愛知県の登録有形文化財
愛知県 · 登録有形文化財
愛知県立碧南高等学校正門門柱は、昭和4年(1929年)頃に旧碧南国民学校の正門として据えられた花崗岩製の石柱。こぶ出し仕上げの主柱2本が残り、平成29年(2017年)に県立高校13校の門柱とともに登録された。
愛知県刈谷市の愛知製鋼刈谷工場旧試作工場西棟は、昭和9年建設の木造平屋建工場。外壁の亜鉛鉄板張と方杖による耐震の工夫が評価され、平成30年に登録有形文化財に登録された。刈谷駅から徒歩15分、事前申込制で見学できる。
愛知県刈谷市の愛知製鋼刈谷工場旧試作工場東棟は、昭和9年建設の木造平屋建工場。昭和10年にA1型試作乗用車の第1号車が完成した場所で、平成30年に登録有形文化財に登録された。刈谷駅から徒歩15分、事前申込制で見学できる。
愛知大学旧本館は明治41年(1908年)に陸軍第15師団司令部として建てられた木造2階建の庁舎。コの字形の平面と白い下見板張の外壁が明治末の兵営建築の標準化を伝え、現在は愛知大学記念館として平日無料で公開されている。
安久美神戸神明社神楽殿は明治18年、社が現在地へ遷った年の建築で、境内の登録有形文化財5棟のうち最も古い。舞台には舟底天井が架かり、奥の板壁に松を描き、アト座北面に切戸口を開くなど、能舞台の要素を備えている。
安久美神戸神明社神庫は、昭和5年に建てられた鉄筋コンクリート造の宝物庫である。防火のため近代構造を採りながら、外観は軒の反りや隅木を土蔵風に表し、内部にも柱型と隅木をあらわす。境内を挟んで神楽殿と向かい合う。
安久美神戸神明社手水舎は昭和5年の建築で、建築面積は約10平方メートル。円柱を四方転びに立て、豕扠首組で棟木を受ける。棟札に角南隆の名は見えず、設計者が分からないまま、神明造の社殿群と調和した境内景観を支えている。
安久美神戸神明社幣殿及び拝殿は、昭和5年に造営された社殿である。幅18.2メートルの拝殿は左右の屋根を落として正面性を強め、両端に神饌置場と楽舎を配する。内務省神社局の角南隆の設計で、鬼祭が行われる広場に正対して建つ。
安久美神戸神明社本殿は、昭和5年に建てられた神明造の社殿である。両妻に立つ棟持柱はわずかに内側へ傾け、足下を太く削り出す。棟には鰹木を6本据える。内務省神社局の技師角南隆が設計に関与し、平成22年に国の登録有形文化財となった。
旭サナック本館(旧旭兵器製造本社事務棟)は愛知県尾張旭市の木造2階建事務所建築。昭和14年に海軍規格で建てられ、平成16年に国の登録有形文化財となった。錨と橘の漆喰レリーフや残る内装、現役の社屋ゆえの見学の制約と行き方までを解説する。
朝日神社透塀(蕃塀)は名古屋市中区錦の朝日神社に立つ木造の塀。文化6年(1809年)の建立で、令和4年に国の登録有形文化財に登録された。延長4.5メートル、連子窓と石の控え柱を備えた尾張の神前目隠し塀を、見どころと行き方まで解説する。
安長寺山門は愛知県豊田市梅坪町に建つ天保3年(1832年)の楼門で、平成29年に国の登録有形文化財となった。上層は鐘楼ではなく仏壇を備えた仏堂で、真宗寺院には類例が少ない。二手先の組物や地紋彫の板支輪に大工の技が残る。
伊世賀美隧道は愛知県豊田市の伊勢神峠にある明治30年竣工の石造道路トンネル。延長308m、幅員約3m。ルスチカ積のピラスターと二重迫石の馬蹄形坑口をもち、2000年に国の登録有形文化財となった。見学は無料。
愛知県田原市福江町の井筒楼は、明治元年(1868年)建築の木造二階建の料理旅館。中庭を四方から囲むロの字形平面と二階の五十二畳大広間を特徴とし、港町の賑わいを伝える建物として令和4年に登録有形文化財となった。
伊藤家住宅蔵は愛知県犬山市、主屋の東裏にあたる敷地最奥に建つ幕末の土蔵造二階建。桁行4間半、梁間2間半、建築面積59平方メートル。柱は丸太のままで、西面の戸前には出1間半の深い庇が張り出す。平成17年登録。
伊藤家住宅腰掛待合は愛知県津島市橘町の庭園西側に建つ茶の待合。建築面積は3.2平方メートルで畳二枚分ほどの広さしかない。招造の銅板葺、丸太の軸部に竹垂木、三方の土壁の右手には下地窓を開ける。平成21年登録。
伊藤家住宅主屋は愛知県犬山市の本町通りに西面する幕末の町家。間口6間半、奥行8間、建築面積175平方メートル。北に土間の通り庭、南に居室2列を配し、天井の低いつし2階を備える。平成17年に登録有形文化財となった。
伊藤家住宅茶席水鶏庵は愛知県津島市橘町の庭園南西隅に建つ茶室。明治元年に弥富の佐野家で建てられ、昭和23年に築山と石造の基壇を築いたうえで移築された。四畳半の茶室に次の間を付し、建築面積24平方メートル。
井上家屋敷の西端、主屋から裏庭を越えた奥に建つ明治初期の土蔵。建築面積三十一平方メートルの小規模な蔵で、外壁全体を押縁の下見板で覆い、二階に窓を開ける。深い町家の敷地を締めくくる構成要素として、二〇〇四年に登録有形文化財となった。
犬山城下町の本町通りに東面して建つ明治初期の町家。今は守口漬や奈良漬を商う店と茶寮として使われ、内部に入って中庭や太い梁を間近に眺められる。同家の蔵・付属屋とともに、二〇〇四年に登録有形文化財となった。