重要文化財
Important Cultural Property日本の重要文化財を一覧で検索できます。都道府県、時代、カテゴリーで絞り込み、詳しい解説を読み、地図や旅行のヒントで訪問計画を立てましょう。
三越日本橋本店は、東京都中央区日本橋室町にある昭和2年完成の鉄骨鉄筋コンクリート造の百貨店建築で、平成28年に重要文化財に指定された。西洋古典様式の外観とアール・デコの中央ホールをもち、今も営業している。
東京都青梅市駒木町の郷土博物館構内に建つ旧宮崎家住宅は、江戸末期の農家建築。昭和53年に重要文化財となり、成木の山中から移築復元された。杉皮と茅を交互に葺く屋根と三間取広間型の間取りが残る。入館は無料。
明治十一年(一八七八)、工部省赤羽工作分局が鋳造した「妙法寺鉄門」は、牡丹・唐獅子・鳳凰と西洋のアカンサスが一堂に会する稀有な和洋折衷の重要文化財。文明開化の時代精神をいまに伝える、東京杉並の隠れた名品を訪ねます。
東京都港区白金台に佇む明治学院インブリー館は、1889年頃に建てられた都内最古の宣教師住宅。米国ゴシック・リバイバル様式を色濃く残す木造二階建の洋館で、1998年に国の重要文化財に指定されました。記念館・チャペルとともに明治期の建築群を成し、白金台駅から徒歩7分。外観のみ自由に見学できます。
昭和9年竣工の明治生命保険相互会社本社本館は、平成9年に昭和期の建造物として初めて重要文化財に指定された。設計は岡田信一郎と弟の捷五郎。5層を貫くコリント式列柱と1階の吹き抜け大空間が見どころで、1階と2階は無料で公開されている。
明治7年に英国グラスゴーで建造された明治丸は、日本に現存する唯一の鉄船として昭和53年に重要文化財へ指定された。船舶では初の指定である。明治天皇の乗船が「海の日」の由来となった船で、東京海洋大学構内において無料で公開されている。
有章院霊廟二天門は、7代将軍徳川家継のために吉宗が造営させた将軍家最後の霊廟の惣門で、享保2年の建立。昭和20年の東京大空襲で霊廟のほとんどが焼失するなか焼け残った。総朱漆塗の八脚門に、広目天と多聞天の二天像が立つ。
東京都渋谷区の代々木競技場は、昭和39年の東京五輪のために建てられた丹下健三の代表作。高さ約40メートルの主柱2本に張ったケーブルから屋根を吊り、柱のないアリーナを実現した。令和3年に重要文化財に指定。
名古屋・徳川美術館所蔵の重要文化財「藤原公経筆懐紙(詠花有歓色和歌)」は、鎌倉時代の最高権力者であり百人一首の歌人としても知られる西園寺公経が、花の歓びを詠んだ和歌を自筆で記した貴重な書跡です。懐紙の歴史、公経の人物像、鑑賞のポイント、アクセス情報を詳しくご紹介します。
鉄道博物館(埼玉県さいたま市)に収蔵される国指定重要文化財「鉄道古文書」は、明治3年(1870)の鉄道掛設置から明治26年(1893)の鉄道庁廃止までの公文書を綴じた全91冊。日本の鉄道創業期における予算・建設・規則制定・私鉄勃興の実態を伝える根本史料です。関東大震災と戦災を乗り越えて今日に伝わる、鉄道近代化の生きた記憶を訪ねる旅へ。
1921年の「活動写真展覧会」で日本映画最初のスター尾上松之助が摂政宮(後の昭和天皇)の御前で演じた「桜井の別れ」を記録した重要文化財映画フィルム。映画フィルムとしては日本で2件目の重要文化財指定。デジタル復元版はオンラインで視聴可能で、東京・京橋の国立映画アーカイブ本館で関連展示も鑑賞できます。
明治三十二年、東京・歌舞伎座の裏庭で撮影された『紅葉狩』は、日本人が撮影した現存最古の映画です。九代目市川團十郎と五代目尾上菊五郎という明治を代表する歌舞伎の名優二人の至芸を伝える唯一の動画記録であり、平成二十一年に映画フィルムとして史上初めて重要文化財に指定されました。本記事では、撮影に至る経緯、重文指定の意義、原版を保管する国立映画アーカイブ相模原分館と、京橋の本館で楽しめる展示・上映までを、海外からの旅行者にもわかりやすく紹介します。
大久保利通関係資料は、国立歴史民俗博物館が保管する3,053点の歴史資料で、平成16年に重要文化財となった。維新の元勲宛ての書状や日記、暗殺の日に所持していた血痕の残る書簡、歯ブラシなどの日用品を含む。
東京国立博物館が所蔵する重要文化財「雨下猛虎図鐔〈銘利寿(花押)〉」をご紹介します。江戸時代中期、奈良三作の筆頭と称された装剣金工・奈良利寿の手による、わずか7.4cmの鉄鐔に展開される、嵐の中にうずくまる猛虎の劇的な情景。高彫・象嵌・小透・鋤出彫・毛彫といった多彩な技法を駆使し、江戸装剣金工の頂点を示す名品の魅力と、上野公園の周辺観光情報を併せてお届けします。
東京・文京区の永青文庫が所蔵する重要文化財「春日野図鐔〈銘城州伏見住金家〉」は、絵風鐔の創始者・金家による桃山期金工の最高傑作のひとつです。薄手の鉄地に奈良春日野の風景を鋤出高彫で表し、金銀の象嵌を最小限に効かせた一面。本記事では、本作の魅力と作者・金家、そして細川家ゆかりの永青文庫の見どころとアクセスを、海外旅行者にも分かりやすくご紹介します。
東京国立博物館が所蔵する重要文化財「肩褄取威胴丸〈兜、大袖付〉」は、室町時代15世紀の作。胴・兜・大袖が当初の一具として完存し、肩褄取威に沢瀉文を交えた稀少な意匠と、本小札・精緻な金具による典型的な胴丸の美を今に伝えます。1980年に重要文化財指定。中世武士の精神世界に触れる貴重な遺例です。
唐物肩衝茶入〈銘松屋〉は、根津美術館が所蔵する中国・南宋時代の肩衝の茶入で、昭和34年に重要文化財に指定された。足利義政、村田珠光を経て奈良の松屋家に伝わった大名物で、茶人好みの仕覆が附として伝わる。
絹本墨画生々流転図〈横山大観筆〉は、横山大観が大正12年に描いた長さ4070センチメートルの水墨画巻で、昭和42年に重要文化財に指定された。一滴の水が海へ至るまでを描き、東京国立近代美術館が所蔵する。
東京国立博物館・法隆寺宝物館に伝わる重要文化財「小幡残闕〈蜀江錦〉」。飛鳥時代に法隆寺の堂内を荘厳した小さな幡の残片で、世界に現存する最古級の絹織物の一つです。鮮やかな赤地に連珠円文と獅子・鳳凰・天馬・雄鹿を織り出した経錦は、唐代の蜀(現在の四川省)から日本へ伝わったとされ、シルクロードを介した東西文化交流の生きた証となっています。
尋憲記は、国立公文書館が所蔵する興福寺大乗院門跡尋憲の自筆日記12冊で、平成23年に重要文化財に指定された。永禄5年から天正5年までの大和国の動静を詳しく記し、戦国期研究の貴重な史料である。