昭和
Shōwa昭和時代(1926 – 1989)の日本の文化財を一覧で閲覧できます。都道府県・種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
宮城県大崎市鳴子温泉字馬場の遊佐家の屋敷に造られた昭和10年頃の横穴式の石室。切石積みの側壁にアーチ形のコンクリート屋根を架け、漬物用の野菜を貯蔵してきた。平成10年(1998年)に登録有形文化財となった。
ラーハウザー記念東北学院礼拝堂は仙台市青葉区土樋の東北学院にある昭和7年(1932年)の鉄筋コンクリート造の礼拝堂で、登録有形文化財。扁平尖頭アーチの縦長窓と笠付の柱形が垂直性を強調するカレッジ・ゴシック様式。
青木家住宅主屋は京都市中京区富小路通三条上るに建つ昭和5年の木造二階建住宅。通り側にステンドグラスと暖炉を備えた洋間を置き、玄関を介した奥に数寄屋の和室棟を構える。平成26年登録の有形文化財で、個人住宅のため非公開。
青木家住宅土蔵は京都市中京区富小路通三条上るに建つ昭和5年の土蔵造二階建。桁行3.9メートル、建築面積13平方メートルの小さな蔵で、中庭を挟んで数寄屋の主屋と向き合う。平成26年に登録有形文化財となった。
加賀正太郎が営んだ大山崎山荘に建つ小さな茶室。立礼席が持仏堂を兼ね、石敷の主室に床と仏壇を備える。丸太を用いた軽快で開放的な数寄屋風の造りで、通常は非公開だが、春秋の茶会で特別に開放されることがある。
加賀正太郎の大山崎山荘に建つ小茶屋。斜面に石張りの鉄筋コンクリート地階を築き、その上に丸太組の席を張り出す懸造風の構え。寄木の土間床や下地窓をもつ数寄屋意匠で、和洋を巧みに折衷する。通常は非公開。
拝殿北面の西端に建つ網野神社神饌所。神前に供える神饌を調える実用の建物で、昭和前期の建築である。切妻造金属板葺の小規模な棟だが、緩い勾配の屋根と横連子窓に素朴な整いを見せる建物だ。
本殿を囲んで巡る網野神社の透塀。延長約30メートル、昭和前期の建築で、腰を横板壁、上部を菱格子とする。東西に両開戸を構え、背面は屋根のない瑞垣とし、本殿まわりを厳粛に結界する構えである。
網野神社の参道脇に建つ手水舎。府社昇格を記念して昭和18年に新築され、設計は京都府技手の風間利之が担った。四方を吹き放つ切妻造銅板葺で、面取方柱に舟肘木を置く軸太な意匠を特徴とする。
本殿と拝殿を結ぶ網野神社の渡廊。昭和4年頃、地震後の再建期の建築で、桁行二間の切妻造妻入とする。薄い舟肘木や垂木の反りに、小さな寸法のなかで働いた大工の繊細な感覚がよくうかがえる。
綾部大橋は京都府綾部市の並松町と味方町を結んで由良川に架かる昭和4年(1929年)の道路橋で、登録有形文化財。橋長210メートルの鋼製7連の曲弦ワーレントラス橋で、ライズを抑えたポニー形式とし、木造の旧橋の形式を受け継ぐ。
京都市左京区鹿ケ谷に建つ昭和11年築の木造平屋建住宅。ハーフティンバーの外観に古典様式の列柱を交え、内部は客船の建具や寄木張の床で船を意識してまとめる。設計施工は鴻池組で、平成16年に国の登録有形文化財となった。
京都府亀岡市の出雲大神宮社務所は昭和6年(1931年)建築の桟瓦葺の建物で、2021年に登録有形文化財となった。登録12件で最大の182平方メートル。雁行する座敷、角屋の張り出し、菊花紋の蟇股を紹介する。
京都府亀岡市の出雲大神宮摂社黒太夫社は昭和13年(1938年)建築の一間社流造で、2021年に登録有形文化財となった。境内の西約100メートルの境外社で、大面取や蟇股・手挟に古典意匠を写す。本殿より先に参る社。
京都府亀岡市の出雲大神宮本殿廻廊及び透塀は、明治26年(1893年)の透塀と昭和10年(1935年)の廻廊からなり、2021年に登録有形文化財となった。連子窓と虹梁、廻廊にそろえた透塀の立面を紹介する。
京都府亀岡市の出雲大神宮本殿中門及び祝詞舎は昭和9年(1934年)の建築で、2021年に登録有形文化財となった。四脚門の背面柱を祝詞舎が共有し、本殿側に軒唐破風を付けた総檜皮葺の礼拝施設の構えを紹介する。
京都市上京区の今宮神社御旅所神輿奉安殿は、今宮祭の神輿を安置する昭和20年の建物。桁行10.5メートルの入母屋造で、正背面中央の柱間を広げ楣を高くして神輿を通し、小屋組にはトラスを用いた御旅所の中核。
大本みろく殿は京都府綾部市本宮町の大本の梅松苑に建つ昭和28年(1953年)の神殿で、登録有形文化財。桁行50メートルを超す入母屋造・妻入の大建築で裳階を廻らせ、鉄骨造を木材で化粧して木造に見せ、広大な広間に格天井を張る。
天王山南麓、加賀正太郎が築いた大山崎山荘の旧車庫。RC造の上に木造二階を前へ張り出させ、ハーフティンバー方式と化粧積み煉瓦で本館の意匠を小さなスケールで再現する登録有形文化財。現在は京都府の無料休憩所として開放されている。
京都市左京区北白川の小川家北白川別邸表門は、藤井厚二設計の隠居屋に昭和9年(1934年)に構えた腕木門。板戸と板壁、竪格子の欄間、銅板葺の屋根を持ち、石敷きの床の中央に巨石を据える。令和2年に登録された。