三重県の登録有形文化財
三重県 · 登録有形文化財
梅田家住宅中蔵は三重県名張市上八町の梅田家住宅の敷地奥に建つ慶応2年(1866年)の土蔵で、2012年に登録有形文化財となった。中庭に面して東面に片流れの蔵前を付け、海鼠壁の腰と軒の鉢巻で外壁を整える。
梅田家住宅渡廊下は三重県名張市上八町の梅田家住宅で主屋と中蔵を結ぶ慶応2年(1866年)の渡廊下で、2012年に登録有形文化財となった。延長11.1メートル、中庭側に丸太柱と深い軒を備え、格子戸から庭を望む。
栄楽館土蔵は伊賀市上野相生町の旧料亭栄楽館の南棟南東隅に建つ明治6年の土蔵造2階建の蔵。西面の腰に当地方で鼓繋ぎと呼ぶ海鼠壁状の漆喰塗を施し、鬼瓦に屋号「栄楽」を入れる。現在はホテルの客室103号室になっている。
栄楽館東棟は伊賀市上野相生町の旧料亭栄楽館の北東に建つ明治6年の木造2階建の座敷棟。1階は中庭に面した座敷2室、2階は1室の大広間で、西と北の縁からガラス越しに庭を望み、大広間の床柱に曲がった丸太を用いる。
栄楽館南棟は伊賀市上野相生町の旧料亭栄楽館の奥に建つ明治6年の木造2階建の座敷棟。1階に座敷3室と茶室、2階に座敷2室があり、欄間や高欄に竹と扇の細工を施し、茶室では棹縁を放射状に配るなど部屋ごとに天井を変える。
栄楽館門及び塀は伊賀市上野相生町の旧料亭栄楽館の北辺を区切る門と塀。明治6年の造りで、上野城の石垣材と伝わる大石に拳大の自然石を貼った基礎に真壁造の塀が立ち、壁上部に雲形の絵様がある。通りから外観が見られる。
三重県名張市柳原町にある明治初期の町家。通りに北面し、弁柄塗の細格子の上につし二階を載せる。土間に越屋根を上げ、東に四室を田字形に配す。平成29年に登録有形文化財となったが、個人住宅のため非公開である。
四日市市室山町の神楽酒造酒蔵兼釜場は、安政5年(1858年)建築の土蔵造の酒造施設で、令和7年に国の登録有形文化財となった。蒸米の蒸気を起こす釜場が南へ突き出し、煉瓦造煙突を取り込む。洗米も瓶詰も続く稼働建築である。
四日市市室山町の神楽酒造西酒蔵は、明治中期の建築で建築面積406平方メートルの大型土蔵。二階建の東西棟を二つ並べ、棟境に壁を置かず内部を一室とする。令和7年に国の登録有形文化財となった。一階は今も仕込場である。
三重県伊賀市の鍵屋の辻史跡公園に建つ昭和4年の休憩施設。入母屋造妻入で、簀子天井や下地窓など数寄屋の意匠を用いる。伊賀越仇討で待ち伏せた茶屋を再現した建物で、令和6年に登録有形文化財となり、令和8年に耐震改修が完了した。
かつおの天ぱく主屋は三重県志摩市大王町波切の大王崎に建つ昭和26年(1951年)の鰹節製造業の住宅で、登録有形文化財。崖と道路から一段低く構えた切妻造・桟瓦葺の平屋で、竪板張りの外壁で風に耐え、波切漁港の水揚げをすぐ加工できる場所にある。
かつおの天ぱく作業場は三重県志摩市大王町波切にある昭和26年(1951年)の鰹節の作業場で、登録有形文化財。2階建の燻し小屋と黴付小屋を大屋根で主屋とつなぎ、火床を地下に設けた焙乾窯で鰹節を燻す。湾曲した海側の外壁が独特の外観をつくる。
角屋旅館本館は三重県津市芸濃町椋本にある江戸末期の旅籠建築で、登録有形文化財。旧伊勢別街道に南面する切妻造・桟瓦葺の2階建で、桁行7間半の表側に揚戸や出格子を備えて旅籠の表構えを伝え、2階に客室3室を並べる。
川地写真館は三重県名張市新町の角地にある大正10年(1921年)の木造2階一部3階建の写真館で、登録有形文化財。3階部分に三角の妻壁を立ち上げ、パラペットに小塔形の飾りを付ける。当初の写場は2階西側にあり、屋根の一部をガラス張りとしていた。
北泉家住宅主屋(旧上野警察署庁舎)は明治21年築、三重県内の警察署庁舎の範となった木造平屋建の疑洋風建築。昭和13年に伊賀市上野丸之内へ移築され、2026年4月から伊賀陶芸館「丸之内倶楽部」として無料で公開されている。
三重県度会郡度会町駒ヶ野の木村家住宅石積塀は、江戸末期の野面積の塀。敷地西辺北端の長屋門に接続して東へ21メートル、折れて南へ23メートル、総延長44メートル。上部に槇垣を設け、平成28年に国の登録有形文化財となった。
三重県度会郡度会町駒ヶ野の木村家住宅蔵は、江戸末期の土蔵造二階建。建築面積30平方メートル、置屋根形式として桟瓦を葺き、軒下の鉢巻に白漆喰、その下を簓子下見板張とする。平成28年に国の登録有形文化財となった。
木屋正酒造店舗兼主屋は明治22年築、三重県名張市本町の旧初瀬街道に面する間口15.8メートルの町家。つし二階に虫籠窓を穿ち、宿場町の景観に寄与するとして平成25年に登録有形文化財となった。銘酒「而今」を醸す蔵の店舗兼住居。
旧明村役場庁舎は大正5年築、三重県津市芸濃町林に建つ木造洋風庁舎。階下は事務室、階上は議場で、南西隅の玄関ポーチが正面性を担う。解体予定から一転して保存され、平成29年の曳家と大規模改修を経て土日に無料公開。
三重県松阪市飯南町横野の和歌山街道沿いに建つ昭和7年(1932年)建設の鉄筋コンクリート造2階建、塔屋付。柿野郵便局として建てられ、山間農村部に早く採られたRC造として平成23年に登録有形文化財となった。