江戸
Edo江戸時代(1603 – 1868)の日本の文化財を一覧で閲覧できます。都道府県・種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
雲峰寺書院は正徳6年(1716年)建立、桁行14.6メートルの寄棟造・茅葺で、住宅として登録された江戸中期の重要文化財。四棟のうち最も新しく、通常は庭を囲む塀越しに外から見学する。
甲府・湯村山の斜面に岩盤を削って建つ塩沢寺地蔵堂は、石造地蔵菩薩坐像をまもる江戸前期の覆堂。桁行四間の小堂ながら昭和24年に重要文化財へ指定された。護摩で黒く煤けた堂内と、年に一度だけ開かれる厄除地蔵尊大祭が訪ねる人を迎える。
元和元年(1615年)に谷村藩主の鳥居成次が建てた一間社入母屋造・向拝唐破風造の本殿。漆塗りに彫刻と鍍金金具を用いた意匠は近畿の桃山建築に見劣りしないと文化庁は評価する。昭和28年に重要文化財に指定。
窪八幡神社末社比咩三神本殿は寛永2年(1625年)徳川忠長再建と伝わる一間社流造の本殿。池の中島に建ち、白・朱・黒に塗り分け金箔を施した総漆塗りで、境内の重要文化財9件のなかで唯一の江戸時代の社殿である。
山梨県甲府市の甲斐善光寺の善光寺山門。宝暦4年の焼失後、本堂に先立って明和4年に上棟した五間三戸の楼門で、棟高15メートル。和様と禅宗様を折衷した華麗な建築で、両脇には未完成と考えられる仁王像が安置されている。
山梨県甲府市の甲斐善光寺の善光寺本堂(金堂)。宝暦4年の焼失後に再建され、天明5年上棟、寛政8年落慶の撞木造の大仏堂で、総高27メートル。中陣天井の「鳴き龍」や戒壇廻りで知られ、江戸後期を代表する大規模建築。
高室家住宅は山梨県甲府市高室町にある医家の屋敷で、重要文化財。甲府勤番の医家を務めた家で、天明8年(1788年)の主屋に薬の調合所や薬草を乾かすつし2階を残す。約5,000平方メートルの屋敷地に長屋門や離れ、6つの蔵など9棟が並ぶ。
山梨県北杜市小淵沢町の旧平田家住宅は、桁行19.7メートルの茅葺民家。江戸中期の名主屋敷で、一間間隔の柱や広い土間に古式を残し、平成元年に重要文化財となった。JR小淵沢駅から徒歩10分、一般公開されている。
門西家住宅は、山梨県身延町湯之奥にある17世紀後期の民家で、昭和39年(1964年)に重要文化財となった。桁行14.7メートルの入母屋造・茅葺で広間型の間取りをもち、富士川流域の古い民家の代表とされる。
櫻林家住宅米蔵及び道具蔵は、甲府市宮原町の医家の屋敷で奥座敷の北に建つ明治時代後期の土蔵造の蔵。西は屋根裏まで吹抜の米蔵、東は二階を設けた道具蔵で、南面いっぱいに下屋を付け、北面には窓を並べる実用の蔵である。
櫻林家住宅東文庫蔵は、甲府市宮原町の医家の奥座敷北側に接続する江戸時代末期の土蔵で、敷地内で最も古い建物とされる。白い漆喰の外壁に鼠漆喰の腰を回し、煉瓦積の布基礎の上に建つ土蔵造二階建ての家財蔵である。
萩原家住宅西座敷は、山梨県甲州市勝沼宿の西店舗の奥に接続する江戸末期の平屋の座敷棟。妻面を白漆喰で塗籠め、中央の土間の西に意匠の異なる座敷二室を並べ、後方にクジョウノマが突き出す。平成30年に国の登録。
萩原家住宅西店舗は、山梨県甲州市の旧甲州街道勝沼宿に建つ江戸末期の木造2階建の店舗。奥行三間の浅い建物で1階をミセとし、正面に面格子・揚戸・大戸の構えがよく残る。平成30年に国の登録有形文化財となった。
萩原家住宅東店舗兼主屋は、山梨県甲州市の旧甲州街道勝沼宿に建つ江戸末期の大規模な町家。幅一間半の通り土間と二列の部屋、通りに面した千本格子と跳ね上げ式の大戸を残し、平成30年に国の登録有形文化財となった。
萩原家住宅(旧大木家住宅)翁姿庵茶室は、山梨県甲府市湯村に建つ江戸末期の茅葺の茶室。二畳台目向板の茶席と水屋を火灯口でつなぎ、煤竹の廻縁やキリ板の天井など材料を吟味する。令和7年に国の登録有形文化財となった。
身延山久遠寺三昧堂は西谷の高台に南面する文政5年の堂で、昭和16年に現在地へ移築された。入母屋造妻入に向唐破風の向拝を付け、側廻りに尾垂木付三手先の詰組を並べ、向拝を緻密な彫刻で飾り、内部を二重折上格天井とする。
身延山久遠寺発軫閣は総門の内側、参道に直交する石段の上に建つ元文4年の堂で、登録27棟のうち最も古い。入母屋造妻入で向拝と左右の張出しを持つ。内陣の鏡天井に飛天を描き、外陣の格天井の格間に龍を陽刻するなど装飾が豊かである。
身延山久遠寺本地堂は本坊域の背後に南面して建つ嘉永5年の堂で、平成24年に改修された。方形の楼造で、擬宝珠高欄付の縁を三手先で受け、上層は尾垂木付三手先と二軒繁垂木で深い軒をつくる。宝形造の屋根の頂に宝珠を載せる。
飯道神社本殿は滋賀県甲賀市信楽町宮町にある慶安2年(1649年)の入母屋造・檜皮葺の本殿で、重要文化財。正面に千鳥破風と軒唐破風を重ねて3間の向拝を付け、宮殿・棟札・銘札・古材が附として指定されている。
滋賀県大津市の圓満院宸殿は、元和5年に徳川和子の御殿として京都御所内に造営され、正保4年に明正天皇から下賜されたと伝わる書院建築である。桁行19.7メートル、こけら葺の入母屋造で、明治35年に重要文化財に指定された。