形文化財「智頭消防団本町分団屯所」。昭和16年建築の木造2階建て洋館で、屋根上の火の見櫓が印象的な現役の消防屯所。石谷家住宅の向かいに立つ智頭宿のランドマークをご紹介します。
鳥取県智頭町の国登録有形文化財「旧山形小学校校舎」。昭和17年に地元の智頭杉と住民の手で建てられた全長81mの木造校舎で、林業資料や森林鉄道の展示を通して山里の記憶に触れられます。
鳥取県米子市の皆生温泉に建つ東光園本館「天台」は、建築家・菊竹清訓が1964年に設計したメタボリズム建築の集大成です。6本の主柱から客室を吊り下げる世界唯一の「ダブルピロティ」構造を持ち、2017年に国登録有形文化財に登録されました。彫刻家・流政之による七庭や弱アルカリ性の美肌の湯とともに、泊まって体感できる文化財として注目を集めています。
昭和7年(1932年)に宮大工の手で建てられた鳥取県三朝温泉の旅館大橋本館は、国登録有形文化財に指定された木造3階建の名旅館。足元自噴の天然温泉と数寄屋造りの客室が魅力です。
鳥取県八頭町にある若桜鉄道安部駅プラットホームは、昭和7年(1932年)に築かれた延長72mのコンクリート造構造物。花崗岩を3段に積んだ側壁とガラス張りの開放的な待合所が特徴で、平成20年に国の登録有形文化財に登録されました。映画『男はつらいよ 寅次郎の告白』のロケ地としても知られ、戦前の地方鉄道の情景をそのまま体感できる稀有な現役駅です。
鳥取県八頭郡八頭町にある若桜鉄道因幡船岡駅は、昭和4年築の木造駅舎と花崗岩積みプラットホームが国の登録有形文化財に登録された貴重な鉄道遺産です。昭和レトロな待合室や天満山公園の桜など、見どころとアクセス情報をご紹介します。
鳥取県八頭町にある若桜鉄道八東駅のプラットホームは、昭和5年(1930年)の若桜線開通時に築かれた石積みの駅施設。ホーム中央には昭和29年建設のガラス張り待合室がたたずみ、平成20年に国の登録有形文化財として登録されました。沿線の鉄道遺産23件の一括登録は日本初の事例で、昭和初期の地方鉄道の姿を今に伝える貴重な近代化遺産として、今も静かに旅人を迎えています。
絲原家住宅の待合。昭和初期の建築で、木造平屋建・杉皮葺・建築面積わずか約三平方メートル。茶事の前に客が身を整える腰掛待合で、絲原家に根づいた茶の湯の文化を映す最小の登録有形文化財である。
島根県松江市に佇むカラコロ工房(旧日本銀行松江支店)は、建築家・長野宇平治が設計し昭和13年に竣工したギリシャ神殿風の国登録有形文化財です。重厚な銀行建築の面影を残しながら、食・文化・アートが楽しめる複合施設として生まれ変わった松江のシンボルをご紹介します。
島根県邑南町にある旧田所小学校講堂は、1928年(昭和3年)築の登録有形文化財。入母屋の大屋根や扁平アーチなど大正・昭和期の木造建築の特徴を今に伝え、現在は郷土館として地域の歴史と文化を紹介しています。
島根県津和野町の下森酒造場に立つ高さ19メートルの鉄筋コンクリート造煙突。昭和32年の築で、酒米を蒸す竈の排煙のために建てられた。石州赤瓦の屋根群の上に高く聳え、地域のランドマークとなっている。
津和野・下森酒造場の旧精米所は昭和前期の木造平屋建で、酒造りの出発点である精米を担った。旧米蔵の西に一段低く連なる真壁造の建物で、通りに落ち着いた街路景観を形づくる控えめな一棟である。
島根県松江市殿町にある島根県庁舎議事堂は、1959年に安田臣の設計で竣工した国の登録有形文化財です。松江城三の丸跡地に建つ鉄筋コンクリート造の建築で、大きく張り出した庇が水平線を強調する戦後モダニズム建築の好例として高く評価されています。
1959年に竣工した島根県庁舎本庁舎は、島根県出身の建築家・安田臣が設計した地方モダニズム庁舎建築の名品です。松江城三の丸跡に建ち、打ち放しコンクリートの柱梁と各階の白い庇が織りなす水平線が印象的な、国の登録有形文化財をご紹介します。
島根県松江市殿町、松江城の大手前に佇む島根県民会館は、建築家・安田臣氏の設計により昭和43年(1968)に竣工した文化芸術の拠点施設です。日本建築学会賞を受賞した「島根県庁舎周辺整備計画」の中核をなし、令和3年(2021)に国の登録有形文化財に登録されました。堀越しに県庁舎と対話するかのような列柱と、城下町への配慮に満ちた低層構成が見どころです。
島根県松江市、松江城の堀を望む敷地に建つ島根県立図書館は、1968年に菊竹清訓の設計で竣工し、2021年に国の登録有形文化財となった戦後モダニズム建築の名品です。敷地形状に合わせて配されたL字型の閲覧室モジュールと中央ロビーの鉄骨屋根、松江城山公園への眺望を確保した壁柱の配列が評価されています。現役の公共図書館として自由に見学でき、国宝・松江城や宍道湖畔の県立美術館など、菊竹作品や名所が徒歩圏内に点在する文化散策の拠点です。
島根県松江市にある島根県立武道館は、1970年に建築家・菊竹清訓が設計した総合武道施設です。国の登録有形文化財に指定された閉鎖的で重厚な外観と、全長40メートルの鉄骨トラス梁が支える大空間の道場は、戦後日本を代表するモダニズム建築の貴重な遺産です。松江城に隣接するこの建築の魅力をご紹介します。