長野県の登録有形文化財
長野県 · 登録有形文化財
長野県諏訪市にあるセイコーエプソン創業記念館(旧大和工業事務所)は、1945年に有限会社大和工業の事務所として竣工した木造2階建の建物で、2023年に国の登録有形文化財に登録されました。物資の乏しい戦後直後に地域の寒天倉庫の転用材を用いて建てられた応急建築の様相をよくとどめ、日本の腕時計産業発祥の地としての産業史的価値が高く評価されています。現在はエプソンミュージアム諏訪・創業記念館として一般公開されており、創業者・山崎久夫氏の「誠実努力」の精神と、ここから世界初のクオーツウオッチや小型軽量デジタルプリンター誕生に至るまでの歩みを体感できます。
佐久市茂田井の武重本家酒造で最大の一号蔵。越屋根と三つの大型屋根窓をもつ土蔵造二階建で、創業時にさかのぼる中心的な酒造施設である。登録有形文化財としての価値と見どころを、旧中山道の白壁の町並みとともに紹介する。
武重本家酒造の敷地にある鉄板葺の小さな井戸小屋。創業以来の丸井戸を覆い、蓼科山の軟水が酒造りへ送られる起点にあたる。稼働する酒蔵に残る登録有形文化財としての意味と見どころを、旧中山道の町並みとともに紹介する。
武重本家酒造の敷地に建つ大正期のL字型の穀倉、奥穀ビツ。前穀ビツから北へ延び折れ曲がる形が、造り酒屋の拡大の段階を刻む。再現の難しい登録有形文化財としての価値と見どころを、旧中山道の町並みとともに紹介する。
武重本家酒造にある江戸後期の奥座敷。建て替え以前の主屋の座敷を残したもので、十畳間二列に縁を回す構成が在郷商家の格式を伝える。造形の規範とされた登録有形文化財としての見どころを、旧中山道の町並みとともに紹介する。
武重本家酒造の屋敷地北端に建つ昭和初期の枯倉。桁行十七間のたちの高い建物で、酒樽の用材を乾かした。屋敷地の拡張を映す登録有形文化財としての価値と見どころを、旧中山道の白壁の町並みとともに紹介する。
武重本家酒造の屋敷地西辺に建つ大正期の旧細工小屋。もと酒樽を作る細工場で、長い庇を差し出す土蔵造二階建である。造り酒屋の手仕事を伝える登録有形文化財としての見どころを、旧中山道の白壁の町並みとともに紹介する。
武重本家酒造の旧精米所は、水路が交わる角地に旧中山道へ妻面を見せて建つ。街道沿いの水車で仕込米を精米した。造り酒屋の関連施設としての登録有形文化財の価値と見どころを、旧中山道の町並みとともに紹介する。
武重本家酒造の五号蔵は三号蔵の北に増築された土蔵造の酒蔵。地棟下面の墨書から大正十一年三月の上棟が判明する。蔵の増改築を伝える登録有形文化財としての価値と見どころを、旧中山道の白壁の町並みとともに紹介する。
武重本家酒造の三号蔵は明治後期の仕込蔵。内部の柱を厚板で組みボルトで締めた特異な構造をもつ。酒蔵建築の構造技法の多様性を示す登録有形文化財としての価値と見どころを、旧中山道の町並みとともに紹介する。
武重本家酒造の主屋は明治四十二年の木造二階建。妻面を塗籠た総二階に通庭を通し、奥の蔵へと続く。中山道茂田井の名高い街道景をつくる登録有形文化財としての見どころを、白壁の町並みとともに紹介する。
武重本家酒造の離れ裏庭に建つ大正期の煉瓦造水槽。イギリス積で三十八段を積み、内部を家庭用と醸造用に分ける。造り酒屋の近代化を伝える登録有形文化財としての価値と見どころを、旧中山道の町並みとともに紹介する。
武重本家酒造の炭小屋は二号蔵の道向かいに建つ木造二階建。明治四十二年の改築時に旧主屋の一部を移したと伝わる。街道の家並みを保つ登録有形文化財としての見どころを、旧中山道の白壁の町並みとともに紹介する。
長野県岡谷市川岸に建つ中央印刷社屋(旧片倉組事務所)は、明治43年(1910)に日本最大の製糸企業・片倉組の本部事務所として、発祥の地・垣外製糸場内に建てられた木造2階建の登録有形文化財です。人造石の柱型と煉瓦壁面の重厚な外観、洋風を基調に和風の大広間を備えた内部意匠が特徴で、平成8年の登録有形文化財制度創設と同時の第1回登録に選ばれました。「シルク岡谷」の繁栄を今に伝える貴重な近代化産業遺産です。
長野市松代町東寺尾に建つ長明寺本堂は、明和4年(1767年)建立の浄土宗寺院本堂です。寄棟桟瓦葺で内陣廻りを組物や彫刻欄間で荘厳し、虹梁絵様や蟇股の意匠も優秀。江戸後期の当地域を代表する浄土宗本堂として、平成26年に経蔵・三門と共に国登録有形文化財に登録されました。
長野県松本市の上今井に鎮座する続麻・今井(兼平)神社兼平社は、『平家物語』の忠臣・今井四郎兼平を祀る天保4年(1833)建立の本殿です。一間社流造銅板葺、建築面積わずか4.4㎡の小さな社殿ですが、正面には唐破風・千鳥破風が重なり、虹梁欄間の龍、向拝柱の唐獅子と象の木鼻、戸板の波の透かし彫り、脇障子の竹林七賢など、江戸後期の宮大工と彫物師の技を凝縮した華やかな装飾を見ることができます。境内地は兼平の館跡と伝えられ、令和4年(2022)10月31日、続麻社・神明社・神楽殿とともに国の登録有形文化財に登録されました。
カナダ人宣教師ウォーラーが1898年に建てた長野県唯一の煉瓦造教会。尖頭アーチやバラ窓、バットレスなど本格ゴシック様式を備えた国登録有形文化財の魅力と見どころを紹介します。
千曲市八幡の長野銘醸の酒造場中央に建つ粕蔵は、江戸末期の土蔵造平屋建。もと南北二棟を明治中期に一体化し、内部では今も酒粕の熟成が続く。元禄二年創業、純米酒を醸す蔵の生業を伝える一棟である。
長野銘醸の酒蔵西方に建つ米蔵は、玄米と白米を蓄えた江戸末期の土蔵造平屋建。古絵図には南に併設された明治中期の水車小屋が描かれ、精米の工程をしのばせる。姨捨と同水系の水で純米酒を醸す蔵の一棟である。
長野銘醸の敷地中央に建つ酒蔵は、瓦葺の土蔵造二階建。北半で洗米と搾り、南半で仕込みを行い、二階には麹室と酒母室を設け、酒造の神である松尾社を祀る。千曲市に唯一残る酒蔵の中枢を担う大型土蔵である。