防火の備えと境界の塀
平尾家住宅ポンプ小屋及び板塀は、兵庫県豊岡市森尾にある平尾家住宅の消防用ポンプを納めた小屋と敷地境界の板塀で、明治後期に建てられ、平成20年(2008年)3月7日に国の登録有形文化財に登録された(登録番号28-0321)。
平尾家住宅ポンプ小屋及び板塀は、供待の西南方にある消防用ポンプの小屋と、小屋の背面の南隅の柱から南へ延びる敷地境界の板塀である。小屋の北面には防火用水池があり、ポンプと水源を一か所にまとめている。
茅葺きや板葺きの建物が多かった時代、多くの建物を抱える屋敷にとって火事への備えは重要だった。
間口いっぱいの両開戸
平尾家住宅ポンプ小屋及び板塀の小屋は桁行2.0メートル、梁間2.9メートルの切妻造桟瓦葺で、東を正面とする。建築面積は5.9平方メートル。正面の間口いっぱいに両開きの戸を立て、ポンプをすぐに引き出せるようにしている。側面と背面は外側を竪板張りとした土壁である。
板塀は木造瓦葺で、延長は3.6メートルある。
近代の防火設備
手押しの消防ポンプは明治以降に普及した。平尾家住宅ポンプ小屋及び板塀は、大きな屋敷が自前の防火設備を備えていたことを具体的に伝える。
見学について
平尾家住宅ポンプ小屋及び板塀は森尾川の北側にあり、公開されていない。通りからは見えない。
平尾家住宅の成り立ちや外から見られる範囲、行き方は平尾家住宅のページにまとめてある。
Q&A
- 平尾家住宅ポンプ小屋及び板塀はどこにありますか?
- 平尾家の屋敷の森尾川北側、供待の西南方にあります。
- 平尾家住宅ポンプ小屋及び板塀はいつ登録有形文化財に登録されましたか?
- 平成20年(2008年)3月7日に登録されました。登録番号は28-0321です。年代は明治後期とされます。
- 平尾家住宅ポンプ小屋及び板塀のポンプとは何ですか?
- 消防用のポンプです。小屋の北面には防火用水池があります。
- 平尾家住宅ポンプ小屋及び板塀の大きさは?
- 小屋は桁行2.0メートル、梁間2.9メートルで建築面積5.9平方メートル、板塀は延長3.6メートルです。
- 平尾家住宅ポンプ小屋及び板塀は見学できますか?
- 非公開で、通りからは見えません。
基本情報
| 名称 | 平尾家住宅ポンプ小屋及び板塀 |
|---|---|
| 所在地 | 兵庫県豊岡市森尾字安藤958 |
| 指定区分 | 登録有形文化財(建造物)、登録番号28-0321 |
| 指定年 | 平成20年(2008年)3月7日登録 |
| 員数 | 1棟 |
| 寸法 | 小屋:木造平屋建、瓦葺、建築面積5.9平方メートル、防火用水池付/板塀:木造、瓦葺、延長3.6メートル |
| 所有者 | 個人 |
| 公開状況 | 非公開(個人の住居) |
参考文献
- 国指定文化財等データベース(文化庁)— 平尾家住宅ポンプ小屋及び板塀
- https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/101/00006897
- 文化遺産オンライン — 平尾家住宅ポンプ小屋及び板塀
- https://online.bunka.go.jp/heritages/detail/197889
- 但馬の百科事典(たんしん地域振興基金)— 平尾家住宅
- https://tanshin-kikin.jp/tajima/568
最終更新日: 2026.10.02