主屋の西北に建つ陶器蔵
平尾家住宅陶器蔵は、兵庫県豊岡市森尾にある平尾家住宅の食器などの陶磁器を納めた土蔵で、明治20年(1887年)に建てられて昭和前期に改修され、平成20年(2008年)3月7日に国の登録有形文化財に登録された(登録番号28-0310)。
平尾家住宅陶器蔵は、主屋の西北、塩噌蔵の西方にある土蔵である。名のとおり、行事や来客の際に使う膳椀や陶磁器を納めた蔵と考えられる。東の妻面には蔵前と裏門が付き、南には西蔵が鉤の手に接する。
新蔵・塩噌蔵との間には石組みの水溜があり、雨水の溝がこの一角を巡っている。
段違いの庇付窓
平尾家住宅陶器蔵は桁行3間、梁間2間の土蔵造2階建てで、東西棟の切妻造の置屋根に桟瓦を葺く。建築面積は24平方メートル。外壁は漆喰仕上げで、水切りより下をモルタル洗い出しとし、東の妻面に両開きの戸を立てる。
北面には庇付きの窓を上下2段に設け、位置を少しずらしている。単調になりがちな蔵の壁に変化をつける意匠である。
土蔵群の一角をつくる
平尾家住宅陶器蔵は、西蔵、陶器蔵蔵前、塩噌蔵とともに、主屋の西北に土蔵がひしめく一角をつくる。白漆喰の壁と妻面が連なり、屋敷の内側に独特の景観を生んでいる。
見学について
平尾家住宅陶器蔵は屋敷の奥にあり、内部は公開されていない。通りからは見えない。
平尾家住宅の成り立ちや外から見られる範囲、行き方は平尾家住宅のページにまとめてある。
Q&A
- 平尾家住宅陶器蔵はどこにありますか?
- 平尾家の屋敷の森尾川北側、主屋の西北、塩噌蔵の西方にあります。
- 平尾家住宅陶器蔵はいつ登録有形文化財に登録されましたか?
- 平成20年(2008年)3月7日に登録されました。登録番号は28-0310です。年代は明治20年(1887年)、昭和前期に改修とされます。
- 平尾家住宅陶器蔵の外観の特徴は?
- 北面に庇付きの窓を上下2段に、少し位置をずらして設けている点です。
- 平尾家住宅陶器蔵の大きさは?
- 桁行3間、梁間2間の土蔵造2階建てで、建築面積は24平方メートルです。
- 平尾家住宅陶器蔵は見学できますか?
- 非公開で、通りからは見えません。
基本情報
| 名称 | 平尾家住宅陶器蔵 |
|---|---|
| 所在地 | 兵庫県豊岡市森尾字安藤958 |
| 指定区分 | 登録有形文化財(建造物)、登録番号28-0310 |
| 指定年 | 平成20年(2008年)3月7日登録 |
| 員数 | 1棟 |
| 寸法 | 土蔵造2階建、瓦葺、建築面積24平方メートル |
| 所有者 | 個人 |
| 公開状況 | 非公開(個人の住居) |
参考文献
- 国指定文化財等データベース(文化庁)— 平尾家住宅陶器蔵
- https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00006886
- 文化遺産オンライン — 平尾家住宅陶器蔵
- https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/142648
- 但馬の百科事典(たんしん地域振興基金)— 平尾家住宅
- https://tanshin-kikin.jp/tajima/568
最終更新日: 2026.10.02