和歌山県・江戸
Edo和歌山県 の江戸時代(1603 – 1868)の文化財を一覧で閲覧できます。種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
和歌山県御坊市の老舗醸造所・堀河屋野村で、もろみを絞り、薪の火で醤油を火入れして瓶に詰める作業蔵です。煉瓦造りの背の高い煙突とコンクリート造のムロが醸造所の景観を特徴づける、2014年登録の有形文化財です。
堀河屋野村の第一仕込蔵は、醤油もろみを熟成させる江戸末期の蔵です。柱や梁にまで麹菌が付着し、空気をよく通す中塗りの壁とともに、添加物を使わない手仕事の醸造を今も支えています。2014年に登録されました。
堀河屋野村の店舗兼主屋は、御坊の新町通りに面する江戸末期の町家です。ベンガラ塗りの木部と出格子、アガリトと呼ばれる板床が独特の地方色を残し、来訪者を迎える唯一の登録建物となっています。2014年登録。
堀河屋野村の土蔵は、敷地のほぼ中央に立つ江戸末期の土蔵造の二階建てです。厚い土壁が火災や湿気から醸造の道具や家財を守り続け、その堅固な姿が醸造所全体の配置をまとめています。2014年に登録されました。
堀河屋又兵衛家住宅主屋は、御坊の寺内町の中心部に建つ江戸末期の町家です。軒下のオダレと正面の出格子が独特の地方色をよく残し、日高別院裏の通りの歴史的な景観を構成しています。2014年に登録されました。
和歌山県橋本市に残るみそや別館下蔵は、文化5年(1808年)に建てられた江戸後期の土蔵です。高野山参詣の宿場町として栄えた橋本の商家文化を今に伝える国登録有形文化財で、主屋・上蔵とともに貴重な建築群を形成しています。紀ノ川沿いの歴史ある町並みとあわせて鑑賞できる、隠れた和歌山の文化財スポットです。
和歌山県海南市で棕櫚や薬種を商った山本勝之助商店の主屋。江戸末期の居室部に、明治三十九年、高欄付きの縁をめぐらす三階建ての座敷部を増築した。黒漆喰の真壁と段違いの瓦屋根が、街道沿いの景観を特徴づけている。
橋本市の真言律宗の古刹、地元で「大寺」と呼ばれる利生護国寺。重要文化財の本堂前に立つ江戸中期の四脚門は、柱間3.6メートルと大きく建ちが高い。中世以来の寺観をしのばせる、2019年登録の登録有形文化財である。
楞厳寺の境内を段状に造成する江戸末期の石段と石垣。地元の流紋岩を用い、基部は野面積、前庭より上は切石積とし、東と南に入口を開く。東に二四段・南に二〇段の石段が南へ折れる。本堂とともに山里の寺院景観を構成する登録有形文化財。
色川地区大野の高台に建つ臨済宗妙心寺派の本堂。安政4年(1857年)の建立で、向拝も組物もない質実な外観をもち、方丈形式の間取りに長押付の貫を一木で造る堅牢な仕口を見せる。石段及び石垣とともに山里の景観をつくる登録有形文化財。
高野山の入口に建つ西南院が所蔵する重要文化財。四天王とその軍勢を統べる護国の忿怒尊・大元帥明王を描く掛幅。秘法ゆえ遺品が少なく貴重で、文化庁は中国・元時代の作と記録する。常時公開ではなく、高野山霊宝館で管理される。
金剛峯寺が所蔵する重要文化財。中国元時代に描かれ、海を越えて高野山に伝わった請来仏画である。寺伝は薬師如来と呼ぶが、明確な持物を欠くため、国の指定名称は単に如来像とする。和様とは異なる大陸の作風が見どころ。
和歌山県高野山の遍照光院に伝わる、江戸時代中期の文人画を代表する画家・池大雅による襖絵十面。昭和27年(1952年)に国宝に指定された、日本南画の最高峰の一つです。山中の庵に集う高士を描く《山亭雅会図》四面を含み、大雅芸術の円熟期を象徴する稀有な大画面作品。創建千二百年を超える高野山の名刹に今もなお伝えられています。