宝蔵の東に建つ接客の建物
平尾家住宅離れは、兵庫県豊岡市森尾にある平尾家住宅の客をもてなすための離れ座敷で、文政9年(1826年)に建てられて明治期に改修され、平成20年(2008年)3月7日に国の登録有形文化財に登録された(登録番号28-0306)。
平尾家住宅離れは、宝蔵の東に渡りでつながって建つ2階建ての接客用の建物である。東から北にかけて奥の庭が広がり、南の森尾川沿いには御成門が開く。客は主屋を通らず、この門から離れへ迎えられたと考えられる。
江戸時代の建物で、平尾家住宅のなかでは新蔵、道具蔵に次いで古い。
両階に床と違棚、付書院
平尾家住宅離れの屋根は東面を入母屋造、西面を切妻造とし、桟瓦を葺く。建築面積は126平方メートルで、渡りを付ける。
1階・2階とも、庭に臨む東北の室を座敷とし、トコ(床)と違棚、付書院を備える。1階には式台玄関のほか、客用の上便所や浴室も設けられている。
細部まで丁寧な上質の座敷
文化庁は平尾家住宅離れを、細部まで丁寧につくられた上質の接客用建築と評する。上下2つの座敷がそろって庭へ向く配置は、大庄屋の家が客をどう迎えたかを今に伝える。
見学について
平尾家住宅離れは屋敷の奥にあり、内部は公開されていない。通りからは見えない。
平尾家住宅の成り立ちや外から見られる範囲、行き方は平尾家住宅のページにまとめてある。
Q&A
- 平尾家住宅離れはどこにありますか?
- 平尾家の屋敷の森尾川北側、宝蔵の東で、奥の庭に面しています。
- 平尾家住宅離れはいつ登録有形文化財に登録されましたか?
- 平成20年(2008年)3月7日に登録されました。登録番号は28-0306です。年代は文政9年(1826年)、明治期に改修とされます。
- 平尾家住宅離れは何に使われていましたか?
- 客を迎えるための建物です。1階と2階に床・違棚・付書院を備えた座敷があり、式台玄関や浴室も設けられています。
- 平尾家住宅離れの大きさは?
- 木造2階建てで、建築面積は126平方メートルです。渡りが付きます。
- 平尾家住宅離れは見学できますか?
- 非公開で、通りからは見えません。
基本情報
| 名称 | 平尾家住宅離れ |
|---|---|
| 所在地 | 兵庫県豊岡市森尾字安藤958 |
| 指定区分 | 登録有形文化財(建造物)、登録番号28-0306 |
| 指定年 | 平成20年(2008年)3月7日登録 |
| 員数 | 1棟 |
| 寸法 | 木造2階建、瓦葺、建築面積126平方メートル、渡り付 |
| 所有者 | 個人 |
| 公開状況 | 非公開(個人の住居) |
参考文献
- 国指定文化財等データベース(文化庁)— 平尾家住宅離れ
- https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00006883
- 文化遺産オンライン — 平尾家住宅離れ
- https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/153485
- 但馬の百科事典(たんしん地域振興基金)— 平尾家住宅
- https://tanshin-kikin.jp/tajima/568
最終更新日: 2026.10.02