全国の史跡名勝天然記念物
全国の史跡名勝天然記念物を一覧で検索できます。都道府県、時代、カテゴリーで絞り込み、詳しい解説を読み、地図や旅行のヒントで訪問計画を立てましょう。
岐阜県下呂市萩原町の久津八幡宮境内にそびえる「夫婦スギ」は、樹齢およそ1,200年〜1,500年と推定される雄雌一対の巨樹です。雄スギは目通り幹周囲10.7m・樹高約25m、雌スギは目通り幹周囲約8.9m・樹高24.7mに達し、昭和3年(1928年)に国の天然記念物に指定されました。本殿(1412年建立)と拝殿(1581年建立)の重要文化財とともに、千年を超える時を見つめ続ける生きた歴史の証人です。
岐阜県恵那市の丘陵上に静かに残る正家廃寺跡は、奈良時代の8世紀前半に建立され、9世紀後半の火災で衰退した法隆寺式伽藍配置の古代寺院跡です。金堂の廂柱が放射状に広がる、現存遺構にも他の発掘例にもない極めて特異な構造を持ち、唯一の類例が法隆寺所蔵の玉虫厨子のみという、日本建築史上の貴重な遺跡です。奈良三彩や二彩浄瓶など中央政権との繋がりを示す出土品も豊富で、東海地方を代表する古代寺院として2001年に国史跡に指定されました。
岐阜県白川村、白山国立公園内の原生林深くに垂直に落下する落差67.4メートルの大瀑布、白水滝。約2200年前の白山の溶岩流が生んだ柱状節理の断崖を、乳白色に輝く水流が一気に駆け下ります。令和6年に国の名勝に指定された、岐阜県初の国名勝の滝の魅力と見どころ、アクセス情報をご紹介します。
岐阜県美濃市の洲原神社の社叢は、青緑色の美しい夏鳥ブッポウソウの繁殖地として昭和10年に国の天然記念物に指定されました。古来「仏・法・僧」と鳴くと信じられた霊鳥の伝承、姿のブッポウソウと声のブッポウソウをめぐる歴史的発見、長良川のほとりに鎮まる白山信仰の名社、そして周辺の見どころを丁寧にご紹介します。
慶長5年(1600)、徳川家康と石田三成が天下をかけて激突した岐阜県関ヶ原町の国指定史跡。両軍の陣跡、大谷吉隆墓、東西首塚など9か所の指定地を巡り、日本の運命を決した戦場の今を訪ねます。
岐阜県高山市丹生川町、飛騨千光寺の参道に立つ国指定天然記念物「千光寺の五本スギ」。一つの根元から五本の幹が空へと伸びる樹齢千二百年以上の巨木の魅力、千光寺の歴史、円空仏との関わり、アクセス情報まで、海外からの訪問者に向けて丁寧に紹介します。
岐阜県下呂市萩原町の名刹・禅昌寺の境内にそびえる、樹齢約1,200年の国指定天然記念物。樹高約40メートル、幹周約10.3メートルを誇る飛騨地方屈指の巨樹で、雪舟筆と伝わる大達磨像や金森宗和作庭の名園「萬歳洞」とともに参拝できる、下呂温泉からも近い古刹のシンボルです。
岐阜県高山市にある高山陣屋跡は、江戸幕府の代官・郡代が飛騨を統治した役所の遺構で、主要建物が当時のまま残る全国唯一の貴重な史跡です。元禄8年(1695年)以来、277年にわたり役所として使われ続けた建物の歴史と見どころ、アクセス情報を詳しくご紹介します。
岐阜県本巣市の独立丘陵・船来山に約400年にわたって築かれた、約290基からなる東海最大級の古墳群。前方後円墳5号墳や、内部を赤色顔料で塗った赤彩古墳272号墳、出土品を集めた古墳と柿の館までを紹介します。
岐阜県可児市の古城山に築かれた標高276メートルの山城。1565年に織田信長の家臣・森可成が城主となり、嫡子長可、忠政、そして本能寺で散った蘭丸も生まれ育った森氏3代の居城。1601年の破城跡が今も残る国史跡。
岐阜県関市と美濃市にまたがる国指定史跡。長良川河岸段丘に、七世紀の方墳、白鳳期の弥勒寺跡、奈良~平安期の武義郡衙、寺院に瓦を供給した丸山古窯跡が重なり、地方豪族から律令制下の郡衙へと変貌する過程を一望できる稀少な遺跡群。
宮崎県日南市の小さな岬・猪崎鼻には、約4000万年前から2200万年前に深海底で堆積した日南層群が露出する。混濁流が刻んだフルートキャストや生痕化石、スランプ構造など多様な堆積構造が観察でき、国の天然記念物に指定されている。
宮崎県都城市の国道269号沿いに残る、九州で唯一国指定史跡となった江戸期の一里塚。旧今町街道の両側に築かれた西塚(底部径7.2m高さ2.7m)と東塚で、約400年前の規模をほぼ原形のまま残す貴重な遺構。
宮崎市内海の野島神社境内にそびえるアコウは、推定樹齢約300年、幹周6.9メートル、枝張り40メートルに達するクワ科の巨樹。1941年に国の天然記念物に指定された。浦島伝説と神楽が残る海辺の社で、亜熱帯樹がつくる独特の景観に出会える。
宮崎市瓜生野の八幡神社境内に立つ16本のクスノキ巨樹群。最大は社殿背後の目通り9.6メートルで、樹齢約800年と推定される。天平9年(737年)創建と伝わる古社を囲み、昭和26年(1951年)に国の天然記念物に指定された社叢。
宮崎県椎葉村の大久保集落に立つヒノキの巨樹。樹高32メートル、幹周り9.3メートルで、地上1メートルから無数の枝幹に分かれる。樹高は全国一とされ、平成6年に国の天然記念物に指定された。推定樹齢は約800年と伝わる。
宮崎県都城市にある国史跡「大島畠田遺跡 附 郡元西原遺跡」は、平安時代の地域有力者の屋敷跡をほぼ完全な姿で伝える稀有な遺跡です。大型掘立柱建物や方形の池、輸入陶磁器の出土が示す豊かな暮らしと、後の島津荘・島津氏へと連なる歴史の流れを、現地の歴史公園で体感できます。
尾鈴山瀑布群は、宮崎県児湯郡都農町の尾鈴山にある大小30余りの滝の群れで、昭和19年に国の名勝に指定された。堅い石英斑岩と豊かな水量が多くの滝を生み、落差73メートルの矢研の滝がその中心となっている。
宮崎市清武町の船引神社境内にそびえる「清武の大クス」は、樹齢約900年、根回り18メートル、樹高約35メートルを誇る国指定天然記念物。本幹には五畳敷ほどの大空洞があり、戦時中は防空壕としても使われた歴史を持つ。船引神社の創建(1087年)と時を同じくして芽吹き、別名「八幡楠」と呼ばれる地域の御神木。希少な寄生植物ヤッコソウや、県指定無形民俗文化財「船引神楽」とともに、宮崎県南部の自然と信仰の魅力を伝える名所。
宮崎県串間市の沖合に浮かぶ周囲3.5kmの無人島・幸島は、約100頭の野生ニホンザルが暮らす国指定天然記念物(1934年指定)。1953年の「イモ洗い」発見の舞台であり、日本の霊長類学発祥の地として世界的に知られる、生きた研究の島です。