大阪府の登録有形文化財
大阪府 · 登録有形文化財
昭和5年、大阪の綿商・八木市造が京都帝国大学教授の藤井厚二に依頼した木造二階建の住宅。聴竹居の2年後に建てられ、通気筒による空気循環や椅子式の生活に合わせた和風意匠を良好に留める。令和5年に登録有形文化財となった。
八木家住宅の蔵は建築面積わずか10平方メートル。当初は下男部屋と一体の真壁造だったが、昭和16年に戦争へ備えて土蔵造に改められた。鉄扉、舟底天井、そして規模に不釣り合いなほど念入りな方杖の補強が残されている。
八木家住宅下男部屋は建築面積13平方メートル、四畳半一室に押入と便所を備える。お抱えの馬丁が寝泊まりした住居で、南面の出入口は馬屋に向く。当初は蔵と一体で、屋敷の外郭を形づくる一棟として登録されている。
高野街道の旧三日市宿に西面して建つ町家。木綿問屋から酒屋へ転じた八木家の主屋で、屋号は東家屋。間口8間半、正面の深い軒だけを本瓦葺とする。18世紀後半の建築とみられ、平成20年に登録有形文化財となった。
旧三日市宿の高野街道に妻を向けて建つ土蔵造二階建。上部は白漆喰、腰は杉の焼板張りとし、各階の窓に銅板の扉を吊る。主屋とともに旧宿場町の街路景観を構成するものとして、平成20年に登録有形文化財となった。
八木家住宅の敷地北辺を画す門と板塀。門扉は下半を竪格子として内と外を緩やかに仕切り、塀は竪板壁に竹一本の欄間、屋根を銅板葺とする。主屋と意匠を揃えた近代和風の造りで、令和5年8月に登録有形文化財となった。
梅田の隣、豊崎に残る大正期の登録有形文化財。延長42メートルの木造塀は腰を竪板張、小壁を鼠色の漆喰で仕上げる。主屋入口では壁面を後退させ、瓦葺の庇の下に潜戸を開く。戦災を免れた長屋群とともに、百年前の路地景観を伝える。
大阪府池田市、銘酒「緑一」を醸す吉田酒造の蔵。明治11年頃の土蔵造3階建で、四周に水切瓦をめぐらし、頂部に鍾馗と宝珠の鬼瓦を載せる。下り酒で栄えた池田の街路景観を伝える一棟。平成19年登録の登録有形文化財。
明治11年(1878年)頃に建てられた吉田酒造の主屋は、かつて四十軒近い酒蔵が並んだ大阪・池田に現存する大型町家。黒漆喰の壁、虫籠窓、袖卯建など、酒造町ならではの意匠を今に残す国の登録有形文化財です。
大阪府池田市、元禄10年創業の吉田酒造に残る登録有形文化財。明治11年頃に築かれた延長8.8mの高塀で、花崗岩布積の基礎に黒漆喰の壁、一文字瓦の屋根を備える。池田酒で栄えた商家の表構えを、旧能勢街道沿いに今も伝えている。
大阪・岸和田の旧紀州街道に面して建つ吉野家住宅主屋は、昭和4年に着工し7年に完成した木造二階建の米穀商の大型町家。本瓦葺の重厚な屋根、通り土間、肥松一枚板の建具が見どころで、令和4年に国の登録有形文化財となった。
大阪府の最北端、能勢町の吉野集落のほぼ中央に南面して建つ茅葺の薬師堂。天文24年(1555年)に始まり、中世の部材を今に残す。平成16年に登録有形文化財となり、里山の歴史的景観に欠かせない一棟として守り継がれてきた。
大阪府貝塚市の寺内町に建つ吉村家住宅。油屋と両替商「和泉屋」を営んだ商家が江戸末期に築いた衣装蔵は、土蔵造二階建・切妻本瓦葺の蔵です。主屋・道具蔵とともに登録有形文化財となった商家建築と、紀州街道沿いの寺内町の町並みを紹介します。
大阪府貝塚市、紀州街道に近い寺内町の一角に残る吉村家住宅主屋。江戸時代に油屋と両替商を営んだ商家の主屋で、北側主要部は十八世紀中頃にさかのぼる。貝塚では珍しく幕末に南側へ座敷を増築した町家として、平成十五年に登録有形文化財となった。
大阪府貝塚市の登録有形文化財、吉村家住宅道具蔵。江戸末期の土蔵造二階建で、両替商を営んだ家らしく床下を石積みで高く上げ、地下に穴蔵を備える。貝塚寺内町の町並みに残る一棟で、外観のみ路地から見学できる。
大阪府貝塚市の寺内町に建つ登録有形文化財。薬種を商い代々町年寄を務めた利齋家の主屋で、棟脇の三間を一段高くした段違いの屋根が目を引く。原形は17世紀に遡る可能性をもち、寺内町の歴史的景観に残る貴重な一軒である。
大阪府貝塚市の貝塚寺内町に残る利齋家住宅土蔵。代々孫左衛門を名乗り薬種問屋を営んだ旧家が御下筋に面して建てた、桁行十間に及ぶ長大な袖蔵である。南半分にはかつて薬種が納められた。江戸後期の建築で登録有形文化財。
大阪府貝塚市の旧寺内町に残る利齋家住宅の離れ。薬種問屋を営んだ旧家が大正13年頃に建てた一棟で、1階は和の続き座敷、2階は暖炉のタイルやステンドグラスを備えた洋間とする。当初の装飾意匠が残る登録有形文化財を紹介する。
1965年竣工、岸田日出刀設計のリバーサイドビルディングは、大阪・中之島の土佐堀川沿いに建つ登録有形文化財です。高速道路の構造を応用した独創的な設計と水平連続窓が特徴の、インターナショナルスタイル事務所建築の秀作をご紹介します。
大阪・箕面公園の渓谷に建つ瀧安寺鳳凰閣は、関西建築界の父と称される武田五一が大正6年(1917年)に設計した登録有形文化財。宇治の平等院鳳凰堂の趣を取り入れた楼閣で、紅葉の名所・箕面大滝へ続く滝道の途中に立ち、内部は特別拝観で公開される。