重要文化財
Important Cultural Property日本の重要文化財を一覧で検索できます。都道府県、時代、カテゴリーで絞り込み、詳しい解説を読み、地図や旅行のヒントで訪問計画を立てましょう。
唐招提寺礼堂は桁行十九間の細長い重要文化財で、南八間が仏堂、北十間が僧房の東室、間に馬道が通る。鼓楼の仏舎利を礼拝する堂で、今も釈迦念仏会が営まれる。建立と改築の来歴もあわせて紹介する。
勧修寺聖教は京都市山科区の勧修寺の経蔵に伝来した聖教群で、11世紀から19世紀の2435点が令和2年に重要文化財となった。勧修寺流の祖寛信の自筆本や長暦3年の奥書をもつ経典を含み、附として聖教箱も指定されている。
平安時代後期の歴史物語『大鏡』。文徳天皇から後一条天皇までの宮廷史を、藤原道長の栄華を軸に紀伝体で語る。愛知県の個人が蔵する六巻本「東松本」は記事の少ない古本系の古写本で、昭和28年に重要文化財に指定された。
織部角形鉢は愛知県内の個人が所有する桃山時代の織部焼の鉢1口で、昭和42年に重要文化財に指定された。轆轤を離れた四角い器形は桃山の茶の湯が求めた造形であり、慶長期の美濃の連房式登窯で焼かれた懐石の器と考えられる。
刀〈無銘(吉岡一文字)〉は、鎌倉時代に備前国吉岡に栄えた一文字派の無銘の刀で、昭和32年に重要文化財に指定された。大磨上げながら乱れ映りが見事に立ち、地刃の健全な優れた作である。
鎌倉時代末から南北朝時代に活躍した名工・貞宗の作と伝わる大磨上の打刀。尾張徳川家伝来の重要文化財で、現在は愛知県名古屋市の名古屋刀剣博物館(名古屋刀剣ワールド)に収蔵されています。豪壮な姿と冴えた地鉄、奥ゆかしい刃文をご鑑賞いただけます。
後世の大磨上によって銘を失いながら、地鉄と刃文の健全さ、そして乱れ込む帽子の働きから、来派の名工・二字国俊の作と極められた鎌倉時代の重要文化財。刃長66.9センチの堂々たる一振を、名古屋の刀剣博物館「メーハク」で見るための手引き。
鎌倉時代初期、備中古青江派の刀工・守利の作と伝わる無銘の刀で、1950年指定の重要文化財です。在銘作の稀な守利を澄んだ地鉄と逆がかる刃文から読み解き、個人蔵の本作に代えて名古屋で青江を鑑賞できる場所も案内します。
愛知県の個人が所蔵する重要文化財「刀〈無銘来国光〉」。鎌倉時代末期に京の名工・来国光が鍛え、徳川将軍家に伝来した刃長69.6cmの名刀です。山城伝・来派の精緻な地鉄と気品ある直刃、1960年の重文指定に至った価値、そして来国光の他作品を鑑賞できる名古屋の博物館もあわせてご紹介します。
刀〈銘出羽大掾藤原国路〉は愛知県内の個人が所有する江戸時代の刀1口で、昭和34年に重要文化財に指定された。作者は堀川国広門下の高弟である国路で、銘に含まれる受領名が制作年代を1610年代半ば以降に絞り込む。
菊花文三耳壺〈丹波〉は、愛知県陶磁美術館にある13世紀初めの丹波窯の三耳壺で、平成17年に重要文化財に指定された。菊花文がくっきりと描かれ器形も整った、鎌倉時代の陶器を代表する優品である。
黒糸威胴丸具足〈鹿角脇立兜・小具足付/(本多忠勝所用)〉は、桃山時代の本多忠勝が着用した具足で、昭和52年に重要文化財に指定された。大鹿角の脇立や大数珠など特色豊かな当世具足である。
袈裟襷文銅鐸は福井県坂井郡大石村大字井向、現在の坂井市春江町から出土した弥生時代の青銅祭器で、昭和28年に重要文化財に指定された。丘陵ではなく福井平野の自然堤防上から出た異例の一点で、いまは愛知県内の個人が所有し非公開である。
絹本著色釈迦三尊像は愛知県碧南市の林泉寺が所有する鎌倉時代13世紀の仏画で、令和6年8月に重要文化財に指定された。縦82.8センチの小画面に截金を尽くした優品で、碧南市藤井達吉現代美術館に寄託され、特別展の折にのみ公開される。
真理を見つめる仏の眼を神格化した仏眼仏母を中心に、三層の八葉蓮華へ諸尊を配した鎌倉時代の別尊曼荼羅。現世と来世の所願成就を願う仏眼法の本尊として用いられた、愛知県に伝わる個人蔵の重要文化財で、縦約114センチの一幅。
肩に流れる緑のビードロ釉と、底を覆う黒い焦げ膚。桃山時代に伊賀で焼かれた花生「芙蓉」は、高さ28.3センチの小さな器に歪みと作為の美を凝縮する。織部好みと伝わる重要文化財の見どころと、古伊賀を見られる場所を紹介する。
愛知県の個人が所蔵する『古今和歌集』の古筆「筋切」。金銀の揉箔や銀泥の界線で飾った料紙に、平安後期の能書藤原定実が和歌を書写したと推定される。もとは関戸家に伝わった上巻の一部で、1952年に重要文化財に指定された。
国宝「古今和歌集残巻(関戸本)」の魅力を徹底解説。11世紀の卓越した仮名書道、紫・藍・茶・緑の美しい染紙、藤原行成伝承の書風の特徴、断簡を鑑賞できる美術館情報まで、海外の方にも分かりやすくご紹介します。
古今和歌集巻第九断簡(蝋牋)は平安時代の古筆切で、昭和34年に重要文化財に指定された。黄と朱の蝋牋二枚を継ぎ、羈旅歌416番と417番を十四行で記す。伝称筆者は源俊頼。愛知県内の個人が所有し、公開されていない。
愛知県の個人が所蔵する重要文化財「銹絵松鶴図六角皿」は、尾形乾山が作陶し兄・光琳が絵付けを施した江戸時代の傑作。宝永七年(一七一〇)の制作年が記された、兄弟合作陶器で唯一の紀年銘作品であり、極めて珍しい六角形の器形と、振り返る鶴を描いた光琳の筆致、乾山自身の画賛が一体となった琳派陶器の基準作です。