兵庫県の登録有形文化財
兵庫県 · 登録有形文化財
兵庫県太子町・斑鳩寺の聖徳殿中殿は、前殿と後殿を繋ぐ大正5年(1916)の連絡殿。伊藤平左衛門の設計で、二重折上格天井の内陣と裳階の側廊をもつ。平成19年に登録有形文化財となった近代仏堂である。
兵庫県芦屋市翠ケ丘の住宅地に通りへ面して建つ池浦家住宅表門は、昭和八年頃の腕木門。切妻造桟瓦葺で軒端を銅板一文字葺とし、板扉や袖塀に斫り目を施す。簡素ながら丁寧なつくりで、二〇二四年に登録。個人住宅のため非公開。
兵庫県加西市三口町に建つ稲岡家住宅主屋は、造り酒屋の事務所を兼ねた明治末期の住宅。入母屋造桟瓦葺のつし二階に虫籠窓を開く伝統的な外観をとりながら、床上部には幅一間の中廊下を通す。平成17年に国の登録有形文化財となった。
兵庫県加西市三口町の稲岡家住宅離れは、主屋の西に接して建つ昭和初期の木造二階建。八畳二室の四周に縁と廊下を廻し、背面東方にはフランス瓦とドイツ壁で仕上げた一室洋館を置く。平成17年に国の登録有形文化財となった。
兵庫県佐用郡佐用町福吉の井上家住宅主屋は、嘉永6年(1853年)建築の木造2階建・茅葺の大型民家。式台を構える南面と、前後二列八室の横割り八間取りに大庄屋の家格が残る。令和6年3月に国の登録有形文化財となった。内部は非公開。
兵庫県佐用郡佐用町福吉の井上家住宅穀蔵は、主屋の北東に建つ江戸末期の土蔵造2階建。石積基礎の上に切妻造妻入の桟瓦葺とし、外壁は中塗仕上で止める。令和6年3月に一括登録された5棟のひとつで、内部は非公開。
兵庫県豊岡市の城崎温泉街を流れる大谿川に架かる王橋は、1925年の北但大震災からの復興事業として1927年に建設された鉄筋コンクリート造の道路橋です。高さ3メートルを超える御影石造の灯籠付き親柱や社寺建築の意匠を取り入れた青銅製装飾の高欄が特徴で、2015年に国登録有形文化財に登録されました。一の湯の前に架かるこの橋は、城崎温泉の景観を代表する存在です。
兵庫県神戸市灘区の大土神社蔵は昭和4年の建立で、建築面積11平方メートルの小土蔵。拝殿側の扉口と背面の換気孔を除き全面を壁とし、内壁は真壁漆喰塗、外壁はモルタル塗。2016年に登録有形文化財となった。
兵庫県神戸市灘区の大土神社鳥居は、江戸後期の石造明神鳥居である。高さ5.2メートル、間口4.1メートル、六甲花崗岩の粗面仕上げで、絞油業で栄えた水車新田の富を映す。2016年に登録有形文化財となった。
兵庫県神戸市灘区の大土神社拝殿及び幣殿は、昭和4年頃の建立。舟肘木と疎垂木という簡明な意匠に対し、内部には幅の広い格天井を張る。建築面積34平方メートル、昭和60年頃に改修。2016年に登録有形文化財となった。
兵庫県神戸市灘区の大土神社本殿は、江戸末期の一間社流造。建築面積わずか1.5平方メートルの社殿に檜の組物と高欄付きの縁を備え、内陣を三室に区画する。水車新田の氏神として、2016年に登録有形文化財となった。
大庄屋・大歳家の隠居した当主が暮らした小屋。主屋の東方、北東の外塀沿いに建ち南東で納屋に連なる。本瓦葺で縁付き6畳間と4畳前室、建築面積56平方メートル。平成11年に9棟一括で国登録された。
屋敷地の南端、南東辺と南西面が交わる入隅部に建つ穀物蔵。桁行3間半、梁間2間の桟瓦葺切妻・平入で、北東の大工部屋と屋根を一体につくる。街路側は軒回り以外を縦板貼とする。建築面積29平方メートル。平成11年国登録。
大歳家の南庭に建つ規模の大きな米蔵。桁行5間、梁間2間半の桟瓦葺切妻・平入で、入口両脇の腰を海鼠壁とする。棟の軸がこの棟だけ微妙にずれ、主屋より古い可能性が指摘される。建築面積51平方メートル。平成11年国登録。
加古川下流沿岸を差配した大庄屋の主屋。天保6年(1835)築で、本瓦葺入母屋造つし2階、建築面積455平方メートル。土間玄関と8室から成り、上段の間に大庄屋の格式がのぞく。9棟一括で平成11年に国登録された。
主屋座敷の縁側の地先に建つ小さな茶室。3畳の茶室と2畳の水屋から成り、桟瓦葺切妻で南に銅板葺の土庇を出す。大庄屋の接客のありようを示す施設として貴重。建築面積18平方メートル。平成11年に国登録された。
大歳家の屋敷の南東辺に沿う長屋・長屋門。約900坪の敷地を街路から画し中央に門を開く。門の北に蔵風の建屋、南に便益棟と大工部屋が連なり、白壁と板貼壁が街並みをつくる。建築面積284平方メートル。平成11年国登録。
屋敷地の北端部、離屋の北西方で北西辺の外塀に沿う土蔵。桁行3間、梁間1間半の瓦葺切妻・妻入で、9棟中最小の17平方メートル。北側の東什器蔵とともに什器を納めた。平成11年に9棟一括で国登録された。
大歳家の屋敷の北西方に建つ離屋で、9棟のうち唯一の明治期建築。簓子下見の入母屋2階建で、階下は3畳間・浴室・便所。主屋オクナンドの北側廊下に接続する。建築面積25平方メートル。平成11年に国登録された。
屋敷地の東北辺と西北辺が交わる入隅部に建つ土蔵。桁行3間、梁間2間の瓦葺切妻で、東南妻面に庇を出して入口を設ける。西什器蔵とともに什器類を納めた。離屋・隠居部屋と裏庭的空間をつくる。建築面積25平方メートル。平成11年国登録。