昭和
Shōwa昭和時代(1926 – 1989)の日本の文化財を一覧で閲覧できます。都道府県・種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
神戸市灘区篠原北町にあるロイ・スミス館本館(旧大谷家住宅主屋)は、昭和10年(1935年)に貿易商・大谷茂氏の邸宅として清水栄二の設計で建てられた木造二階建のスパニッシュ様式住宅です。1960年に神戸大学で半世紀以上教鞭を執ったロイ・スミス先生の教え子たちが買い取り恩師に寄贈、現在は国の登録有形文化財として大切に守られています。阪神間モダニズムを伝える貴重な遺構を、六甲山麓の閑静な邸宅街とあわせてご紹介します。
神戸市灘区、六甲山南麓に佇む登録有形文化財。1935年頃に貿易商・大谷茂の邸宅として清水栄二の設計で整えられ、後にアメリカ人教授ロイ・スミス先生に贈られた館を縁取る、御影石貼りの門柱と延長111mの長大な御影塀。
1934年にヴォーリズ建築事務所の設計で建てられた、神戸・六甲山頂の夏の別荘。木造平屋建ての山荘は当時の姿をほぼ完全に残し、20畳の居間、名栗仕上げの化粧梁、石組の暖炉など見どころが満載。国登録有形文化財で、4月〜11月の土日祝に一般公開されています。
西宮市の旧山本家住宅茶室は、躙り口を設けず貴人口だけを開く不昧流の四畳半。松江藩主・松平治郷の流れを汲む明るく開放的な席で、関西では作例が少ない。設計は茶室研究家の岡田孝男。登録有形文化財、前日までの予約制で見学できる。
兵庫県西宮市の旧山本家住宅主屋は、茶室研究家でもあった岡田孝男が昭和12年頃に設計した木造2階建の登録有形文化財。ハーフティンバー風の玄関から座敷へと切り替わる和洋折衷の平面と、掻き落とし外壁の質感を、予約制の見学で確かめられる。
西宮市の旧山本家住宅蔵は、土蔵ではなく鉄筋コンクリート造で建てられた2階建。間口4.9メートル、奥行6.9メートルの妻入で、正面には畳敷の蔵前と暗室を付設する。主屋と同じ掻き落とし外壁で揃えられた登録有形文化財である。
兵庫県豊岡市の平尾家住宅に残る給水塔。井戸屋の東に立つL形鋼の架台に鋼板製水槽をのせた昭和前期の近代給水設備で、木造と漆喰による屋敷のなかに異質な近代の存在感を添えている。原則非公開。
平尾家住宅の庭の南に延びる土塀。乱石積の基礎に切石の布礎石を据え、庭側を真壁、外側を黒漆喰の大壁とする昭和前期の造作で、総延長は約19mに及ぶ。力強い足元が庭の南縁を締める。豊岡市。原則非公開。
主屋の西面と畜舎を繋ぐ平尾家住宅の西仕切塀。延長3.6mと短いが、陶器蔵や台所など内向きの生活の場と、供待や量場など外向きの作業空間とを効果的に仕切る昭和前期の造作。豊岡市。原則非公開。
離れの東から北へ回り、奥の庭の東を画する平尾家住宅の板塀。土留の乱石積石垣上に柱を立て、出桁と桟瓦で仕上げる延長28mの昭和前期の造作で、簡素な意匠が庭に囲繞感を与える。豊岡市。原則非公開。
奥の庭の北を画する平尾家住宅の北塀と腕木門。東塀と棟高をそろえつつ石垣を設けず地盤に直接基礎を据える延長25mの昭和前期の造作で、東塀とともに矩形の庭空間を囲い込む。豊岡市。原則非公開。
夕張の北炭専用鉄道をまたぐ鉄筋コンクリート造の単アーチ跨線橋。全長約二十二メートルで、炭鉱の浴場へ向かう通路を兼ねる。車両の大型化に合わせて桁を斜めに傾けた構造が特徴で、二〇〇六年に登録有形文化財となった。
高松ズリ捨線がズリを運ぶために架けた鉄筋コンクリート造の七連アーチ橋。半円アーチが六メートル間隔で連なり、全長五十九メートル、幅八・六メートルに及ぶ。一九五一年に築かれ、二〇〇六年に登録有形文化財となった。
高松ズリ捨線でスキップ車が走った全長七十三メートル、幅五・五メートルの直線コンクリート隧道。両端に角形のコンクリート坑門を備え、一九五一年に築かれた。拱橋などとともに二〇〇六年に登録有形文化財となった。
高松ズリ捨線のベルト隧道、その西側を固めるコンクリート坑門。幅八・九メートルの正面に直径約二・五メートルの半円開口を穿ち、内部のベルトコンベヤーを守った。一九五一年に築かれ、二〇〇六年に登録有形文化財となった。
1950年に製造され、現役で稼働する日本最古の観覧車として2019年に国の登録有形文化財に登録された「函館公園こどものくに空中観覧車」。高さ10メートル、八角形のホイールに吊り下げられた開放的なベンチ型ゴンドラから、津軽海峡と函館山の絶景を楽しめます。歴史ある函館公園内のレトロな遊園地で、昭和の面影と文化財の価値を体感してください。
北海道函館市松陰町に佇む函館YWCA会館は、大正15年頃に高級住宅地「文化村」の一角に建てられた木造住宅で、2016年に国の登録有形文化財に認定されました。ハーフティンバーの装飾を持つ緑の切妻屋根と淡ピンクの下見板張りの外壁が特徴的で、和洋折衷の玄関ポーチが見どころです。現在もYWCAの活動拠点として地域に開かれた場として活用されています。
北海道留寿都村の尻別岳山麓に佇むヒノキ新薬ルスツ山寮は、白井晟一設計による道内唯一の建築作品。1972年竣工の登録有形文化財で、煉瓦と石の独特な外観と彫塑的な内部空間が高く評価されています。
北海道函館市元町に建つプレイリー・ハウス(旧佐田邸)は、フランク・ロイド・ライトの弟子・田上義也が設計した1928年竣工の国登録有形文化財。幾何学的な窓デザインや深い軒が特徴のライト式住宅の魅力をご紹介します。
空沼岳の万計沼畔に立つ北海道大学空沼小屋。昭和3年、秩父宮雍仁親王の発意によりスイス人建築家マックス・ヒンデルが設計した。丸太組構法の木造2階建で最大30名が泊まれる、令和4年登録の登録有形文化財。