重要文化財
Important Cultural Property日本の重要文化財を一覧で検索できます。都道府県、時代、カテゴリーで絞り込み、詳しい解説を読み、地図や旅行のヒントで訪問計画を立てましょう。
奈良市の手向山八幡宮に建つ宝庫は、奈良時代にさかのぼる校倉造の倉。もとは東大寺の油倉で、正徳4年(1714年)に現在地へ移築された。正倉院と同じ造りながら柵がなく、桁行三間の壁を間近で観察できる。昭和28年に重要文化財指定。
奈良県桜井市の多武峰にある談山神社。享禄5年再建の十三重塔は木造として世界で唯一現存する。藤原鎌足をまつる朱塗りの社殿が山腹に建ち並び、神仏習合の伽藍配置を今に残す。秋の紅葉と春の桜の名所としても知られる。
奈良市小川町に佇む傳香寺は、天正13年(1585年)に筒井順慶の母が再興した律宗寺院です。本堂は国の重要文化財に指定された桃山時代の建築で、鎌倉時代の「はだか地蔵尊」や奈良三名椿のひとつ「散り椿」でも知られています。
奈良県山辺郡山添村大字北野に鎮座する天神社本殿は、室町中期(応永年間ごろ)の造営と伝わる一間社春日造の小社殿で、大正十二年に国の重要文化財に指定されました。大和高原の自然に抱かれた静かな村の鎮守として、中世神社建築の端正な姿を今に伝えています。神野山や神野寺、鍋倉渓など、山添村の豊かな自然と古刹を訪ねる旅のなかで、ぜひ立ち寄りたい一社です。
奈良県天理市備前町に鎮座する天皇神社の本殿は、応永三年(1396年)に建立された一間社春日造の国指定重要文化財です。周防国の僧侶・頼秀の発願により造営され、棟札が残る貴重な室町初期の社殿建築として高く評価されています。殿内には薬師如来や牛頭天王など四体の神像が安置され、神仏習合の信仰を今に伝えています。
唐招提寺礼堂は桁行十九間の細長い重要文化財で、南八間が仏堂、北十間が僧房の東室、間に馬道が通る。鼓楼の仏舎利を礼拝する堂で、今も釈迦念仏会が営まれる。建立と改築の来歴もあわせて紹介する。
二月堂裏参道に建つ東大寺大湯屋は、僧が身を清めた浴堂。現在の建物は応永15年(1408年)の大改修によるが、源流は重源上人の再建にさかのぼる。内部に残る鉄製の湯船と窯場が中世の入浴を映す。
東大寺廻廊のうち東廻廊は、中門から折れ曲がって大仏殿の東側へ延びる本瓦葺の回廊。享保元年(1716年)から元文2年(1737年)の大仏殿再建に合わせて建てられ、参拝者を大伽藍へ導く重要文化財である。
東大寺廻廊の西廻廊は、中門から折れ曲がって大仏殿の西側へ延びる回廊。東廻廊と対をなし、享保から元文年間の再建で整えられた。指図堂や勧進所が並ぶ西側へと参拝者を導く重要文化財である。
東大寺勧進所経庫は、八幡殿の傍らに建つ校倉造の経蔵。三角材を井桁に組む正倉院と同じ工法で、平安時代前期の建立と考えられる。奈良時代の本坊経庫とは別の、寺に残る複数の校倉のひとつである重要文化財。
奈良市川上町の東大寺墓地に立つ石造五輪塔。屋根形の火輪の平面が三角形をなす珍しい形式で、重源の墓と伝わり、かつては源頼朝の墓とも呼ばれた。鎌倉前期の作とみられ、県内でも最古の部類に属する重要文化財。
明治35年(1902年)竣工、関野貞の設計による近代和風建築。宇治の平等院鳳凰堂をなぞった左右対称の外観に、和風の細部と洋風の構造、イスラム風の窓を併せ持つ。奈良公園に立ち、現在は奈良国立博物館が管理する重要文化財。
奈良市阪原町の南明寺本堂は、鎌倉時代後期の寄棟造・本瓦葺の一堂。明治39年に指定された重要文化財で、堂内には平安期の薬師・釈迦・阿弥陀の藤原三仏がまつられる。柳生街道沿いの簡素な古刹。現在は一般拝観を停止している。
奈良市丹生町の山あいに建つ丹生神社本殿は、嘉吉二年(一四四二)の棟木銘をもつ室町中期の一間社春日造。檜皮葺の屋根が美しく、現存最古級の春日造を残す円成寺など、柳生街道沿いの古社寺とあわせて訪ねたい一棟。
奈良県五條市西吉野町鹿場の斜面に建つ西田家住宅は、17世紀中頃の建築と考えられる中型農家。土間が南半分を占め、北側は前座敷三間取り。垂木構造など中世以来の技法を残し、昭和43年に重要文化財に指定された。
奈良・興福寺の隣に佇む日本聖公会奈良基督教会は、宮大工・大木吉太郎が設計施工した純和風の三廊式教会堂です。1930年竣工、2015年に国の重要文化財に指定。小組格天井や菱格子欄間など日本建築の粋を集めた意匠と、西洋の典礼空間が見事に融合した唯一無二の建築をご紹介します。
奈良県桜井市の安倍文殊院に建つ白山神社本殿は、室町時代後期の一間社流造、正面軒唐破風付・こけら葺の小さな社殿。大正9年に国の重要文化財へ指定された。縁結びの神・菊理媛神をまつる寺の鎮守で、外観は参拝自由で無料。
奈良市北部の佐保路に佇む不退寺の塔婆(多宝塔)。鎌倉時代に建てられた重要文化財で、平安の歌人・在原業平ゆかりの寺に静かな存在感を放つ古建築をご紹介します。
奈良市法蓮町に佇む不退寺の南門は、棟札により正和6年(1317年)の建立と確認される鎌倉時代後期の四脚門。本瓦葺・切妻造で左右に御所塀を備え、板蟇股や冠木上の笈形風装飾は桃山時代の建築の先駆と評価されています。明治37年に国の重要文化財に指定された不退寺南門の歴史と建築の魅力、在原業平ゆかりの「業平寺」境内の見どころ、拝観情報、佐保路の周辺観光情報を詳しく紹介します。
奈良市北部、平城宮跡にほど近い閑静な住宅街にたたずむ不退寺。在原業平ゆかりの古刹として「業平寺」の愛称でも親しまれ、鎌倉時代後期に建てられた本堂は国の重要文化財に指定されています。古代以来の三間四面の平面形式と中世仏堂の内陣・外陣構成、頭貫を虹梁形にする早期の意匠など、建築史上稀有な特徴を今に伝える本堂の見どころと歴史を、周辺の散策コースとあわせてご紹介します。