国宝

National Treasures

都道府県、時代、種類別に日本の国宝を閲覧できます。寺院、神社、城、美術館での見どころを分かりやすく解説し、地図や旅行のヒントもご紹介します。

1,201 国宝 全国47都道府県
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賢愚経残巻(大聖武)二百六十二行
東京都 奈良 国宝
賢愚経残巻(大聖武)二百六十二行

聖武天皇筆と伝わる奈良時代の写経、賢愚経残巻(大聖武)。東大寺旧蔵の名筆で、巻子のまま残る数少ない国宝の一つ。一行十二字ほどの大字を白い荼毘紙に記し、手鑑の巻頭を飾る名品とされた。東京国立博物館で数年に一度公開される。

絹本淡彩鷹見泉石像〈渡辺崋山筆〉
東京都 江戸 国宝
絹本淡彩鷹見泉石像〈渡辺崋山筆〉

天保8年(1837年)、渡辺崋山が古河藩家老で蘭学者の鷹見泉石を描いた肖像画。西洋の陰影法による写実的な顔貌と、東洋画の筆法による装束を一画面で融合させた崋山の代表作で、昭和26年に国宝へ指定された。東京国立博物館蔵。

絹本著色一遍上人絵伝〈法眼円伊筆/巻第七〉
東京都 鎌倉 国宝
絹本著色一遍上人絵伝〈法眼円伊筆/巻第七〉

全十二巻のうち本来の巻第七だけが、藤沢の本体を離れて東京国立博物館に伝わる国宝絵巻。時宗の開祖一遍の遊行を描き、近江の関寺から京都へ、市屋道場の踊念仏が絹本に活写される。正安元年(1299年)、法眼円伊筆。

絹本著色鶉図
東京都 南宋 国宝
絹本著色鶉図

画面わずか縦24.2cmの小品ながら、南宋画院の花鳥画の頂点を示す国宝。伝・李安忠筆で、枸杞のかたわらを歩む一羽を精緻に描く。足利義教の鑑蔵印を捺し、東山御物に列なる名品。根津美術館蔵、展示は不定期。

絹本著色春日権現験記絵〈高階隆兼筆〉
東京都 鎌倉 国宝
絹本著色春日権現験記絵〈高階隆兼筆〉

奈良・春日社の神々の霊験譚を集めた、全二十巻九十三段の絵巻。延慶二年(一三〇九)ごろ宮廷絵師の高階隆兼が絹本に描き、当初の鮮やかな濃彩が塗り直されることなく完存する。令和三年に国宝指定された、鎌倉やまと絵の頂点。

絹本著色孔雀明王像
東京都 平安 国宝
絹本著色孔雀明王像

東京国立博物館の国宝、絹本著色孔雀明王像。平安十二世紀、現存唯一の孔雀明王像で、截金・金箔・金泥を使い分けた華やかな装飾と、柘榴形の吉祥果に込めた安産祈願の図像が見どころ。原本は本館国宝室で期間を限って公開される。

絹本著色紅白芙蓉図
東京都 南宋 国宝
絹本著色紅白芙蓉図

南宋の宮廷画家・李迪が慶元三年(一一九七)に描いた国宝。白く咲いて一日のうちに紅へ染まる酔芙蓉を、繊細な筆と微妙な階調で写実的にとらえた二幅で、もと冊仕立を対幅に改めた小品である。東京国立博物館が所蔵する。

絹本著色虚空蔵菩薩像
東京都 平安 国宝
絹本著色虚空蔵菩薩像

東京国立博物館が所蔵する国宝。日本に現存する虚空蔵菩薩の絵画として最も古く、12世紀の截金や銀泥による繊細な彩色で知られる。海上の蓮華座に坐す姿を、月を表す大きな円光が包む、平安仏画屈指の名品である。

絹本著色十六羅漢像
東京都 平安 国宝
絹本著色十六羅漢像

東京国立博物館が所蔵する国宝十六羅漢像は、11世紀平安時代に絹へ描かれた現存最古の羅漢図。滋賀の聖衆来迎寺に伝来し、絹の裏から彩る裏彩色が澄んだ色調を生む。色紙形に羅漢の名と住処を記し、平安貴族の優美な感性をうかがわせる16幅の名品。

絹本著色千手観音像
東京都 平安 国宝
絹本著色千手観音像

東京国立博物館が所蔵する国宝。平安時代12世紀、絹に描かれた千手観音像で、四十二臂の周囲を小さな手が円形に取り巻く。衣や光背を彩る截金が華やかで、実業家・川崎正蔵の旧蔵品として知られる平安仏画の代表作。

