和歌山県・江戸
Edo和歌山県 の江戸時代(1603 – 1868)の文化財を一覧で閲覧できます。種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
坂部家住宅門長屋は和歌山市府中の屋敷の正門で、江戸末期の長屋門形式。間口19m、入母屋造本瓦葺で、門口の北にウシベヤ、南にウマベヤほかの部屋が並ぶ。ウマベヤに馬とどめの柵が残る希少な遺構として2015年登録。
本堂の西に東面して建つ淨願寺の庫裏。江戸後期の木造平屋で、正面南寄りに唐破風造の式台玄関を構える大規模な住居。内部は南の土間と北の8室からなり、北西の上段の間に武家の作法を残す。令和6年登録の有形文化財。
境内南辺東寄りの通りに面する淨願寺の山門。江戸後期建立の一間一戸切妻造本瓦葺の薬医門で、両脇に袖塀を付す。虹梁や肘木の絵様彫刻が華やかで、六棟の登録建造物で最も装飾に富む。令和6年に登録有形文化財となった。
本堂の南西、切石積基壇上に建つ淨願寺の鐘楼。江戸後期建立の方一間切妻造本瓦葺で、礎盤上に角柱を四方転びに立て総ケヤキ造とする。蟇股や懸魚を彫刻で飾る上質な一棟で、夏には鐘がつかれる。令和6年登録の有形文化財。
本堂の南に建つ淨願寺の手水舎。江戸後期の建立で昭和54年に現在地へ移築された。わずか5.2平方メートルながら降棟付きの入母屋本瓦葺とし、四方転びの角柱に詰組、吹寄垂木、格天井を備える。令和6年登録の有形文化財。
和歌山県紀の川市東国分の浄土真宗寺院、淨願寺の本堂。天明4年(1784年)建立の木造平屋で、入母屋造本瓦葺に一間向拝を付す。大虹梁や欄間彫刻が見どころ。集落景観の核として令和6年に登録有形文化財となった。
常喜院本堂(旧最勝院本堂)は高野山南谷の江戸末期の仏堂。度重なる火災に備えた土蔵造で、宝形造の主体部の北に護摩堂棟を延ばす複合仏堂とする。令和7年3月13日登録有形文化財。宿泊者は朝の勤行に参列できる。
稱念寺山門は和歌山市加太の稱念寺境内西面に建つ四脚門。江戸時代末期の建立で間口は2.9メートル。門柱を円柱、控柱を几帳面取角柱とし、左右に潜戸を付ける。小規模ながら総欅造で、平成29年に登録有形文化財となった。
稱念寺本堂は和歌山市加太に建つ西山浄土宗寺院の本堂。寛政7年に和歌山城下の真光寺で建てられ、明治40年に現在地へ移築された七間堂で、三間規模の向拝と式台玄関、漆塗金襴巻の内陣柱を備える。平成29年に登録有形文化財となった。
和歌山県橋本市の定福寺庫裏は、鬼瓦に宝暦11年(1761年)の銘を残す江戸後期の建築。上座には床の間の祖型である押板床が設けられ、高野山僧侶の里坊だった可能性も指摘される。世界遺産・黒河道の起点に建つ寺の庫裏。
和歌山県湯浅町栖原の栖原角兵衛屋敷主屋は、棟札により寛政9年(1797年)の建築と判明する木造平屋建。蝦夷地から樺太まで漁場を広げた豪商栖原家の本宅で、平成16年に登録有形文化財となった。式台付き玄関に格式が残る。
和歌山県湯浅町栖原に建つ栖原角兵衛屋敷土蔵は、江戸末期の土蔵造2階建で、屋根は切妻造本瓦葺。建築面積は40平方メートル、外壁は白漆喰塗で腰部を波形鉄板が覆う。平成16年に主屋・土塀とともに国の登録有形文化財となった。
和歌山県湯浅町栖原の栖原角兵衛屋敷土塀は、敷地南辺を限る延長42メートルの江戸末期の土塀。もと表門の位置から東へ18メートル、西へ24メートルが残り、土蔵との取付部には虫籠窓風の窓が開く。平成16年登録。
御坊市藤田町藤井の瀬戸家住宅穀蔵は、棟札から天保13年(1842年)の建築と分かる屋敷で最古の土蔵。大庄屋を務めた瀬戸家の小作米を納め、大正後期に主屋建設にあわせ曳家された。2018年に登録有形文化財となった。
寒川家住宅主屋は和歌山県日高川町寒川に建つ嘉永3年(1850年)頃の茅葺の住まい。入母屋造に瓦の下屋を廻らし、床上は食違い四間取で社家らしい大型の神棚を備える。2013年に登録有形文化財。非公開で外から見学する。
御坊市薗の新町通りに南面する江戸時代末期の平屋の町家。入母屋造本瓦葺で、戸口の西に出格子、東に洋風の下見板張を構える。内部は通り土間と田の字形の4室。令和6年に登録有形文化財に登録され、外観は通りから見られる。
御坊市薗の旧廻船商家・薗家の敷地東辺を囲う江戸時代末期の長い塀。倉庫を兼ねたL字形の木造平屋で、招き屋根形の本瓦葺。南端を漬物部屋、敷地側を吹き放ちの作業場とする。令和6年に登録有形文化財に登録された。
御坊市薗の旧廻船商家・薗家の敷地北辺に建つ江戸時代末期の土蔵造2階建。祝いの席で使う膳などを納めた蔵で、漆喰壁に竪板張の腰を付け、東土蔵と連なって北辺の屋敷景観をつくる。令和6年に登録有形文化財に登録された。
御坊市薗の旧廻船商家・薗家の敷地西辺に建つ江戸時代末期の土蔵造2階建。雛人形などを納めた建築面積27平方メートルの小さな蔵で、漆喰壁に竪板張の腰を付け、窓を小さく絞る。令和6年に登録有形文化財に登録された。
御坊市薗の旧廻船商家・薗家の敷地北辺に建つ江戸時代末期の土蔵造2階建の家財蔵。建築面積62平方メートルで屋敷最大の蔵であり、漆喰を軒まで塗り込め、正面に本瓦葺の下屋を付ける。令和6年に登録有形文化財に登録。