井戸屋の東に立つ給水塔
平尾家住宅給水塔は、兵庫県豊岡市森尾にある平尾家住宅の鋼板製の水槽を載せた鉄骨の給水塔で、昭和前期に設けられ、平成20年(2008年)3月7日に国の登録有形文化財に登録された(登録番号28-0333)。
平尾家住宅給水塔は、井戸屋の東に立つ鉄骨の給水塔である。井戸から汲み上げた水を高い水槽にため、高低差を利用して屋敷の各所へ送ったと考えられる。
昭和前期に、屋敷の水まわりが近代化されたことを伝える設備である。
山形鋼の架台と水槽
平尾家住宅給水塔は、台形の架台の上に0.95メートル角、高さ1.0メートルの鋼板製の水槽を載せる。架台はL形鋼の柱を水平のL形鋼で上下2段に分け、平鋼のブレースを入れるが、下段の井戸側はアーチ形にしている。
高さは、文化庁の構造欄では5.5メートル、解説文では総高4.0メートルとされ、記録に食い違いがある。
農家の屋敷に入った近代設備
江戸時代の蔵や小屋が並ぶなかに立つ鉄骨の平尾家住宅給水塔は、大地主の家がいち早く近代の設備を取り入れたことを示している。主屋の小屋組に洋風トラスが使われたのと同じく、新しい技術への関心がうかがえる。
見学について
平尾家住宅給水塔は外塀の内側にあり、公開されていない。
平尾家住宅の成り立ちや外から見られる範囲、行き方は平尾家住宅のページにまとめてある。
Q&A
- 平尾家住宅給水塔はどこにありますか?
- 平尾家の屋敷の南側、井戸屋の東に立っています。
- 平尾家住宅給水塔はいつ登録有形文化財に登録されましたか?
- 平成20年(2008年)3月7日に登録されました。登録番号は28-0333です。年代は昭和前期とされます。
- 平尾家住宅給水塔はどのような構造ですか?
- L形鋼の台形の架台を上下2段に分けて平鋼のブレースを入れ、上に鋼板製の水槽を載せています。下段の井戸側はアーチ形です。
- 平尾家住宅給水塔の大きさは?
- 水槽は0.95メートル角、高さ1.0メートルです。全体の高さは文化庁の記録で5.5メートルと4.0メートルの2通りがあります。
- 平尾家住宅給水塔は見学できますか?
- 外塀の内側にあり、非公開です。
基本情報
| 名称 | 平尾家住宅給水塔 |
|---|---|
| 所在地 | 兵庫県豊岡市森尾字安藤958 |
| 指定区分 | 登録有形文化財(建造物)、登録番号28-0333 |
| 指定年 | 平成20年(2008年)3月7日登録 |
| 員数 | 1基 |
| 寸法 | 鉄骨造、鉄板葺、高さ5.5メートル |
| 所有者 | 個人 |
| 公開状況 | 非公開(個人の住居) |
参考文献
- 国指定文化財等データベース(文化庁)— 平尾家住宅給水塔
- https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00006909
- 文化遺産オンライン — 平尾家住宅給水塔
- https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/144171
- 但馬の百科事典(たんしん地域振興基金)— 平尾家住宅
- https://tanshin-kikin.jp/tajima/568
最終更新日: 2026.10.02