奈良県・鎌倉
Kamakura奈良県 の鎌倉時代(1185 – 1333)の文化財を一覧で閲覧できます。種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
法隆寺東院鐘楼は東院伽藍に建つ鎌倉時代前期の国宝で、下層を袴腰で包む形式の鐘楼として現存最古の例である。応保3年(1163年)の初見から再建・改造の経緯、二手先の組物、中宮寺伝来と伝わる天平の梵鐘を解説する。
法隆寺東院礼堂は夢殿の南に建つ鎌倉時代前期の仏堂で、寛喜3年(1231年)に建てられた国の重要文化財である。礼堂という形式の意味、同じ時期の東院の造営、夢殿との位置関係の読み方と見学時の注意を詳しく解説する。
奈良県宇陀市の室生寺本堂(灌頂堂)は、延慶元年に供養された国宝の仏堂。灌頂の道場として内陣と外陣を桟唐戸と連子窓で厳重に分け、和様を基調に大仏様や禅宗様の手法が混じる。正面の蔀戸と側面の桟唐戸の違いも見どころ。
奈良県宇陀市の室生寺に建つ弥勒堂は、鎌倉時代前期の建築技法を伝える国指定重要文化財。入母屋造・杮葺の三間堂で、二重屋根の小屋構造など中世建築の貴重な遺構を残します。本尊・弥勒菩薩立像(重文)をはじめ、奈良時代後期から平安時代初期の名仏が伝わり、女人高野として知られる古刹の歴史と魅力をご紹介します。
奈良市西ノ京の薬師寺東院堂は弘安8年(1285)再建の国宝。享禄元年の兵火を東塔と共に免れた鎌倉和様仏堂で、像高約189センチの国宝・銅造聖観世音菩薩立像を祀ります。堂内は畳敷きで沓を脱いで参拝します。
奈良市西ノ京、薬師寺の鎮守である休岡八幡宮に建つ若宮社社殿。慶長8年(1603)再建の本殿より三世紀ほど古い鎌倉時代後期の建築で、一間社春日造・檜皮葺。大正2年(1913)に重要文化財へ指定された、境内最古の社殿です。
来迎寺宝塔は奈良県奈良市来迎寺町の来迎寺にある延慶3年(1310年)の石造の宝塔で、重要文化財。鎌倉時代後期の年代が明らかな石造の宝塔として、昭和29年(1954年)3月20日に重要文化財に指定されている。
霊山寺本堂は、奈良市中町の霊山寺にある弘安6年(1283年)建立の本堂で、昭和28年に国宝に指定された。長弓寺本堂と並ぶ鎌倉時代の和様仏堂の優作とされ、向拝の組物や菱・輪違文の支輪に華やかな趣がある。
奈良・長谷寺が所蔵する国宝「観普賢経」は、鎌倉時代に制作された装飾経「長谷寺経」全34巻の一つ。金銀の切箔を散らした料紙、金泥の界線、水晶の経軸など、中世日本の装飾経芸術の粋を極めた名品です。本記事では、観普賢経の歴史的背景、国宝指定の理由、見どころ、そして所蔵先である長谷寺への訪問情報まで詳しくご紹介します。
奈良・興福寺に伝わる重要文化財「絹本著色二天王像」は、鎌倉時代に絹地に描かれた仏画で、本来は四天王の一具として制作されながら、現在は二幅のみが現存する貴重な作品です。1180年の南都焼討後の興福寺復興期に、南都絵所の絵師たちが奈良時代の古典に範をとりつつも鎌倉新様式の萌芽を示した名品で、復興の精神そのものを体現しています。通常は非公開で、特別展などの限られた機会に拝観できます。
中国・唐代に織られながらササン朝ペルシア風の意匠をもつ法隆寺の国宝錦。径45センチほどの連珠円文のなかで、翼をもつ馬にまたがる四騎が振り返って獅子を射る。馬の尻に潜む「山」「吉」の二字が、製作地が中国であることを明かす。
奈良・唐招提寺の国宝「舎利容器」。鑑真が唐から請来した約三千粒の仏舎利を淡黄色の白瑠璃壺に納め、首を伸ばした金銅の亀が背負う金亀舎利塔に安置する。渡海伝説を映した造形で、公開は年に一度の釈迦念仏会のみ。
鎌倉時代に西大寺を再興した叡尊が文永7年(1270年)に造立した金銅宝塔の内部から見いだされた、仏舎利を納めるための水晶製の五輪塔。織物を縫い合わせた小さな包み裂を伴い、昭和30年(1955年)に国宝に指定された。
東大寺戒壇院の千手堂に伝来する、厨子入の木造千手観音立像と木造四天王立像(計5躯)の重要文化財。鎌倉時代後期、文永6年(1269)頃、律僧・円照による千手堂創建にあわせて造立されたとみられ、奈良で活動した仏師集団・善派の作風を顕著に示します。室町時代以降は秘仏として厨子内に納められ、当初の彩色や切金文様、別製の銅製装身具をきわめて良好な状態で今日に伝えています。
南宋の周必大が編んだ欧陽脩の文集を版行した宋刊本の国宝。鎌倉の金沢文庫に伝来し、ほぼ完本の39冊が天理図書館に残る。後世の定本となった南宋版の校訂の精度と、海を渡った一書のたどった数奇な来歴を見つめる。
奈良・天理大学附属天理図書館が所蔵する国宝「宋版劉夢得文集」。唐の詩人・劉禹錫(字は夢得)の詩文を収めたこの宋代刊本は、栄西禅師が宋から請来し、建仁寺に伝わり、足利義満も鑑賞したと伝えられる稀覯書。中国と日本の文化交流の結晶ともいえる逸品をご紹介します。
奈良県桜井市の総本山長谷寺に伝わる国宝「長谷寺経」のうちの般若心経一巻。鎌倉時代の装飾経を代表する作例で、金銀の切箔や金泥の界線、水晶の経軸など、貴族の祈りと工芸の粋が結晶した祈りの書です。
奈良・長谷寺に伝わる国宝「長谷寺経」全三十四巻のうち、法華経の開経として尊ばれる無量義経三巻をご紹介します。鎌倉時代の装飾経を代表する優品で、金銀の切箔を散らした料紙、金泥の界線、水晶の経軸、そして見返しの極彩色仏画が祈りの心を今に伝えます。「花の御寺」長谷寺の歴史や見どころ、参拝情報とあわせてご案内いたします。
奈良・興福寺中金堂に安置される国宝「木造四天王立像」をご紹介します。鎌倉時代に慶派仏師が桂材で彫出した約2メートルの堂々たる四天王像は、躍動感あふれる姿で中金堂須弥壇を護り続けています。
興福寺南円堂に安置される国宝・木造四天王立像。文治五年(1189)の南円堂落慶供養に合わせて運慶の父・康慶の工房が制作した鎌倉時代の傑作で、陀羅尼集経に基づく稀少な持物を持ちます。毎年10月17日の大般若経転読会の日にのみ拝観できます。