山形県・昭和
Shōwa山形県 の昭和時代(1926 – 1989)の文化財を一覧で閲覧できます。種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
山形県長井市あら町の旧丸中横仲商店粉蔵は、昭和前期に建てられた木造平屋建の蔵。5棟で唯一の木造で、西面の窓の庇を受ける鉄製持送りの幾何模様と、妻上部のガラリが特徴。2015年に登録有形文化財となった。
山形県南陽市宮内の蔵楽(旧宮内繭市場繭蔵)三号館。昭和2年建築の鉄筋コンクリート造の繭倉庫で、敷地に残る3棟のうち最大の桁行38メートル。蚕糸業で栄えた置賜の歴史を伝え、現在は交流プラザの多目的ホールに使われる。
小嶋総本店三日月稲生社本殿は造り酒屋の中庭にまつる屋敷神の祠で、昭和4年の建築。入母屋造に向拝を付け、内部は折上格天井とする。6.9平方メートルの小さな社殿で、12件で唯一「造形の規範」として登録された。
山形県寒河江市の寒河江市役所庁舎。黒川紀章の設計で昭和42年に開庁した鉄筋コンクリート造の庁舎で、4本のコアから3・4階を吊る構成をもつ。吹抜けには岡本太郎の「光る彫刻・生誕」があり、メタボリズムの影響が明確な戦後モダニズム庁舎。
正法寺川南沢に昭和2年に築かれた堤長24m・堤高3.0mの谷積の練積堰堤。南沢の石堰堤は高さ10尺でほぼ統一され、低い堰堤の連続で渓床勾配を緩め緑の回復に寄与した。平成17年(2005年)に登録有形文化財となった。
正法寺川南沢に昭和2年に築かれた堤長26m・堤高3.0mの谷積の練積堰堤。この堰堤から下流では水通しの幅を広くとる。現場監督は県土木技手補の佐藤總一郎と伝わる。平成17年(2005年)に登録有形文化財となった。
正法寺川南沢の登録堰堤の最下流に昭和2年に築かれた堤長31m・堤高3.0mの谷積の練積堰堤。基礎岩盤に打った均しコンクリートの上に築き、両端に谷積で精緻に石を張った土堤を設ける。平成17年(2005年)に登録有形文化財となった。
山形県庄内町の立谷沢川に昭和28年に完成した瀬場砂防堰堤。堤長193メートル、堤高6メートル、河原の玉石を人の手で積んだ粗石コンクリート造で、副堰堤と二段の水叩きが四段の落差をつくる。平成29年登録。
山形市陣場の田中家住宅の門及び塀。昭和9年(1934年)頃の造りで、主屋の正面に間口4.3メートルの腕木門が立ち、袖塀から東西にのびる塀は延長68メートル。街道沿いの景観をつくるとして平成20年(2008年)に登録有形文化財となった。
鳥海山大物忌神社吹浦口ノ宮後神門及び玉垣は、本殿2棟の側面と背面を囲む総延長51mの玉垣と、背面中央の一間腕木門からなる。昭和14年(1939年)の造営で、平成24年(2012年)に登録有形文化財となった。
鳥海山大物忌神社吹浦口ノ宮中門及び廻廊は、本殿2棟の前面を仕切る昭和14年(1939年)の門と回廊。妻入の中門の東西に桁行5間の廻廊が延び、両端の間を神饌所とする。平成24年(2012年)に登録有形文化財となった。
鳥海山大物忌神社吹浦口ノ宮拝殿及び登廊は約百段の石段を上った先に建つ入母屋造の拝殿で、背面から中門へ登廊が延びる。文化庁DBは昭和18年(1943年)とするが西暦欄は1885。平成24年(2012年)登録有形文化財。
山形県長井市の長井市立長井小学校第一校舎。昭和8年に地元有志の呼びかけで建てられた長さ93メートルの木造総2階建の校舎で、正面玄関を中心に左右対称の外観をもつ。平成31年から学びと交流の施設として公開されている。
ニュー村尾浪漫館離れは山形県上山市新湯にある昭和12年(1937年)の木造平屋建の旅館の離れで、登録有形文化財。池に面して入母屋造の5棟を配して渡り廊下で結び、座敷飾りや欄間、襖絵など豪華な意匠に温泉街の繁栄と格式を伝える。
明善寺本堂は山形県山形市七日町にある昭和9年(1934年)の木造平屋建の本堂で、登録有形文化財。伊東忠太の設計で、正面両脇に鐘楼と鼓楼を設け、向拝と入母屋の妻面を重ねる立面に伊東忠太の作風がよく表れる。
山形県米沢市門東町の吉亭門は、昭和15年に建てられた間口約2.6メートルの一間一戸薬医門。切妻造桟瓦葺に袖塀を伴い、上質の欅材を用いた構えが街路景観に重厚さを与えている。四棟のうち唯一、公道から常時見学できる。
昭和10年に建てられた木造2階建の校舎は、前年の火災からの再建として今も現役で使われている。下見板張りのハーフティンバーと垂直線を強調した素朴な玄関が、上杉神社参道沿いの町並みに溶け込む登録有形文化財。
山形県遊佐町の龍頭寺に建つ開山堂は、昭和8年建立の小堂。下見板張の簡素な外観とは対照的に、堂内は漆塗を多用し、奥の位牌壇上部には天女や牡丹をかたどった鏝絵が施される。鳥海山修験の学頭寺が今に残す登録有形文化財。
山形県上山市、かみのやま温泉の一角に建つ旅館よね本旅館棟。昭和14年築の木造2階建で、モルタル塗の外壁にドリス式の柱形、2階の丸窓、入母屋造の玄関が同居する奇想の意匠が、温泉街の景観をかたちづくる。2011年登録の登録有形文化財。
山形県庄内町の立谷沢川にかかる昭和27年完成の砂防堰堤。月山由来の土砂から庄内平野を守るために築かれた。堤体前面の玉石張りや亀甲積の帯、水通し部の曲線が評価され、瀬場堰堤とともに平成29年に登録有形文化財となった。