川の水際に設けた洗い場
平尾家住宅川井戸屋は、兵庫県豊岡市森尾にある平尾家住宅の森尾川の水際に降りる洗い場と、それを覆う上屋で、江戸末期に設けられ、平成20年(2008年)3月7日に国の登録有形文化財に登録された(登録番号28-0326)。
平尾家住宅川井戸屋は、森尾川の右岸、石橋の西に設けられた洗い場とその上屋である。この地方では川べりの洗い場を「川いと」と呼び、かつてはここで野菜を洗ったり洗濯をしたりした。
屋敷のなかを川が流れる平尾家住宅だからこそ生まれた施設で、但馬の百科事典も屋根の付いた立派な川いととして紹介している。
石垣を切り欠いた石段
平尾家住宅川井戸屋では、護岸の石垣を2.5メートルほど切り欠き、水際に石敷きを設けて石段を5段積む。その上に桁行3.9メートル、梁間1.4メートルの上屋を架け、桟瓦葺の招き屋根をのせる。面積は5.5平方メートル。
上屋は梁の方向を土台と貫で固めるだけの簡素な骨組みで、軽快な姿をしている。
屋敷の景観に変化を与える
文化庁は平尾家住宅川井戸屋を、軽快な意匠で敷地の景観に変化を与える施設と評している。重い石垣が続く川沿いに、ここだけ屋根が架かり、暮らしと川の近さを見せている。
見学について
平尾家住宅川井戸屋は屋敷の内側にあり、公開されていない。通りからは見えない。
平尾家住宅の成り立ちや外から見られる範囲、行き方は平尾家住宅のページにまとめてある。
Q&A
- 平尾家住宅川井戸屋はどこにありますか?
- 平尾家の屋敷の森尾川右岸、石橋の西にあります。
- 平尾家住宅川井戸屋はいつ登録有形文化財に登録されましたか?
- 平成20年(2008年)3月7日に登録されました。登録番号は28-0326です。年代は江戸末期とされます。
- 平尾家住宅川井戸屋は何に使われていましたか?
- 川の水際に降りて、洗い物や洗濯をする場所でした。
- 平尾家住宅川井戸屋の大きさは?
- 上屋は桁行3.9メートル、梁間1.4メートルで、面積は5.5平方メートルです。石段は5段です。
- 平尾家住宅川井戸屋は見学できますか?
- 非公開で、通りからは見えません。
基本情報
| 名称 | 平尾家住宅川井戸屋 |
|---|---|
| 所在地 | 兵庫県豊岡市森尾字安藤958 |
| 指定区分 | 登録有形文化財(建造物)、登録番号28-0326 |
| 指定年 | 平成20年(2008年)3月7日登録 |
| 員数 | 1棟 |
| 寸法 | 木造、瓦葺、面積5.5平方メートル |
| 所有者 | 個人 |
| 公開状況 | 非公開(個人の住居) |
参考文献
- 国指定文化財等データベース(文化庁)— 平尾家住宅川井戸屋
- https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00006902
- 文化遺産オンライン — 平尾家住宅川井戸屋
- https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/119774
- 但馬の百科事典(たんしん地域振興基金)— 平尾家住宅
- https://tanshin-kikin.jp/tajima/568
最終更新日: 2026.10.02