江戸
Edo江戸時代(1603 – 1868)の日本の文化財を一覧で閲覧できます。都道府県・種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
平成28年(2016年)に一括指定された延暦寺の11棟。文殊楼、最澄の廟所浄土院の3棟、良源を祀る四季講堂、天海の慈眼堂など、焼き討ち後の17世紀に比叡山の三塔と山麓の坂本で再興された堂舎群で、大津市に点在する。
比叡山東塔に建つ延宝6年(1678年)ごろの戒壇堂。3間四方の宝形造に裳階をめぐらせて二重屋根に見せ、内部の石の戒壇に釈迦・文殊・弥勒を祀る。天台僧が大乗戒を受けるための堂で、明治34年(1901年)に国の指定を受けた重要文化財。
比叡山東塔の根本中堂の前庭を囲む寛永17年(1640年)の廻廊。折れ曲がる41間に唐破風の表口と車寄を配し、屋根は栩葺。平成28年からの大改修中で、中庭の修学ステージから屋根を見下ろせる。明治32年(1899年)指定。
寛永11年(1634年)に山麓坂本の東照宮本地堂として建てられ、先代の焼失後に比叡山東塔へ移された大講堂。和様を基調に禅宗様を交えた7間×6間の堂で、比叡山で学んだ各宗派の宗祖の像を祀る。昭和62年に重要文化財に指定。
滋賀県大津市の大津別院に建つ重要文化財の書院。寛文十年(一六七〇)に地震で倒れた先代を再建したもので、中庭を囲むコの字型の平面をもつ。手前の部屋に龕・炉・棚を設けた珍しい構成で、天井や襖には草花や花鳥が彩り豊かに描かれる。
滋賀県大津市にある大津別院本堂は、教如が慶長5年(1600)に開いた東本願寺別院の中心建築。現在の堂は慶安2年(1649)の再建で、外陣を広くとった大型の真宗本堂。入母屋造本瓦葺の重要文化財で、拝観は事前連絡が必要。
滋賀県草津市の芦浦観音寺に立つ観音寺書院は、桁行11.9メートル、入母屋造・こけら葺の江戸前期の建物。明治40年に国の保護対象となり、寺伝では貞享2年に将軍の宿館・永原御殿から移築された。国史跡の境内に残る重要文化財。
滋賀県東近江市五個荘町金堂町の弘誓寺本堂は、宝暦14年に主要部が完成した桁行五間の大型真宗本堂である。広縁と天井の高い外陣、丸柱の多用に発達した意匠を示し、造営文書4点とともに昭和62年に重要文化財に指定された。
滋賀県犬上郡甲良町尼子の甲良神社権殿は、寛永11年建立の一間社流造・檜皮葺の社殿である。明治16年に本殿から仮殿へ移されて残り、昭和25年の解体修理で見つかった墨書により年代が判明した。大正4年に重要文化財指定。
西教寺本堂は、大津市坂本の天台真盛宗総本山西教寺に元文4年(1739年)に建てられた仏堂で、1986年に重要文化財。桁行7間・梁間6間に裏堂を付け、蟇股の猿の彫刻や外陣の手白猿像が見どころ。拝観時間内に参拝できる。
西徳寺本堂は正徳3年(1713年)に建てられた桁行16.5メートルの仏堂で、昭和61年に国の重要文化財に指定された。この規模で茅葺と妻入を保つ例は少ない。浅井氏重臣赤尾氏の本貫地、長浜市木之本町赤尾に建つ。
日野町松尾の黄檗宗・正明寺の本堂。後水尾上皇から賜った内裏の建物を移したと伝わる檜皮葺の仏堂で、正保2年(1645年)の建築、昭和5年(1930年)重要文化財指定。蔀戸や舞良戸に残る御所の名残と見学方法を紹介。
滋賀県長浜市の長浜別院大通寺の含山軒と蘭亭。江戸時代前期の客殿・書院で、内部の障壁は狩野山楽・山雪や円山応挙の筆と伝わる。伊吹山を借景とする含山軒庭園と蘭亭庭園は国の名勝で、座敷から眺めることができる。
滋賀県長浜市の真宗大谷派長浜別院大通寺の広間(大広間)。江戸時代前期の寄棟造の建物で、桁行21.9メートル、梁間20.9メートルの大規模な広間。本堂とともに伏見城の遺構と伝わり、桃山文化の華やかさを伝える。
滋賀県長浜市の真宗大谷派長浜別院大通寺の本堂。明暦3年建立の背面九間に広がる入母屋造の大仏堂で、伏見城の殿舎を教如の御影堂を経て移したという伝説がある。長浜市は豪壮で釣り合いのとれた、どっしりとした建物と評する。
千代神社本殿は滋賀県彦根市京町一丁目にある寛永15年(1638年)の三間社流造、檜皮葺の本殿で、重要文化財。正面3間の社殿で、前に長く延びる流造の屋根を檜皮で葺く、江戸時代前期の彦根の神社建築である。
百済寺本堂は滋賀県東近江市百済寺町にある湖東三山の一つ、百済寺の慶安3年(1650年)の本堂で、重要文化財。織田信長の焼き討ち後に再建され、中世以来の仏堂形式を保ちながら近世的で平明な空間構成を示す。
滋賀県大津市坂本本町にある日吉大社末社東照宮。寛永11年に造営された本殿・石の間・拝殿が大正6年に、唐門と透塀が昭和31年に重要文化財へと指定されている。総黒漆塗りに極彩色を重ねた権現造の社殿である。
旧宮地家住宅は滋賀県長浜市国友町から近江八幡市安土町に移された江戸時代の茅葺の民家で、重要文化財。入母屋造・妻入の小型の住宅で、平面は単純、構造も素朴だが、内部の保存がよく古様を伝える貴重な民家である。
滋賀県大津市葛川坊村町の明王院は、貞観元年に相応和尚が開いた天台修験の道場。本堂・護摩堂・庵室・政所表門の四棟と石垣を含む境内地が平成5年に重要文化財に指定された。拝観無料で、7月18日には太鼓まわしが営まれる。