三重県の登録有形文化財
三重県 · 登録有形文化財
伊賀焼窯元・長谷園の住まいを囲む三つの門と総延長106mの土塀。主屋正面の四脚門の表門、別荘正面の瀟洒な腕木門の西門、銅板葺の中庭門からなり、腰を竪板張として建物と景観をそろえる。2015年に登録有形文化財。
中森家住宅井戸屋形及び板塀は三重県伊賀市上野玄蕃町にある江戸末期の工作物。主屋西側に建ち、西半に石製井戸枠を据え、東半を飛び石の通路とする。板塀は蔵まで延びて中庭と外庭を画する。平成26年登録、非公開。
中森家住宅蔵は三重県伊賀市上野玄蕃町にある江戸末期の土蔵。敷地西端、旧上野城外堀の位置にあたる擁壁際に建つ二階建で、登録六棟のうち唯一の本瓦葺、小屋は登り梁形式とする。平成26年登録、個人所有で非公開。
中森家住宅主屋は三重県伊賀市上野玄蕃町の旧武家町に建つ江戸末期の住宅。藤堂新七郎家の陪臣であった中森家の屋敷で、奥に四室を食い違いに配し、八畳主室のトコと棚は質実な造作にとどまる。平成26年登録、個人所有で非公開。
中森家住宅離れは三重県伊賀市上野玄蕃町にある大正前期の座敷棟。主屋の北西に渡り廊下でつながり、六畳二室に縁側を廻らす。西室のトコ、棚、付書院は軽やかで、武家住宅の近代における変容を示す。平成26年登録、非公開。
中森家住宅前蔵は三重県伊賀市上野玄蕃町にある江戸末期の土蔵。桁行梁間とも三メートル、建築面積9.1平方メートルの小規模な建物ながら、通りに面して門及び土塀と並び武家地の景観を構成する。平成26年登録、外観は公道から見られる。
中森家住宅門及び土塀は三重県伊賀市上野玄蕃町にある江戸末期の工作物。間口一・八メートルの一間腕木門に板扉を吊り、前蔵との間に潜戸を開く。北へ延びる土塀とともに武家屋敷の表構えを構成する。平成26年登録。
中六店舗は三重県志摩市磯部町上之郷にある昭和4年(1929年)の木造2階建の店舗で、登録有形文化財。伊勢神宮の別宮伊雑宮の門前に建ち、神社側に妻を見せ、2階に大きな掃き出し窓を設けた軽快で開放的な外観をもつ。
三重県津市香良洲町の八太正太夫酒店蔵及び蔵前は、土蔵造二階建の店蔵と木造二階建の蔵前が前後に接続する明治中期の商家建築。蔵前二階に設けた数寄屋風の小座敷が望楼風の外観を生んでいる。平成25年3月29日登録。
三重県津市香良洲町の八太正太夫酒店主屋は、明治前期の当初主屋に明治後期の新座敷と角屋を継ぎ足した木造平屋建。西の妻面を切妻造、東の妻面を入母屋造とする屋根が増築の順序を示す。酒造と地主を代々務めた家の住まいで、平成25年3月29日登録。
三重県津市香良洲町の八太正太夫酒店角蔵及び化粧室は、建築面積8.5平方メートルの土蔵と木造付属屋からなる、四棟中で最小の建物。玉石積の基礎、下見板、鉢巻が外周道路からの見えを整える。平成25年3月29日登録。
三重県津市香良洲町の八太正太夫酒店向い座敷及び下の蔵は、明治後期の木造座敷の北側に土蔵造二階建が接続する一棟。西面には南から下の蔵、向かい座敷、蔵前、店蔵、角蔵が連続し街路景観を形づくる。平成25年3月29日登録。
服部家住宅表門は三重県四日市市小杉町にある昭和12年(1937年)頃の四脚門で、登録有形文化財。道路に面して格式ある表構えをつくり、大津壁風の卵黄色の壁、腰の杉の一枚板、欄間の埋もれ木など細部に凝った造作をもつ。
服部家住宅主屋は三重県四日市市小杉町にある昭和9年(1934年)の米穀商の住宅で、登録有形文化財。起り屋根の入母屋造で外壁を杉皮張とし、1階に数寄屋風、2階に書院造風の座敷、洋室の応接間と食堂を備える。
服部家住宅土蔵は三重県四日市市小杉町にある昭和11年(1936年)頃の家財蔵で、登録有形文化財。渡廊下で主屋とつながる土蔵造2階建で、外壁のモルタルの洗出しや刷毛引き、火打付きのトラスに近代の技法を取り入れる。
服部家住宅納屋は三重県四日市市小杉町にある昭和13年(1938年)頃の木造平屋で、登録有形文化財。書生室を含む計画から一室土間の納屋として完成し、入母屋造の屋根と杉皮張の外壁を主屋にそろえて丁寧に造る。
三重県伊賀市島ヶ原の福岡醤油店は、明治37年(1904年)に建てられ、今も醤油造りが続く醸造蔵。長さ6メートルの竿で搾るキリン式圧搾機や吉野杉の木桶を今も使う。蔵は年中見学でき、無料見学は電話で予約する。
三重県紀北町の古里歩道トンネル(旧海野隧道)は、熊野街道の改修で大正3年(1914年)に造られた延長208メートルの煉瓦造の隧道。盾状の迫り石で縁取った坑門と、ガス灯の道具を収めるニッチを残す。今も通行できる。
三重県松阪市の松阪市文化財センター。大正12年に鐘淵紡績松阪支店の原綿倉庫として建てられた長さ約74メートルの煉瓦造の倉庫で、イギリス積みの長大な外観を残す。市が改修してギャラリーなどに使い、国宝の埴輪も保管する。
三重県四日市市東坂部町の三重郷土資料館。大正5年に三重村役場の書庫として建てられた黒漆喰仕上げの土蔵造2階建で、昭和51年に地元の尽力で移築された。北面の大窓と鉄扉、「三重」の鬼瓦が役場の歴史を伝えている。