全国の史跡名勝天然記念物
全国の史跡名勝天然記念物を一覧で検索できます。都道府県、時代、カテゴリーで絞り込み、詳しい解説を読み、地図や旅行のヒントで訪問計画を立てましょう。
福岡県太宰府市の北東にそびえる標高829メートルの宝満山。古代には遣唐使らが渡海の無事を祈り、中世には英彦山と結ぶ修験の行場として栄えた。山中には祭祀跡や坊跡が良好に残り、平成25年に国の史跡へ指定された。
福岡県筑紫野市の丘陵に残る前畑遺跡の土塁状遺構は、白村江の敗戦後に築かれた古代の土木構造物。版築で二段に積まれ、確認総延長は558メートル。古代大宰府の外郭線の一部とみられ、2025年に国史跡に指定された。
663年の白村江の敗戦後、唐・新羅の侵攻に備えて664年に築かれた特別史跡。御笠川をはさんで東西に延びる全長約1.2キロの土塁は今も高さ約10メートルを保ち、東門跡や水城館から古代の防衛線をたどれる。
福岡県うきは市の耳納山麓に並ぶ4基の装飾古墳。珍敷塚・原・鳥船塚・古畑古墳の石室には、舟や鳥、靫、同心円文が赤と青の顔料で描かれている。被葬者があの世へ旅立つ姿とされ、6世紀の死生観を映す国指定史跡。
福岡県宇美町の宇美八幡宮に立つ湯蓋の森と衣掛の森は、一株でありながら森と呼ばれるクスノキの巨木。大正11年に国の天然記念物に指定された。神功皇后が応神天皇を産んだ際の産湯と産衣の伝承に名の由来をもち、樹齢は千年とも二千年以上とも伝わる。
福岡市西区の弥生時代の国史跡。共同墓地から独立した墓域に、青銅の武器や鏡、ヒスイの玉を副葬した有力者の墓が並ぶ。三号木棺墓は鏡・剣・玉がそろう日本最古の王墓とされ、墓域の東には弥生最大級の大型建物跡が残る。
福岡県糸島市の雷山中腹に築かれた国指定史跡・雷山神籠石。白村江の戦い後に築造されたとされる古代山城の水門遺構や列石群の見どころ、周辺の千如寺や雷神社などの観光情報を紹介します。
福島県喜多方市にある国指定史跡・会津新宮城跡の見どころ、歴史的価値、アクセス情報を紹介。東北地方有数の規模を誇る中世平地方形館跡で、鎌倉〜室町時代の貴重な遺構と出土品が語る新宮氏の栄華をご案内します。
福島県田村市にある入水鍾乳洞は、1934年に国の天然記念物に指定された全長約900mの鍾乳洞です。自然のままの洞窟を冷たい地下水に浸かりながら探検できる本格的なケイビング体験が魅力。A・B・Cの3コースがあり、初心者から上級者まで楽しめます。
白河市の丘陵に残る白河結城氏の居城跡。天守はなく、平場・土塁・堀が城域全体に良好に遺存する。発掘で14世紀と16世紀の遺構面や中国製青磁が見つかり、松平定信が題字を書いた磨崖碑「感忠銘」も伝わる国指定史跡。
福島県白河市の丘陵にあった白河関跡は、奈良・平安期にみちのくへの人と物資を監視した古代の関。やがて所在を失いながらも歌枕として能因や芭蕉に愛され、松平定信の考証と発掘調査を経て昭和41年に国史跡に指定された。
福島県小野町の諏訪神社境内にそびえる翁スギと媼スギは、樹齢約1,200年と伝わる二本の巨杉。奈良時代に藤原継縄公が手植えしたと伝わり、1937年に国の天然記念物に指定されました。樹高約48メートル、幹周り9メートルを超える夫婦杉が揃って健在なのは日本でここだけ。歴史と神秘に満ちた巨樹の魅力をご案内します。
福島県会津若松市の神指町に立つ国指定天然記念物「高瀬の大木」を紹介します。樹齢約500年、根元周囲12.55メートルを誇るケヤキの巨樹は、慶長5年(1600)に上杉景勝が築こうとした幻の城・神指城跡の二の丸土塁上にそびえ、戦国末期から関ヶ原合戦へと連なる歴史の舞台を今に伝えています。
仙台を開いた伊達政宗の祖先が拠点とした、福島県伊達市の居館跡と城下。陸奥国守護に補任された稙宗の代に主殿や会所が整い、東北の中世館で唯一、館内の庭園跡が確認されている。令和元年に国の史跡に指定された。
福島県白河市の阿武隈川左岸、標高407メートルの独立丘陵頂部に位置する天王山遺跡は、弥生時代後期前半(およそ1世紀頃)の集落跡です。出土した土器は東北南部から北陸地方の標式資料「天王山式土器」として知られ、令和3年に国の史跡、令和6年には出土品が国の重要文化財に指定されました。整備された歩道で頂上まで登ることができ、白河市歴史民俗資料館では実物の出土品を見学できます。
いわき市渡辺町の観音堂境内に立つ大小2本のイロハカエデ。枝が外へ曲がって垂れ下がり、傘のような樹冠をつくる。この枝垂れは突然変異とされ、形態学・遺伝学的に貴重なため昭和12年に国の天然記念物へ指定された。紅葉は11月下旬から。
1969年の県道工事中に出現した福島県いわき市の中田横穴は、古墳時代後期の装飾横穴墓として知られる。後室の三方の壁に赤と白の連続三角文が三段に描かれ、床全面が朱に塗られた稀少な例。約1300点の副葬品も出土した。
福島県大玉村の福満虚空蔵尊境内に立つ「馬場ザクラ」は、樹齢千年を超えるエドヒガンザクラの老樹で、昭和11年(1936年)に国の天然記念物に指定されました。平安時代末期の武将・源義家が桜の鞭を駒止めとして土に挿し、それが根付いたという伝説から「駒止めの桜」とも呼ばれ、農民が種まき時期の目安としたことから「種まき桜」の別名も持ちます。例年4月20日前後に薄紅から白へと変化する花を咲かせ、千年の歴史を今に伝えています。
福島県川内村の標高842メートル平伏山山頂にある小さな沼「平伏沼」は、モリアオガエルの繁殖地として1941年から国の天然記念物に指定されています。木の枝先に白い泡状の卵塊を産み付ける珍しい習性をもつカエルの聖地で、村民が80年以上にわたり守り継いできた阿武隈の梅雨の風物詩を、その自然と文化的背景とともにご紹介します。
福島県南相馬市鹿島区、真野川南岸の段丘上に約100基が点在する国史跡。径10m前後の小円墳が主体で、墳丘長28.5mの前方後円墳20号墳からは全国でも数例しかない金銅製双魚佩一対が出土し、被葬者と中央政権との結びつきを伝える。