室町
Muromachi室町時代(1336 – 1573)の日本の文化財を一覧で閲覧できます。都道府県・種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
大山祇神社本殿(宝殿)は愛媛県今治市大三島町宮浦の大山祇神社にある応永34年(1427年)の本殿で、重要文化財。三間社流造・檜皮葺の社殿で、大山祇神社は海の神・戦いの神として崇敬され、日本最大級の武具のコレクションで知られる。
愛媛県西条市の西山興隆寺、本堂の右後方に立つ花崗岩製の宝篋印塔。総高305センチメートルで、形式と技法から南北朝時代の作とみられ、基礎から相輪まで損傷のない整った姿を保つ。寺伝では源頼朝の供養塔という。
愛媛県西条市の西山興隆寺の本堂。文中4年(1375年)再興の桁行5間、梁間6間の大きな堂で、和様に禅宗様の組物を交え、一見宝形造に見える寄棟造の屋根をもつ。明治40年(1907年)に国の重要文化財に指定。
愛媛県上島町の岩城島、祥雲寺の観音堂。棟札写しから永享3年(1431年)の建立とわかる桁行3間、梁間3間の入母屋造本瓦葺の小堂で、禅宗様に和様を交え、扇垂木や二重蓮華の須弥壇を備える。国の重要文化財。
愛媛県上島町の弓削島、定光寺の観音堂は桁行3間、梁間2間の宝形造本瓦葺の小堂。文化庁は寛正4年(1463年)の建築とし、類例の少ない組物の手法と、瓦まで残る当初材の良好な保存を評価する。国の重要文化財。
浄土寺本堂は愛媛県松山市鷹子町に建つ室町時代後期の仏堂で、四国八十八ヶ所第49番札所の本堂。文明16年に落成し、桁行5間・梁間5間の寄棟造、本瓦葺。内陣の厨子は附として同時に指定され、大永5年の遍路の落書きが残る。
善光寺薬師堂は愛媛県北宇和郡鬼北町小松の善光寺に建つ室町時代後期の三間仏堂。解体修理で文明15年の墨書が見つかり、屋根は昭和57年に茅葺へ復元された。堂内の厨子も附として同時に指定され、扇垂木がほぼ完全に残る。
茨城県桜川市の富谷山中腹に建つ小山寺三重塔は、寛正6年に建立された三間三重塔婆である。相輪の銘に大旦那の多賀谷朝経と大工の宗阿弥家吉の名を残す。和様を基本に禅宗様を交え、明治39年に重要文化財へ指定された。
西蓮寺仁王門は、茨城県行方市に建つ天文12年(1543年)建立の三間一戸楼門。寛政年間に二階を失い、安政7年に現在地へ移された。上層の縁を受ける楼門腰組型の三手先が、失われた二階の輪郭を示す。大正6年に重要文化財指定。
茨城県常陸太田市の佐竹寺本堂は、天文15年(1546年)に再建された茅葺寄棟造の仏堂。こけら葺の裳階をめぐらして正面に唐破風を上げ、花頭窓や海老虹梁に桃山建築の先駆けのつくりを残す。坂東22番札所。国の重要文化財。
石岡市太田の善光寺の入口に立つ室町時代の三間一戸楼門。常陸の戦国大名小田氏の建立で、屋根裏に上層の部材の残欠を残し、戦乱で未完成に終わったとされる。頭貫の木鼻や蟇股に中世末の地方色が表れる。国の重要文化財。
水戸市元吉田町の天台宗寺院、薬王院の本堂。大永7年の焼失後、享禄2年(1529年)に再建された桁行7間、梁間5間の大きな入母屋造の堂で、地方色の濃い室町建築を伝える。徳川光圀による修理も経た。国の重要文化財。
茨城県龍ケ崎市の天台宗寺院・来迎院の境内に建つ室町後期の多宝塔。相輪の銘に弘治2年と江戸崎城主土岐治英の名が残り、地元の前嶋大工が普請に関わった。下層は方三間、上層は円形で四手先組とする。平成18年に重要文化財。
竜禅寺三仏堂は茨城県取手市米ノ井にある永禄12年(1569年)以前の茅葺の仏堂で、重要文化財。両側面と背面にもこしを付けた三間堂で、禅宗様に和様を加えた地方色の濃い様式をとり、釈迦・弥陀・弥勒の三尊を祀る。
楞厳寺山門は茨城県笠間市片庭にある室町時代中期の四脚門で、重要文化財。切妻造・茅葺の屋根を載せ、笠間氏の菩提寺である臨済宗妙心寺派の楞厳寺に建つ。指定は大正6年(1917年)の旧法による指定にさかのぼる。
備前市大内の大滝山福生寺に立つ三重塔。嘉吉元年(1441年)に足利義教が再建したとされ、総高19.72メートルのうち6.12メートルを鋳鉄製の相輪が占める。木割の大きな重々しい姿に室町の特徴が出ている。
天文12年(1543年)建立の吉備津神社北随神門は、本瓦葺の南随神門と対をなす八脚門。屋根を檜皮葺とする点が異なり、大正2年に国の重要文化財へ指定された。北の参道に建ち、参拝者を最初に迎える。
延文2年(1357年)建立の吉備津神社南随神門は、境内に現存する最古の建造物。三間一戸八脚門、入母屋造、本瓦葺で、明治44年に国の重要文化財へ指定された。二棟の門のうち先に指定を受け、随身像を納める。
熊野神社本殿は岡山県倉敷市林の熊野神社にある室町時代後期の本殿で、重要文化財。一間社隅木入春日造・檜皮葺の社殿で、春日造の屋根に隅木を入れた形式を伝える。大正10年(1921年)に旧法で指定された、倉敷市林に鎮座する古社の本殿。
岡山市北区下足守にある花崗岩製の石造宝殿。向拝柱の刻銘から暦応元年(1338年)の建立とわかり、王子権現を祀る。正面は春日造、背面は寄棟造で、高さ2.0メートル。昭和36年に国の重要文化財に指定された。