重要文化財
Important Cultural Property日本の重要文化財を一覧で検索できます。都道府県、時代、カテゴリーで絞り込み、詳しい解説を読み、地図や旅行のヒントで訪問計画を立てましょう。
享保15年に仏門へ入り東雨と号した土屋安親が、晩年に銘した鐔。素銅地の左に干網、右に群千鳥を透彫で抜き、自ら創始したと伝わる金の摺付象嵌で景を引き締める。昭和28年指定の重要文化財で、現在は東京の個人蔵。
永青文庫が伝える細川家文書。平成25年指定の二百六十六通は信長文書約58通や本能寺の変後の明智・秀吉文書を含む。令和7年に九千三百四十六通が追加され、計九千六百十二通の重要文化財となった。肥後熊本藩主細川家伝来の一級史料群。
横65センチの蓋面いっぱいに牡丹唐草文をめぐらせた朝鮮・李朝の螺鈿箱。黒漆地に厚貝を用い、花葉は割貝、茎は截貝で表す李朝螺鈿の典型で、大内氏の対鮮交易にかかわり日本へ伝わった。東京国立博物館が所蔵する重要文化財。
総長59.8センチの合口拵。牡丹と獅子を彫った七所そろいの金物は伝後藤祐乗作で、慶安二年(1649)に加賀藩主前田利常が本阿弥光甫へ命じて一具に仕立てた。揃いの完備した遺例が少なく、出来も優れた重要文化財。
東京国立博物館が蔵する南宋の禅僧・北磵居簡の墨蹟一幅。紹定2年(1229)、蘇州承天寺の万仏閣に登った折の偈頌で、痩硬の筆致が際立つ。記録上もっとも早く茶掛けに用いられた墨蹟とされる。昭和31年指定の重要文化財。
中国・五胡十六国時代の写経の断簡。巻末に「甘露元年三月十七日」の奥書を残し、文化庁は西暦359年とする。法句経に因縁譚を添えた法句譬喩経の巻第三にあたり、紀年を備えた現存最古級の漢訳経典写本のひとつ。台東区立書道博物館蔵の重要文化財。
平安末期に摂関を務めた藤原忠通の漢詩文を集めた古写本。奥書は寿永2年(1183年)、平家都落ちの直前にあたる。没後十九年という早い書写で、忠通の漢詩文を知る中心的な資料とされ、昭和10年に重要文化財に指定された。前田育徳会蔵。
かつて二百巻を超えたという平安後期の法律書『法曹類林』。藤原通憲(信西)の編著と伝わり、現存は数巻のみ。本巻は官吏の人事を扱う巻第百九十七の残巻で、嘉元2年(1304)書写の金沢文庫本。前田育徳会が所蔵し、昭和10年に重要文化財に指定された。
東京・白金台の荏原畠山美術館に所蔵される重要文化財「割高台茶碗」。十文字に断ち割られた高台が放つ大胆な造形美と、近代数寄者・畠山即翁が見出した破格の魅力を、朝鮮王朝時代16世紀の高麗茶碗の歴史とともにご紹介します。
東京国立博物館所蔵の重要文化財「紙本著色北野天神縁起(断簡八図/弘安本)」は、弘安元年(1278年)に制作された天神縁起絵巻の貴重な断簡です。学問の神・菅原道真公の生涯と北野天満宮の創建を描いた、鎌倉時代を代表する物語絵画の魅力を紹介します。
高村光雲が1893年のシカゴ万国博覧会に出品し優等賞を受賞した木彫の傑作「老猿」。日本の伝統的な木彫技法と西洋の写実主義を融合させた重要文化財の魅力、制作秘話、東京国立博物館での鑑賞ガイドをご紹介します。
徳島県鳴門市に鎮座する宇志比古神社本殿は、慶長4年(1599年)建立の県内最古の神社建築であり、国の重要文化財に指定されています。
徳島県阿波市・四国八十八ヶ所第10番札所切幡寺の中腹に立つ切幡寺大塔(重要文化財)は、豊臣秀頼が父秀吉の菩提を弔うため慶長12年(1607年)に大坂住吉神宮寺に建立した塔を、明治の廃仏毀釈を受けて切幡寺が救い出し、10年の歳月をかけて移築した建造物です。初重方五間・二重方三間の二重塔は現存唯一の形式で、失われた塔建築の姿を今に伝える貴重な遺構です。
徳島市南部に佇む曹洞宗の名刹・丈六寺。その境内に慶安元年(1648年)に再建された観音堂は、桁行三間・梁間四間、二重・寄棟造・本瓦葺という珍しい二重仏堂形式の国指定重要文化財です。堂内には平安末期作で像高約3メートルの聖観世音菩薩坐像が安置され、通年拝観できる貴重な古仏として多くの参拝者を迎えています。三門・本堂・経蔵とともに「阿波の法隆寺」と讃えられる伽藍の魅力、歴史、アクセスを詳しく紹介します。
丈六寺の三門は三間三戸の二階二重門で、室町後期の建立。年代の判明する建物として徳島県内で最も古い遺構です。重なり合う屋根や紅葉に染まる参道、そして寺に伝わる血天井とともに、阿波の法隆寺と呼ばれる禅刹をたどります。
徳島市の曹洞宗・丈六寺の本堂は、寛永6年(1629年)に徳島藩主・蜂須賀家政が娘の供養のため再建した方丈を起源とする。約15ミリ面取りの柱に江戸初期の特色を残し、血天井の伝承でも知られる重要文化財建築である。
徳島県の観音寺・敷地遺跡から出土した木簡213点、木器・木製品292点、土器353点など計922点の重要文化財。7世紀の「論語」木簡や8世紀の「勘籍」木簡をはじめ、古代阿波国府の行政・祭祀・生活の実態を網羅的に伝える貴重な考古資料群を、入館無料のレキシルとくしまでご覧いただけます。
栃木県那須塩原市にある旧青木家那須別邸は、明治時代に外務大臣を務めた青木周蔵が建てたドイツ風洋館で、国の重要文化財に指定されています。ドイツで12年間建築を学んだ松ヶ崎萬長が設計した日本国内唯一の現存作品で、鱗型スレートの外壁やドイツ式木造架構など、独特の建築技法が見どころです。那須野ヶ原の開拓と明治元勲の暮らしを今に伝える貴重な文化遺産です。
栃木県益子町にある円通寺表門は、応永9年(1402年)建立と伝わる唐様式四脚門の重要文化財。大胆かつ独創的な意匠と流麗な彫刻が室町時代の特色を今に伝えます。
栃木県真岡市に鎮座する大前神社は、1500年以上の歴史を持つ延喜式内社です。だいこく様とえびす様を祀り、宝永4年(1707年)建立の本殿と17世紀末期の拝殿及び幣殿は、名工・島村円哲による極彩色の装飾彫刻が施され、平成30年に国の重要文化財に指定されました。北関東における装飾神社建築の先駆けとして高い歴史的価値を有しています。