絹本著色動植綵絵〈伊藤若冲筆〉
東京都 江戸 国宝
絹本著色動植綵絵〈伊藤若冲筆〉

伊藤若冲が四十代から五十代にかけて描き継いだ国宝・動植綵絵。鶏や鳳凰、魚や虫を絹本に著した三十幅は花鳥画の到達点とされる。相国寺への寄進を経て現在は皇居三の丸尚蔵館が保管し、2026年秋の再開館を控える。

絹本著色那智滝図
東京都 鎌倉 国宝
絹本著色那智滝図

東京・根津美術館が所蔵する国宝。鎌倉時代に描かれ、那智滝そのものを飛瀧権現の御神体とした唯一の垂迹画。縦160.7センチの大幅で、やまと絵に宋元画の墨と金泥を交え、上部に月輪を配して聖性を示す。公開はまれな名品。

絹本著色普賢菩薩像
東京都 平安 国宝
絹本著色普賢菩薩像

東京国立博物館が所蔵する平安時代12世紀の国宝仏画。六牙の白象に乗る普賢菩薩を描き、条帛や裙に施された截金の精緻な文様、宋風を取り入れた繊細な肉身表現が見どころです。絵画指定番号第一号に置かれた一幅。

絹本著色林檎花図
東京都 南宋 国宝
絹本著色林檎花図

団扇形の絹に林檎の一枝を描いた宋代中国の小品で、蕾、ほころびかけ、満開までの花が一本の枝の上に並び、短い花の時間が読み取れる。北宋の趙昌の作と古来伝わるが制作は南宋とされ、昭和31年に国宝指定。東京・荏原 畠山美術館の所蔵。

絹本墨画淡彩出山釈迦図「道有」の鑑蔵印がある〈梁楷筆〉/絹本墨画淡彩雪景山水図「道有」の鑑蔵印及び「雑華室印」の印がある〈梁楷筆〉/絹本墨画淡彩雪景山水図「道有」の鑑蔵印及び「雑華室印」の印がある
東京都 南宋 国宝
絹本墨画淡彩出山釈迦図「道有」の鑑蔵印がある〈梁楷筆〉/絹本墨画淡彩雪景山水図「道有」の鑑蔵印及び「雑華室印」の印がある〈梁楷筆〉/絹本墨画淡彩雪景山水図「道有」の鑑蔵印及び「雑華室印」の印がある

東京国立博物館が所蔵する国宝の三幅対。南宋の宮廷画家・梁楷の出山釈迦図と雪景山水図に、伝梁楷の雪景山水図を加えた構成で、足利義満の東山御物として伝わった。三幅は2007年に一件の国宝として統合指定されている。

絹本墨画淡彩風雨山水図〈伝馬遠筆〉
東京都 南宋 国宝
絹本墨画淡彩風雨山水図〈伝馬遠筆〉

聳える山々のなか、傘をすぼめた一人の男が雨中を急ぐ。南宋の宮廷画家・馬遠の筆と伝わる国宝の絹本墨画淡彩山水図です。早く日本に渡り、室町時代の水墨画の手本となった静嘉堂の名品を、見どころとともに解説します。

元暦校本万葉集
東京都 平安 国宝
元暦校本万葉集

巻第二十の奥書に元暦元年(1184年)の校合が記されることから名づけられた、平安期の『万葉集』写本。五大万葉集のなかで最も歌数が多く、能書十五人ほどによる寄合書で、紫と藍の飛雲を漉き込んだ鳥の子紙に書かれる。

興福寺金堂鎮壇具
東京都 奈良 国宝
興福寺金堂鎮壇具

明治7年(1874)、興福寺中金堂の須弥壇下から出土した奈良時代の鎮壇具。金銅・銀の器や鏡、金塊、和同開珎などおよそ1400点に及び、現存する寺院の鎮壇具で最も多彩な一群として国宝に指定。東京国立博物館が所蔵する。

古今集〈伝藤原清輔筆〉
東京都 平安 国宝
古今集〈伝藤原清輔筆〉

前田育徳会が所蔵する国宝『古今集〈伝藤原清輔筆〉』。平安・12世紀に書写された上下2帖の写本で、原本の失われた古今集を復元する手がかりとなる「清輔本」系統の主要伝本。清輔自筆かをめぐる学術的留保と本文史的価値を読み解く。

古今集巻第十九残巻(高野切)
東京都 平安 国宝
古今集巻第十九残巻(高野切)

前田育徳会が所蔵する国宝。現存最古の古今集写本「高野切」のうち、三人の能書による寄合書の第三種にあたる巻第十九残巻で、十一世紀中頃の書写。長歌などの雑体の歌を収め、切れ味の鋭い筆線と流麗な連綿に平安仮名の到達を示す。