昭和
Shōwa昭和時代(1926 – 1989)の日本の文化財を一覧で閲覧できます。都道府県・種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
名古屋市東区徳川町に佇む日本福音ルーテル復活教会は、1953年にヴォーリズ建築事務所の設計で建てられた木造教会堂です。戦災で焼失した前身の教会堂に代わり復活祭の日に再献堂されたこの建物は、名古屋市に現存する唯一のヴォーリズ建築として2012年に国の登録有形文化財に登録されました。シザース・トラスの小屋組や十字架形の窓など、明快で品格ある意匠が見どころです。
知多半島の伊勢湾側、美浜町に立つ野間郵便局旧局舎は、昭和6年(1931年)築の木造郵便局舎。半切妻屋根とドーマー窓、横板張りの瀟洒な洋風意匠が特徴で、平成27年に登録有形文化財となり、現在は催しの会場として親しまれている。
名古屋市東区の徳川園内にある蓬左文庫旧書庫は、昭和10年(1935)に尾張徳川家大曽根邸内の土蔵2棟を1棟に合体・改修して建てられた書物庫です。設計は吉本与志雄。和の佇まいに洋のキングポストトラスを組み合わせた近代和洋折衷の建築で、長く尾張徳川家伝来の蔵書を守り続け、平成26年(2014)に国の登録有形文化財に登録されました。現在は名古屋市蓬左文庫の玄関ホールとして再生され、徳川美術館と連携した近世武家文化の発信拠点となっています。
宝珠院書院は本堂北東に縁で接続する昭和4年(1929年)の書院建築。三畳の大床と踏込の床脇、格天井を備えた上ノ間に付書院を加え、近代和風の書院様式をよく伝える。平成29年登録の一棟を紹介する。
堀部家住宅の北辺を主屋と並行して走る、延長約二十二メートルの木造瓦葺の高塀。昭和初期に建ち、玉石の基礎に控柱を添える。外面は波形鉄板、内面は土壁とし、城下町の重厚な街路景観を形づくっている。
国宝犬山城へ続く本町通りの一画、宮田家の屋敷の西北隅に建つ土蔵。昭和6年(1931年)の普請で、平成18年に登録有形文化財となった。金庫風の扉、舟板張りの腰、玉石を亀甲に組んだ「ごんぼ積」の基礎が見どころである。
国宝犬山城へ続く旧城下町に建つ、昭和初期の数寄屋住宅。京都の名席「又隠」を写した四畳半の茶室を核とし、用材の吟味や工法に当時の茶室建築の技をよくとどめる。登録有形文化財であり、個人住宅のため内部は非公開。
愛知県犬山市の旧城下町に、木と瓦でつくられた延長約48メートルの塀が屋敷地をめぐる。藩の勘定方を務めた宮田家が昭和6年に築いたもので、真壁造の壁は水路の玉石護岸の上に建つ。町並みの景観に寄与する登録有形文化財である。
東京・日本橋に昭和2年に竣工した川崎銀行本店のうち、正面左角の玄関部だけが博物館明治村へ移された。花崗岩の基壇にコリント式角柱、ドリス式円柱の玄関を備え、最上部は入鹿池を望む展望スペースになっている。
愛知県豊田市にある名鉄三河線旧西中金駅駅舎は、昭和5年(1930年)築の木造平屋建ての登録有形文化財です。廃線後も駅舎とホームが往時の鉄道風景を伝え、現在は地域のふれあいスペースとして活用されています。紅葉の名所・香嵐渓への玄関口としての歴史とともにご紹介します。
愛知県豊田市に佇む名鉄三河線旧西中金駅プラットホームは、昭和初期に花崗岩の谷積みで築かれた登録有形文化財です。2004年の廃線後もそのままの姿で保存され、線路の上を歩ける貴重な体験や地元運営の喫茶店など、鉄道ファンならずとも訪れたい廃線スポットの魅力をご紹介します。
愛知県豊田市にある名鉄三河線旧三河広瀬駅駅舎は、昭和2年築の木造駅舎が登録有形文化財に指定された貴重な鉄道遺産です。矢作川の絶景とともに楽しめるカフェやプラットホーム、廃線跡散策の魅力をご紹介します。
愛知県豊田市の矢作川沿いに残る旧三河広瀬駅プラットホームは、1927年築の登録有形文化財です。花崗岩の布積みが美しい緩やかなカーブを描く石造プラットホームと木造駅舎が廃線当時の姿を留め、線路上の散策や紅葉、週末のカフェ・朝市など、鉄道ファンから観光客まで幅広く楽しめるノスタルジックなスポットです。
愛知県阿久比町の真宗大谷派寺院・蓮慶寺の境内南東隅に立つ「蓮慶寺土塀」は、昭和26年(1951年)に大門と一体的に整えられた木造・瓦葺の塀で、平成25年に国の登録有形文化財に登録されました。布石積の基礎、竪板張の腰、漆喰塗の上部、桟瓦葺の屋根が美しく調和し、伝統的な日本建築の意匠を今に伝えます。
愛媛県大洲市の肱川河口に架かる「長浜大橋」をご紹介します。昭和10年(1935年)に竣工した日本最古の現役バスキュール式道路可動橋で、平成26年(2014年)に国の重要文化財に指定された朱色の名橋です。定期開閉や肱川あらしなど見どころも豊富です。
愛媛県松山市北持田町に佇む愛媛県教育会館は、昭和12年(1937年)に県建築技師・浅香了輔が設計した木造3階建ての建築物です。洋風意匠を基調としながら和風装飾を組み合わせた昭和前期の特徴的なデザインが評価され、2003年に国の登録有形文化財に登録されました。
昭和4年(1929年)竣工の愛媛県庁本館は、建築家・木子七郎の設計による鉄筋コンクリート造の洋風建築です。H形平面にドーム型塔屋を冠した独自の外観と、大理石やシャンデリアで飾られた華麗な内装が特徴。知事が執務する庁舎としては全国3番目に古く、令和3年に国の登録有形文化財に登録されました。
愛媛県松山市西垣生町、長楽寺の境内に静かに佇む鍵谷カナ頌功堂は、日本三大絣の一つ「伊予絣」を生み出した一人の女性、鍵谷カナの功績を後世に伝えるために昭和4年(1929年)に建てられた記念堂です。設計を手がけたのは、萬翠荘や愛媛県庁舎本館でも知られる名建築家・木子七郎。鉄筋コンクリート造の八角堂を、エンタシスを施した8本の円柱と斗組が支える独創的な姿形は、日本建築と西洋建築の出会いを物語ります。2001年に国の登録有形文化財に登録されました。
愛媛県鬼北町に佇む鬼北町庁舎は、1958年にアントニン・レーモンド建築設計事務所によって広見町役場として建てられた、国の登録有形文化財です。3階議場の屋根には当時最先端の双曲放物面シェル構造が採用され、円形ガラスブロックから差し込む光が床に色彩を描きます。原型を尊重した精緻な改修によって数々の建築賞を受賞し、戦後日本のモダニズム建築の隠れた名作として注目を集めています。
愛媛県新居浜市の旧住友化学工業株式会社幹部社宅は昭和10年築、建築面積275平方メートルの登録有形文化財。中央の畳廊下で公私を分けた平面が特徴で、戦後は平成16年まで工場長社宅として使われた。日曜午前に内部が無料公開される。