和歌山県・江戸
Edo和歌山県 の江戸時代(1603 – 1868)の文化財を一覧で閲覧できます。種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
全国で唯一県内の他市町村と接しない飛び地の村・北山村竹原に建つ東光寺本堂。弘化四年(1847年)に再建された方丈型本堂と庫裏の複合建築で、ケヤキ材の内陣と「ガンギ」と呼ばれる板張妻面が紀伊半島山間部の地方色を伝える。
和歌山県橋本市の旧市街に建つ火伏医院主屋は、棟札に享保6年(1721年)と記される町家。旧伊勢街道に北面する切妻造・つし2階建で、いまも内科・小児科の医院として使われ、紀の川流域の町家の基準作例として登録有形文化財に登録される。
和歌山市川辺の平松家住宅主屋は、小屋裏の祈祷札から安政3年(1856年)と判明する庄屋屋敷。上方街道に西面し、入母屋造本瓦葺で式台玄関を突出させ、書院造の座敷を備える。紀の川流域を代表する大型農家として登録有形文化財に登録される。
和歌山市川辺の平松家住宅長屋門は、桁行18.7メートルの入母屋造本瓦葺。中央にケヤキ一枚板の門扉を両開きに吊り、土壁上部に武者窓を穿つ。和歌山城下からの移築と伝わる江戸末期の門で、主屋とともに庄屋屋敷の構えを保つ登録有形文化財である。
和歌山県すさみ町佐本の福田家住宅石垣及び土塀は、高さ約4メートル・延長98メートルの正面石垣を含む総延長約154メートルの石積みと63メートルの土塀。反りをもたせた布積で城郭のような構えをなす登録有形文化財である。
和歌山県御坊市の老舗醸造所・堀河屋野村で、もろみを絞り、薪の火で醤油を火入れして瓶に詰める作業蔵です。煉瓦造りの背の高い煙突とコンクリート造のムロが醸造所の景観を特徴づける、2014年登録の有形文化財です。
堀河屋野村の第一仕込蔵は、醤油もろみを熟成させる江戸末期の蔵です。柱や梁にまで麹菌が付着し、空気をよく通す中塗りの壁とともに、添加物を使わない手仕事の醸造を今も支えています。2014年に登録されました。
堀河屋野村の店舗兼主屋は、御坊の新町通りに面する江戸末期の町家です。ベンガラ塗りの木部と出格子、アガリトと呼ばれる板床が独特の地方色を残し、来訪者を迎える唯一の登録建物となっています。2014年登録。
堀河屋野村の土蔵は、敷地のほぼ中央に立つ江戸末期の土蔵造の二階建てです。厚い土壁が火災や湿気から醸造の道具や家財を守り続け、その堅固な姿が醸造所全体の配置をまとめています。2014年に登録されました。
堀河屋又兵衛家住宅主屋は、御坊の寺内町の中心部に建つ江戸末期の町家です。軒下のオダレと正面の出格子が独特の地方色をよく残し、日高別院裏の通りの歴史的な景観を構成しています。2014年に登録されました。
かつらぎ町東谷の山中、葛城修験の行所に建つ堀越癪観音庫裏は、江戸時代末期の茅葺建築である。竈を据えた土間と六間取の鍵座敷を備えた農家風の造りで、令和4年10月に国の登録有形文化財となった。境内は参拝自由。
前田家住宅主屋は和歌山県橋本市高野口町名倉に建つ江戸後期の町家。旧大和街道に北面し、軒下まで塗り込めた壁とつし2階を備える。西側は中土間、東側は四間取り。平成16年に国の登録有形文化財となった。外観のみ見学可能。
前田家住宅土蔵は和歌山県橋本市高野口町名倉に建つ江戸末期の2階建土蔵。桁行7間、梁間3間、切妻造の本瓦葺で、東の3間を什器蔵、西の4間を1階が米蔵、2階が衣裳蔵とする。平成16年に国の登録有形文化財となった。
みそや別館下蔵は和歌山県橋本市橋本のみそや別館の離れ座敷の西に建つ文化5年(1808年)の土蔵で、登録有形文化財。平入の2階建で1階を全面土間とし、味噌蔵または道具蔵に使われた。開口部の入念な塗り廻しや波形に塗り込めた軒廻りが丁寧。
和歌山市加太の向井家住宅主屋は、万延元年(1860年)上棟の木造平屋建。棟札が施主・材料・大工の出身地を伝え、整形四間取の室内は大引天井と差物で固めた堅牢な造り。正面に出格子を構える。2021年に登録有形文化財。
和歌山市加太の向井家住宅土蔵は、主屋の北背後に建つ江戸末期の家財蔵。建築面積18平方メートルの切妻造本瓦葺で、白漆喰の妻に母屋鼻を塗り込めて見せ、戸口の庇を漆喰塗の大振りな持送りで支える。2021年に登録有形文化財。
山本家住宅主屋は海南市阪井の棕櫚・薬種商山本家の主屋。江戸末期の切妻造本瓦葺の居室部に、明治39年(1906年)寄棟造3階建の座敷部を増築し、屋根に大きな段差を見せる。棕櫚の葉の鬼瓦も載る。平成19年に登録有形文化財となった。
橋本市の真言律宗の古刹、地元で「大寺」と呼ばれる利生護国寺。重要文化財の本堂前に立つ江戸中期の四脚門は、柱間3.6メートルと大きく建ちが高い。中世以来の寺観をしのばせる、2019年登録の登録有形文化財である。
楞厳寺の境内を段状に造成する江戸末期の石段と石垣。地元の流紋岩を用い、基部は野面積、前庭より上は切石積とし、東と南に入口を開く。東に二四段・南に二〇段の石段が南へ折れる。本堂とともに山里の寺院景観を構成する登録有形文化財。
色川地区大野の高台に建つ臨済宗妙心寺派の本堂。安政4年(1857年)の建立で、向拝も組物もない質実な外観をもち、方丈形式の間取りに長押付の貫を一木で造る堅牢な仕口を見せる。石段及び石垣とともに山里の景観をつくる登録有形文化財。