屋敷を貫く川の護岸
平尾家住宅石垣は、兵庫県豊岡市森尾にある平尾家住宅の森尾川の両岸に築かれた石垣で、江戸後期に築かれ、明治中期と昭和前期に修復されて、平成20年(2008年)3月7日に国の登録有形文化財に登録された(登録番号28-0323)。
平尾家住宅石垣は、屋敷地を南北に分けて流れる森尾川の両岸に築かれた護岸の石垣である。高さは約1.5メートル、総延長は148メートルに及び、屋敷のなかを川が通るという平尾家住宅の特異な構えを支えている。
石垣の上には主屋の庭の塀や御成門の塀が立ち、石橋や川井戸屋もこの石垣に架けられている。
積み方の違いに残る修復の跡
平尾家住宅石垣には、花崗岩や玄武岩などの切石を谷積みや布積みにした箇所のほか、自然石を積んだ野石積みの箇所も見られる。
積み方が場所によって異なるのは、江戸後期に築かれてから明治中期、昭和前期と、たびたび修復されてきたためと考えられる。
川越しに主屋を望む景観
文化庁は、平尾家住宅石垣が川越しに主屋を望む独特の屋敷内景観をつくると評している。長屋門を入り、石垣のあいだを流れる川の向こうに主屋を見る構図が、平尾家住宅の独特の眺めをつくる。
見学について
平尾家住宅石垣は屋敷の内側にあり、公開されていない。通りからはほとんど見えない。
平尾家住宅の成り立ちや外から見られる範囲、行き方は平尾家住宅のページにまとめてある。
Q&A
- 平尾家住宅石垣はどこにありますか?
- 平尾家の屋敷地を南北に分ける森尾川の両岸に築かれています。
- 平尾家住宅石垣はいつ登録有形文化財に登録されましたか?
- 平成20年(2008年)3月7日に登録されました。登録番号は28-0323です。年代は江戸後期、明治中期・昭和前期に修復とされます。
- 平尾家住宅石垣はどのように積まれていますか?
- 花崗岩や玄武岩の切石の谷積みや布積みのほか、野石積みの箇所もあり、度重なる修復の跡がうかがえます。
- 平尾家住宅石垣の大きさは?
- 高さ約1.5メートル、総延長148メートルです。
- 平尾家住宅石垣は見学できますか?
- 屋敷の内側にあり非公開です。通りからはほとんど見えません。
基本情報
| 名称 | 平尾家住宅石垣 |
|---|---|
| 所在地 | 兵庫県豊岡市森尾字安藤958 |
| 指定区分 | 登録有形文化財(建造物)、登録番号28-0323 |
| 指定年 | 平成20年(2008年)3月7日登録 |
| 員数 | 1基 |
| 寸法 | 石造、延長148メートル |
| 所有者 | 個人 |
| 公開状況 | 非公開(個人の住居) |
参考文献
- 国指定文化財等データベース(文化庁)— 平尾家住宅石垣
- https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00006899
- 文化遺産オンライン — 平尾家住宅石垣
- https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/144161
- 但馬の百科事典(たんしん地域振興基金)— 平尾家住宅
- https://tanshin-kikin.jp/tajima/568
最終更新日: 2026.10.02