三重県の登録有形文化財
三重県 · 登録有形文化財
三重県四日市市のアミカン本社煉瓦塀は、昭和の初めに正門の両側に築かれた総延長46メートルの煉瓦塀。2.2メートルごとに柱型を表し、その間を長手積の煉瓦で埋める。重厚な外観で近代産業の発展の面影を伝える。
伊賀鉄道上野市駅舎は三重県伊賀市上野丸之内にある大正6年(1917年)の木造3階建の駅舎で、登録有形文化財。伊賀軌道の開業に伴って建てられ、洋風の腰折屋根を十字に重ねた外観で、市街地のランドマークとして親しまれている。
伊賀鉄道小田拱橋は三重県伊賀市小田町にある大正5年(1916年)の石造及び煉瓦造の橋梁で、登録有形文化財。鉄道の下に延長8.9メートルの煉瓦造の隧道を通し、切石積みの坑門の頂部に花崗岩の要石をはめる。地元では「マンボ」とも呼ばれる。
伊賀鉄道小田第二暗渠は三重県伊賀市小田町にある大正5年(1916年)の石造の暗渠で、登録有形文化財。延長8メートル、幅と高さ1.8メートルで、石積みの橋脚に約1尺角の花崗岩23本を桁石として並べた珍しい構造をもち、今も市道として使われる。
伊賀鉄道桑町跨線橋は三重県伊賀市上野桑町にある大正11年(1922年)の煉瓦造の単アーチ橋で、登録有形文化財。桑町駅近くで単線の鉄道をまたぐ橋長13.4メートルの橋で、十字形の開口の欄干や斜めに並べた煉瓦の蛇腹など精緻な意匠をもつ。
石川酒造井戸屋形は四日市市の造り酒屋の中庭に明治後期に建てられた井戸の覆屋。面積6.8平方メートルの吹き放しで、内側へ傾けた4本の柱を頭貫と方杖で固め、石積の井桁の井戸を覆う国の登録有形文化財である。
石川酒造大蔵は四日市市の造り酒屋の北端に大正5年(1916年)に建った仕込み蔵。桁行32.8メートル、高さ10メートル超の土蔵造で、軒下まで黒い下見板で包んだ姿は地域の目印。今も酒を醸す登録有形文化財。
石川酒造釜場は四日市市の造り酒屋で明治後期に建てられた洗米と蒸しの棟。北の大蔵と西の槽場に接し、天井を張らない和小屋の空間と大棟の越屋根で湯気を逃がす。酒造りの工程に即した造りが残る国の登録有形文化財。
石川酒造北文庫蔵は四日市市の造り酒屋に昭和前期に建てられた2階建ての土蔵。15件で最も新しい年代ながら、白漆喰の壁と鉢巻、東面の洗い出しの腰という南文庫蔵の作法を踏襲し、2棟で一角をなす登録有形文化財。
石川酒造旧米庫は四日市市の造り酒屋で明治中期に建てられた平屋の米蔵。旧精米場の北隣に並び、人造石研ぎ出しと黒漆喰で縁取る出入口と和小屋を見せる内部を持つ。通り沿いの長い壁の中ほどを担う国の登録有形文化財。
石川酒造旧精米場は四日市市の造り酒屋の南東角に明治中期に建った土蔵造の精米場。人造石研ぎ出しと黒漆喰で縁取った出入口、白漆喰と高い下見板の壁を持ち、正門を挟んで主屋と通りに並ぶ国の登録有形文化財である。
石川酒造自噴井戸は四日市市の造り酒屋の中庭に大正5年(1916年)に築かれた貯水施設。煉瓦造の高い筒状の槽を低い槽が囲み、昭和29年にコンクリートの槽とポンプを増設。酒銘「噴井」の由来となった登録有形文化財。
石川酒造主屋は四日市市桜町に明治24年(1891年)に建った造り酒屋の母屋。入母屋造の大屋根、黒漆喰の壁、大戸口から奥へ延びる通り土間と6室の居室が、旧精米場とともに通りに面した蔵元の南の構えをつくる登録有形文化財。
石川酒造貯蔵庫及び事務所は四日市市の造り酒屋の中央に明治後期に建った土蔵造2階建て。酒の貯蔵庫と帳場を一棟に収め、白漆喰の壁のうち事務所の前だけに竪窓をはめ、漆喰で縁取る外観を持つ国の登録有形文化財。
石川酒造納屋は四日市市の造り酒屋の東側に明治中期に建った木造2階建ての納屋。桁行13.6メートルの細長い棟で、旧精米場・旧米庫から続く腰高の下見板の外壁を北端で締めくくる、通りの景観を担う登録有形文化財。
石川酒造西土塀は四日市市の造り酒屋の南西を囲む明治後期の塀。延長19メートル、高さ3.1メートルの木造で、下見板と白漆喰の真壁を持ち、腕木が出桁を支える瓦屋根を載せる。南文庫蔵へ続く国の登録有形文化財。
石川酒造西の座敷は四日市市の造り酒屋に明治31年(1898年)に建てられた接客用の座敷棟。主屋と渡り廊下で結ばれ、田の字に並ぶ四室は竿縁天井で揃い、床のある主室が濡れ縁越しに前庭へ向く登録有形文化財。
石川酒造壜詰場は四日市市の造り酒屋の西端に明治後期に建った2階建ての壜詰の棟。建築面積280平方メートル、下部を竪板張、上部を下見板張とし、上下2段の窓を等間隔に開ける外観が特徴の国の登録有形文化財。
石川酒造槽場は四日市市の造り酒屋の西端に明治後期に建った搾りの棟。北西の隅を床より一段掘り込み、モザイクタイル貼りの槽場として酒と酒粕を分けた。外壁を下見板で包む2階建てで、国の登録有形文化財である。
石川酒造南文庫蔵は四日市市の造り酒屋に明治後期に建てられた2階建ての土蔵。切石積の基礎に白漆喰の壁と鉢巻を回し、東面だけ腰を洗い出し仕上げとする。家の帳簿や家財を守った文庫蔵で、国の登録有形文化財である。