鎌倉
Kamakura鎌倉時代(1185 – 1333)の日本の文化財を一覧で閲覧できます。都道府県・種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
東京国立博物館に寄託される紙本著色紫式部日記絵詞は、鎌倉時代に描かれた絵巻の一巻で、現存する四巻のうちの一つ。源氏物語の作者・紫式部の日記の後半を絵画化し、敦良親王の五十日の祝儀などを描く個人蔵の重要文化財である。
東京国立博物館に伝わる青磁牡丹文水注は、15世紀初の明時代に中国・龍泉窯で焼かれた天龍寺青磁の典型作。深い緑色の釉と牡丹文の彫りが美しい重要美術品の魅力をご紹介します。
淡路国大田文は、承久の乱直後の貞応2年(1223年)に作成された淡路国の土地台帳の原本です。執権北条泰時の命により守護長沼宗政が指揮し、淡路国二郡の荘園・公領の田畠面積と地頭配置を詳細に記録しています。現存する大田文21種のうち、鎌倉時代作成当時の原本として極めて珍しく、重要文化財に指定されています。
奈良市の般若寺に立つ笠塔婆は、弘長元年(1261)に石工の伊行吉が父母のために建てた花崗岩の石塔二基。東大寺再建に渡来した父・伊行末の一族の作で、紀年銘をもつ基準作例として明治42年に重要文化財に指定された。
奈良県の個人が所蔵する重要文化財、孔雀文磬。承元二年(一二〇八年)の鋳出銘をもつ鎌倉時代の銅磬で、八葉複弁の撞座の左右に向かい合う孔雀を配す。翌年につくられた国宝・孔雀文磬と同工と見られる、在銘の貴重な基準作である。
奈良県に所在する絹本著色一字金輪曼荼羅図は、息災と敬愛を願う密教の秘法・一字金輪法の本尊として描かれた鎌倉時代の重要文化財。個人蔵で一般公開はないが、同じ画題の平安期の優品は奈良国立博物館で拝観でき、e国宝でも見られる。
奈良県に伝わる個人蔵の太刀。鎌倉時代後期、京都の来派を代表する刀工・来国俊が元応元年(1319年)八月に鍛えた一口で、細身の姿に冴えた細直刃を焼く晩年の作風を示す。昭和30年に重要文化財へ指定された。
奈良県に個人蔵として伝わる重要文化財「紙本著色一遍上人絵巻」(4巻)は、時宗を開いた一遍上人の生涯を描いた紙本著色の絵巻物です。約20本ほどが知られる宗俊本系統の貴重な伝本のひとつとして、鎌倉時代の大和絵の伝統と時宗の精神を今に伝えています。
短刀〈銘吉光〉附腰刀拵は、福岡県の九州歴史資料館にある鎌倉時代の粟田口藤四郎吉光の短刀で、昭和28年に国宝に指定された。身幅が広く寸の詰まった特殊な姿で、地刃が最も優れ健全である。
福島県いわき市の飯野八幡宮の宮司家に代々伝わる千六百八十三通の古文書群。最古は元久元年(一二〇四)にさかのぼり、中世の二百十通には好島庄の荘園経営や地頭との相論、軍忠状などを含む。平成六年に重要文化財に指定された。
福島県郡山市の如宝寺に立つ板石塔婆は、建治二年(一二七六)銘をもつ鎌倉時代の供養塔。阿弥陀を中心とする曼荼羅板碑で、東北に残る板石塔婆のなかで最も良く整ったものとされ、隣の石造笠塔婆とともに重要文化財に指定されている。
兵庫県の個人が所蔵する重要文化財の刀。鎌倉時代の備前一文字派の作とされ、銘はないが、丁子と呼ばれる華やかな刃文にこの一派の特徴がよく現れている。磨上げによって銘を失った太刀と考えられ、現在は非公開である。
唐時代(7〜8世紀)に書写された『世説新語(世説新書)』巻第六の残巻で、中国を代表する説話集の現存最古の写本として国宝に指定されています。端正かつ典雅な楷書、平安時代の訓点、紙背の密教経典など、日中文化交流の歴史を物語る第一級の文化財です。
和歌山県・高野山の蓮華三昧院に伝わる国宝「絹本著色阿弥陀三尊像」は、鎌倉時代の仏画の傑作です。説法印を結ぶ阿弥陀如来を中心とした独特の図像表現、明遍と法然にまつわる伝説、そして高野山霊宝館での鑑賞情報を詳しくご紹介します。
和歌山県・高野山に伝わる重要文化財「薙刀〈銘来国俊〉」を紹介します。鎌倉時代後期、山城国の名工・来国俊が手がけた稀少な薙刀作。来派の精緻な地鉄と上品な刃文を備え、太刀や短刀を主とした来国俊の作風の幅を伝える貴重な一口です。世界遺産・高野山の文化的背景や周辺の見どころとともに、その魅力を解説します。
愛知県東海市の観福寺本堂に据えられた小さな宮殿。背面の墨書が宝治2年(1248年)の造営を記し、斗栱や蟇股に鎌倉前期の特徴をよく残す。年代の判明する基準作として価値が高く、昭和59年に国の重要文化財に指定された。
名古屋の西、あま市の甚目寺に立つ二階建ての楼門。あま市で最も古い木造建築で、明治33年に重要文化財へ指定された。建立年代は文化庁の見方と寺伝とで分かれるが、和様による初期の明快な木組みを今に伝え、下層には福島正則が寄進した仁王像が控える。
愛知県岡崎市の妙源寺柳堂は、三河における真宗最古級の道場として明治36年に重要文化財となった太子堂です。桁行三間の寄棟造檜皮葺で四周に蔀戸を吊り、堂内に聖徳太子像を安置。正和3年銘の棟札をめぐる年代論も残ります。
翰林学士詩集は、名古屋市の宝生院(大須観音)が所有する唐時代の詩集の写本で、国宝に指定されている。唐抄本で紙背に正広智三蔵表制集巻第五があり、大須文庫(真福寺本)の国宝の一つである。
愛知県豊田市の三河国三宮・猿投神社に伝わる黒漆太刀〈刀身無銘〉は、鎌倉時代の作と認められ、昭和二十七年に重要文化財に指定された一振り。霊峰猿投山の麓に七百年以上守り継がれてきた本太刀の歴史と魅力、そして由緒深き猿投神社の見どころを詳しく紹介します。