昭和
Shōwa昭和時代(1926 – 1989)の日本の文化財を一覧で閲覧できます。都道府県・種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
東京都世田谷区上野毛にある五島美術館本館は、近代数寄屋建築の巨匠・吉田五十八が設計した昭和35年(1960)竣工の建造物です。鉄筋コンクリート造でありながら、平安朝貴族の住まいである寝殿造の意匠を取り入れ、大径の丸柱、蔀戸や御簾の建具、幅広の縁と深い軒による水平線の強調など、王朝風の佇まいを巧みに表現。平成29年に国の登録有形文化財に登録されました。国宝『源氏物語絵巻』を含む約5,000点のコレクションと、武蔵野の自然を残す広大な庭園もあわせてお楽しみいただけます。
渋谷区東に建つ広尾小学校は、昭和七年竣工の鉄筋コンクリート造校舎。関東大震災後の復興末期に東京府が設計し、消防署同居のため火の見櫓を備える。現役の小学校として使われ、国の登録有形文化財に登録されている。
東京・千駄木の国登録有形文化財。昭和7年、生化学者・島薗順雄の新居として矢部又吉が設計した洋館で、昭和16年増築の二階には軍艦を描いたステンドグラス。脚気研究で知られる父・順次郎ゆかりの照明も残る。通常非公開、不定期で特別公開。
成城学園前駅から徒歩約4分に残る登録有形文化財。大谷石の整層積による門柱とアーチ形の脇門、生垣をのせた約57メートルの石垣からなる。板塀を避け生垣を巡らせた成城の分譲協定の姿を今に示す、昭和14年頃の住宅境界である。
東京・芝の増上寺東に建つ常行院納骨堂は、昭和6年(1931年)築の鉄筋コンクリート造。入母屋造の屋根や唐破風の向拝、花頭窓など木造霊廟の意匠を写した稀な近代仏堂で、令和4年に登録有形文化財となった。山内寺院の景観を今に整える一棟である。
東京都大田区、洗足池西方の台地に建つ松風荘主屋は、昭和初期の数寄屋風住宅。低い軒、幅一間の広い板縁、土庇に特色があり、檜と銘木を用いる。2003年に登録有形文化財となった。内部は非公開だが、洗足池の界隈とともに紹介する。
東京都大田区南千束、洗足池西方の台地に建つ松風荘の外待合。茶会の客が席入り前に控えた小さな一棟で、寄付や雪隠を備える。杉丸太による本格的な数寄屋普請で、複雑な屋根を掛けた昭和初期の登録有形文化財である。
東京・大田区、洗足池の西の台地に建つ松風荘門。間口約1.7メートルの小さな門に、太い鋲を打った板戸と彫刻化した蟇股を備え、一部に法隆寺の古材を用いるなど、昭和初期の数寄屋らしい細部の工夫が見てとれる。
東京都大田区南久が原に佇む昭和のくらし博物館(旧小泉家住宅主屋)は、昭和26年(1951年)に住宅金融公庫の融資上限18坪で建てられた木造2階建ての庶民住宅を、家財道具ごと丸ごと公開する国登録有形文化財です。戦後復興期の合理的な設計、家族6人と下宿人2人の暮らしぶり、氷冷蔵庫や掘りごたつの残る茶の間など、東京では他にほとんど出会えない「ふつうの戦後日本の家」の姿をそのままに体感できます。久が原駅から徒歩8分、池上本門寺や多摩川散策と合わせて訪れるのに最適な、静かな住宅街の小さな博物館です。
東京都文京区千石にある進開屋は、大正15年(1926年)築の木造2階建てで、国の登録有形文化財に指定された老舗蕎麦店です。関東大震災と東京大空襲を生き抜き、今なお現役で営業を続ける貴重な歴史的景観をご紹介します。
東京タワーの足元、港区東麻布に建つ浄土宗・心光院の本堂。昭和三十年の落成で、入母屋造桟瓦葺にヒノキの柱を用い、伝統の手法に近代の格子ガラス窓を併せ持つ。朱塗りの表門と鉄塔が重なる景観が評価され、平成二十九年に登録有形文化財となった。
東京都新宿区矢来町に建つ新潮社倉庫は、1959年(昭和34)竣工の鉄筋コンクリート造5階建の書庫建築。五百万冊の新刊書籍を収容した戦後出版流通の拠点であり、隣接する本館と高さ・外観を揃え、牛込中央通りに長大で格調高い沿道景観を形成する。2025年8月6日、本館とともに国の登録有形文化財(建造物)に登録。神楽坂駅至近で、la kagūや赤城神社など周辺散策とあわせて楽しめる、出版の町・矢来町を象徴する近代建築。
東京・神楽坂に建つ新潮社本館は、釉薬タイル貼りの格調高い外観と「人類の文字」を刻む壁面レリーフが特徴の登録有形文化財。日本屈指の出版社が歩んだ歴史とともに、矢来町の街並みを形成してきた近代建築の魅力をご紹介します。
東京都中央区新富一丁目の登録有形文化財、新富町躍金楼店舗。明治6年創業の割烹が昭和24年頃に建てた木造2階建で、切石張りの門塀と黒板塀、半間ほどの前庭が旧花街の街路景観を残す。平成30年登録、現在も営業中。
新町館(三宅家住宅)は東京都文京区白山一丁目に建つ鉄筋コンクリート造の住宅で、平成10年(1998年)に国の登録有形文化財となった。住宅兼法律事務所として計画され、工事中に関東大震災に遭った初期の陸屋根住宅である。
鈴木家住宅主屋は東京都新宿区横寺町の小路に北面する木造平屋建の住宅で、昭和22年建築、平成23年に国の登録有形文化財となった。建築家高橋博の自宅兼アトリエとされ、格子戸に煉瓦貼の玄関と名栗仕上げが同居する。
東京都墨田区向島、昭和11年に花街の隣に建った鉄筋コンクリート造3階建の校舎。街路側の昇降口を高窓とし、校庭側には大きな窓を並べる。白亜の殿堂と呼ばれ、東京大空襲を免れ、令和5年に国の登録有形文化財となった。
東京都墨田区向島にある昭和11年建設の講堂。鉄骨トラスが天井を支え、床に柱の立たない大空間をつくる。壁の内側にはリベット留めの太い鉄骨柱が立ち、関東大震災後の技術が読み取れる。令和5年に国の登録有形文化財となった。
東京都杉並区荻窪にある西郊ロッヂングは、昭和初期に建てられた全室洋間の高級下宿として知られる登録有形文化財です。銅板葺ドーム屋根が特徴的な新館と、現在も旅館として営業する本館の歴史と見どころをご紹介します。
東京都豊島区目白にあるソルフェージスクールは、日本を代表する建築家・吉村順三がヴァイオリニストの妻・大村多喜子のために設計した音楽教室です。2025年に国登録有形文化財に登録された、建築と音楽が融合した貴重な文化財の魅力をご紹介します。