蔵に囲まれた石組みの水溜
平尾家住宅水溜は、兵庫県豊岡市森尾にある平尾家住宅の石組みの雨水溜めで、明治中期に造られ、平成20年(2008年)3月7日に国の登録有形文化財に登録された(登録番号28-0313)。
平尾家住宅水溜は、主屋の西北で新蔵・塩噌蔵・陶器蔵に囲まれた位置にある石組みの水溜めである。蔵の屋根から落ちる雨水を集め、建物の足もとを守るとともに、防火の水としても役立ったと考えられる。
切石と煉瓦の縁
平尾家住宅水溜は1.8メートル四方、深さ0.45メートルで、切石を組み、縁を煉瓦で立ち上げる。面積は3.2平方メートル。西側の北端に排水口がある。
この排水口につながる雨水溝は、陶器蔵の蔵前などの雨水を流すもので、西蔵まで折れ曲がりながら続き、延長は15メートルに及ぶ。
屋敷の水の始末を伝える
土蔵の壁は水に弱く、蔵が密集する一角では雨水の始末が欠かせなかった。平尾家住宅水溜と雨水溝は、屋敷が建物だけでなく排水の仕組みまで含めて整えられていたことを示す。
見学について
平尾家住宅水溜は屋敷の奥にあり、公開されていない。通りからは見えない。
平尾家住宅の成り立ちや外から見られる範囲、行き方は平尾家住宅のページにまとめてある。
Q&A
- 平尾家住宅水溜はどこにありますか?
- 平尾家の屋敷の森尾川北側、主屋の西北で新蔵・塩噌蔵・陶器蔵に囲まれた場所にあります。
- 平尾家住宅水溜はいつ登録有形文化財に登録されましたか?
- 平成20年(2008年)3月7日に登録されました。登録番号は28-0313です。年代は明治中期とされます。
- 平尾家住宅水溜の雨水溝はどこまで続いていますか?
- 陶器蔵の蔵前などの雨水を受け、折れ曲がりながら西蔵まで続き、延長は15メートルです。
- 平尾家住宅水溜の大きさは?
- 1.8メートル四方、深さ0.45メートルで、面積は3.2平方メートルです。
- 平尾家住宅水溜は見学できますか?
- 非公開で、通りからは見えません。
基本情報
| 名称 | 平尾家住宅水溜 |
|---|---|
| 所在地 | 兵庫県豊岡市森尾字安藤958 |
| 指定区分 | 登録有形文化財(建造物)、登録番号28-0313 |
| 指定年 | 平成20年(2008年)3月7日登録 |
| 員数 | 1所 |
| 寸法 | 石造、面積3.2平方メートル、雨水溝付 |
| 所有者 | 個人 |
| 公開状況 | 非公開(個人の住居) |
参考文献
- 国指定文化財等データベース(文化庁)— 平尾家住宅水溜
- https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00006889
- 文化遺産オンライン — 平尾家住宅水溜
- https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/144151
- 但馬の百科事典(たんしん地域振興基金)— 平尾家住宅
- https://tanshin-kikin.jp/tajima/568
最終更新日: 2026.10.02