長野県・昭和
Shōwa長野県 の昭和時代(1926 – 1989)の文化財を一覧で閲覧できます。種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
旧山田家住宅新座敷は長野県中野市に昭和28年(1953年)に建った入母屋造の座敷で、2016年に登録。4畳の取次から8畳の客間へ入る構成、奇木の落掛、格狭間風の窓、主庭側に閂を設けない脇門を紹介します。
長野市松代町の旧山寺常山家住宅頌徳門は、昭和15年建立の棟門。間口1.9メートル、切妻造桟瓦葺で左右に袖塀を付ける。主屋を失った屋敷に建つ顕彰碑の入口で、平成26年に国の登録有形文化財となった。入場は無料。
旧山本中学校杵原校舎管理教室棟は、長野県飯田市竹佐にある昭和24年建築の木造平屋校舎で、平成17年に国の登録有形文化財となった。桁行35間の南棟で、南面中央に寄棟造の玄関ポーチが張り出す。村人が資材を持ち寄って建てた校舎である。
旧山本中学校杵原校舎教室棟は、長野県飯田市竹佐にある昭和24年建築の木造平屋校舎で、平成17年に国の登録有形文化財となった。桁行5間の教室が7室並び、北側を幅7.5尺の廊下が通る。欄間付きの引違い窓が3連一組で連なる。
旧横内医院は長野県松本市島立にある昭和7年(1932年)の医院兼主屋で、登録有形文化財。円柱とむくりの入母屋造の玄関ポーチを付けた洗い出し仕上げの洋風の医院に、和風の主屋を接続する。診療室や薬局の設えを残し、地域医療の歴史を伝える。
金鵄会館(長野県長野高等学校旧南校舎)は長野市上松にある昭和14年(1939年)の木造2階建の校舎で、登録有形文化財。正面の中央にタイル張りの面と宝形屋根の塔屋を立ち上げ、車寄を突き出す。横長の窓と塔屋の造形に時代の特徴が表れる。
久米路橋は長野県長野市の信州新町水内と信更町吉原の間にある昭和8年(1933年)の鉄筋コンクリート造単アーチ橋で、登録有形文化財。橋長46メートル、アーチリブに鉄平石を貼る丁寧なつくりで、久米路峡の景観をつくる。
長野県東御市和の児玉家住宅馬屋は昭和初期に建てられた木造平屋建である。蚕室の東妻面に張り出した間口二間の下屋部分で、十二件のうち唯一の昭和の建物にあたり、乗馬用の馬屋として使われた。平成12年に登録有形文化財となった。
長野県千曲市、北国街道下戸倉宿の坂井銘醸に建つ仕込蔵。土蔵造の和の躯体に洋風のキングポストトラスを架け、腰は人造石仕上げとする。平成15年登録の登録有形文化財で、酒造コレクションとして公開されている。
長野県佐久穂町の栄橋は、昭和十三年に架けられた鉄筋コンクリート造のローゼ橋。中央支間四五メートルは戦前のコンクリートローゼ橋で国内最長で、世界初の技術を確立した技師・中島武の手による現存五橋のひとつ。令和七年に登録有形文化財となった。
昭和7年、ライトに師事した建築家・遠藤新が設計した数寄屋造りの別棟。座敷から広縁、庭へと続く構成が近代観光旅館の原型となり、平成15年に登録有形文化財となった。今は8室の宿「豊年虫」として泊まることができる。
長野県飯綱町の小学校敷地に建つ昭和17年築の茶室、通称法母庵。三畳と四畳半の二席が水屋を共有し、大人数の稽古に応じる平面をとる。躙り口と掛込天井を備え、平成28年に「造形の規範」として登録有形文化財となった。
信濃教育会生涯学習センターは長野県安曇野市豊科高家にある昭和4年(1929年)の木造2階建の建物で、登録有形文化財。旧信濃教育会館の本館を長野市内から移築したもので、左右対称の正面中央に車寄を付け、屋根窓付きのマンサード屋根を載せる。
飯田市仲ノ町に昭和13年(1938年)に竣工した木造2階建の洋風建築。屋根中央のマンサード形の破風と幾何学模様の壁、左右のドーマー窓、下見板張の外壁が特徴で、1階は事務室、2階は講堂。下伊那教育会の本館として現役。
飯田市の下伊那教育会館の北背面に南面して建つ、昭和13年(1938年)の土蔵造2階建の蔵。桁行3間、梁間2間半。鉢巻の下まで海鼠壁を張り上げた腰高の外観で、もとは幕末以降の下伊那の教育資料を収めていた。
上田市の信州大学上田キャンパスに建つ昭和4年(1929年)の旧上田蚕糸専門学校講堂。下見板張の木造2階建で、文部省の設計。玄関の三角に張り出す窓と桑・繭・蛾の意匠が特徴で、今も卒業式や学会の会場に使われている。
巣山家住宅主屋は長野県塩尻市木曽平沢にある昭和8年(1933年)の平入・2階建の主屋で、登録有形文化財。代々漆器製造に携わった家の住まいで、出桁で2階を通りへ持ち出し、両端に袖壁を立てる伝統的な正面を保つ。
巣山家住宅東土蔵は長野県塩尻市木曽平沢にある昭和7年(1932年)の土蔵造2階建の蔵で、登録有形文化財。シモノクラと呼ばれ什器を納めた。腰を海鼠壁、上部を白漆喰とした丁寧なつくりで、西土蔵と一続きの屋根を架ける。
諏訪湖ホテル迎賓館は長野県諏訪市湖岸通りの片倉館の南隣に建つ昭和3年(1928年)の木造2階建の洋館で、登録有形文化財。寄棟造・桟瓦葺の外観をスパニッシュ風にまとめ、1階を洋室、2階を和室とし、イタリア産大理石や台湾檜を用いる。
セイコーエプソン創業記念館(旧大和工業事務所)は長野県諏訪市大和の諏訪湖東岸に建つ昭和20年(1945年)の木造2階建の事務所で、登録有形文化財。時計部品製造会社の旧事務所で、下見板張に連窓を連ね、諏訪の時計製造の基点となった洋風事務所。