大阪府の登録有形文化財
大阪府 · 登録有形文化財
大阪市西成区天下茶屋にある国登録有形文化財・梅谷歯科医院。大正11年頃に建てられた木造3階建の洋風建築は、1階のタイル・石貼りと2・3階の下見板張りが特徴的で、内部には伝統的な町家の間取りを残す和洋折衷の名建築です。
大阪市西区に佇む江戸堀コダマビルは、1935年に綿布商・児玉竹次郎の本宅として建てられた鉄筋コンクリート造の近代建築です。スパニッシュスタイルと和風意匠が融合した国登録有形文化財の魅力をご紹介します。
大阪・帝塚山の閑静な住宅街に建つ遠藤家住宅は、アメリカ人建築家W.M.ヴォーリズが1922年(大正11年)に設計した木造2階建の洋風住宅。旧プレスビテリアンミッションハウスとして建てられ、玄関ポーチ、階段ホール、暖炉のある居間など大正期の宣教師館の特徴を今に伝える、国の登録有形文化財です。
1930年(昭和5年)に三菱商事大阪支店として竣工し、戦後に農林省OBが取得して現在の名となった大阪農林会館ビル。鉄筋コンクリート造5階建、石張りとタイル張りの重厚な外観に、メールシュートや金庫、シャンデリア輝く玄関ホールなど竣工時の意匠が良好に残ります。2021年に国の登録有形文化財に登録された南船場の名建築を紹介します。
1933年(昭和8年)に建築家・安井武雄の設計で竣工した大阪ガスビルディングは、御堂筋に堂々と建つ昭和初期のモダニズム建築の傑作です。1・2階を黒御影石、上層を乳白色のタイルで仕上げた印象的な外観は「巨大な客船」にも例えられ、過渡期的近代建築の好例として2003年に登録有形文化財に指定されました。現在も大阪ガスの本社として使用される、船場の歴史的景観を代表する一棟です。
大阪・船場の今橋通りに佇む大阪倶楽部は、大正13年(1924)に建築家・安井武雄が設計した重厚な近代建築です。南欧風の骨格に東洋・インド・中近東の意匠を奔放に取り入れた独創的な「自由様式」の代表作で、平成9年(1997)に国の登録有形文化財に指定されました。綿業会館・大阪ガスビルとともに「大阪三大名建築」のひとつに数えられ、淀屋橋駅から徒歩5分、大正期の社交文化と建築の魅力を今に伝える貴重な文化遺産です。
大阪のランドマーク・大阪城天守閣は、豊臣・徳川時代に続く三代目として昭和6年(1931)に市民の寄付で甦った近代建築の傑作です。鉄骨鉄筋コンクリート造で桃山様式を再現した日本初の天守復興であり、平成9年(1997)に国の登録有形文化財、令和7年(2025)に大阪市指定有形文化財となりました。8階展望台からの大阪平野の眺望、豊臣秀吉と戦国時代を物語る貴重な収蔵品、隣接する大阪城豊臣石垣館など、海外からのお客様にもおすすめしたい見どころを徹底ガイド。
大阪城公園の南、玉造に立つ大阪女学院ヘールチャペルは、ウィリアム・メレル・ヴォーリズの設計事務所が手がけ1951年に竣工した礼拝堂兼講堂です。戦災からの復興を象徴し、装飾を抑えたモダニズムの外観と高く伸びやかなオーディトリアム空間が高く評価され、2017年に国の登録有形文化財(建造物)に登録されました。
昭和11年(1936)に日本で3番目の公立美術館として開館した大阪市立美術館は、戦前期を代表する大型美術館建築として平成27年(2015)に国の登録有形文化財に登録されました。和洋の意匠を巧みに織り交ぜた優美な佇まいと、国宝・重要文化財を含む約8,700件のコレクションを誇り、令和7年(2025)3月のリニューアルオープンで「ひらかれた美術館」として新たな魅力を放っています。
1931(昭和6)年に建てられた大阪セルロイド会館は、大阪府営繕課の西田勇が手がけた表現派風モダニズム建築。北館と南館で異なる二つの表情を持つ国登録有形文化財で、1階のセルロイド展示室では世界初の人工プラスチックの歴史に触れられます。
大阪府貝塚市にある貝塚市歴史展示館は、1935年(昭和10年)に建てられた旧大日本紡績貝塚工場事務所を活用した国登録有形文化財です。スクラッチタイルが映える昭和初期の近代建築と、1964年東京オリンピック金メダルの「東洋の魔女」の歴史を体感できる展示施設の魅力をご紹介します。
大阪府柏原市にあるカタシモワインフード貯蔵庫は、大正時代に建てられた国登録有形文化財です。西日本最古のワイナリーが誇る炭入りコンクリート壁の貯蔵庫や、河内ぶどうの歴史、周辺の見どころをご紹介します。
大阪府豊中市に建つカトリック豊中教会司祭館は、1939年にチェコ出身の建築家ヤン・ヨセフ・スワガーが設計した木造2階建の国登録有形文化財です。出桁造の軒廻りや切妻造桟瓦葺の屋根など、日本の伝統建築の意匠と西洋教会建築の機能を巧みに融合させた、戦前の和風教会建築の好例をご紹介します。
大阪府豊中市にあるカトリック豊中教会は、1939年にチェコ人建築家ヤン・ヨセフ・スワガーが設計した国登録有形文化財。入母屋造の屋根や格天井など和風意匠を大胆に取り入れた木造教会の傑作です。
大阪市此花区伝法に鎮座する鴉宮の拝殿は、昭和6年(1931年)建造の登録有形文化財です。三重虹梁形式の妻飾に施された雲龍彫刻や出組の組物など、華麗な意匠が特徴。豊臣秀吉が三本足の鴉の瑞兆に感激し命名した800年以上の歴史を持つ神社で、神明造の本殿との対照的な美が見どころです。
大阪府門真市の願得寺客間は明治期の建築。控えの座敷ながら吟味した良材と洗練された床構えを備え、床付きの六畳二室が向かい合い、南に広縁が付く。2006年に造形の規範として登録有形文化財となった。
大阪府門真市の願得寺玄関は、宝暦2年(1752年)頃の建立で、登録四棟のうち最も古い。本堂と庫裏の間に建って両者を結び、唐破風造の格式ある表構えを見せる。2006年に国の登録有形文化財となった。
大阪府門真市の願得寺書院は江戸末期の建築で、登録四棟のうち最大。二階建に見えるが平屋建で、内部空間を高くつくる。床・棚・付書院を備えた書院と次の間を広縁が囲む。2006年に登録有形文化財となった。
大阪府門真市の願得寺太鼓楼は明治期の建築。切石積の基壇に載る長屋形式の一棟が街路に面し、北端の楼は真壁造で東西に花頭窓を開く。四棟で最も見やすく、2006年に登録有形文化財となった。
大正14年(1925年)に建てられた旧大阪市中央消防署今橋出張所(今橋ビルヂング)は、チューダーアーチ形の窓枠やタイル貼りの外壁が特徴的な鉄筋コンクリート造3階建ての登録有形文化財です。71年間消防署として使用された後、現在はイタリアンレストラン「ダル・ポンピエーレ」として親しまれ、大阪・船場の近代建築群の中で独特の存在感を放っています。