昭和
Shōwa昭和時代(1926 – 1989)の日本の文化財を一覧で閲覧できます。都道府県・種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
愛知県犬山市の城下町、寺内町の一角に建つ圓明寺山門は、昭和12年(1937年)に十一代目伊藤平左衛門の手で建てられた四脚門。切妻造銅板葺、正面に軒唐破風を付け、虹梁と蟇股を二段に重ねた華やかな意匠が特徴で、平成24年に国の登録有形文化財に登録された材工ともに良質な逸品です。樹齢300年のシダレザクラとともに、犬山随一の風景を生み出しています。
愛知県豊川市足山田町に建つ大谷家住宅米蔵は、昭和3年(1928年)に建てられた鉄筋コンクリート造2階建ての米蔵です。建築面積わずか23㎡の小規模ながら、ヴォールト天井を備える階段室や閉鎖的な意匠など防火性に優れた設計が評価され、平成29年(2017年)に国の登録有形文化財に登録されました。昭和初期の農村における近代建築の先駆例です。
名古屋三越栄店の屋上に残るオリエンタルビル屋上観覧車は、1956年に設置された現存する日本最古の屋上観覧車です。国の登録有形文化財に登録され、昭和の百貨店屋上遊園地の賑わいを今に伝える貴重な文化遺産として保存されています。
愛知県扶桑町の覚王寺鐘楼は昭和9年(1934年)建立の国登録有形文化財。方一間ながら切石積基壇に袴腰を据え、出組詰組や蟇股を密に配し、鐘の間の板天井には天女を描く。臨済宗妙心寺派の寺で、本堂や山門など五棟が一括登録された。
愛知県田原市福江、昭和11年竣工の料理旅館・角上楼本館。中庭を囲むコの字型平面に、総二階の正面、せがい造の軒とガラス戸、高欄を備えた近代和風建築で、令和4年に田原市初の登録有形文化財となった。今も営む宿で建築を体験できる。
1930年にスイス人建築家マックス・ヒンデルが設計した国登録有形文化財の洋風建築。1887年創設の名古屋最古のカトリック教会敷地内に建ち、白壁・主税・橦木町並み保存地区の歴史的景観を形づくる貴重な昭和初期の建造物です。
愛知県刈谷市の郷土資料館は、昭和3年(1928年)竣工の亀城尋常高等小学校本館を活用した建築。設計は大中肇で、柱や外壁を鉄筋コンクリート造とする混構造。左右対称の外観をもち、平成11年に刈谷市初の国登録有形文化財となった。
名古屋市昭和区、八事の丘に建つ川原田家住宅の石垣。鉄筋コンクリート造のL型擁壁に大谷石を布積み風に貼り、笠石と生垣をいただく。斜面の敷地を抑え、住宅地に緑の縁をつくる登録有形文化財で、公道から見学できます。
名古屋市昭和区、八事の丘に建つ川原田家住宅の裏門及び塀。昭和13年の桟瓦葺の塀は地形に合わせて高さを三段に切り替え、引違戸の裏門は欄間で飾る。邸宅の背面を整える登録有形文化財で、通りから外観を見学できます。
名古屋市昭和区、八事の丘に建つ川原田家住宅の表門及び塀。敷地の隅切りに沿って折れる昭和13年の腕木門と、腰の内外で仕上げを変えた桟瓦葺の土塀が、近代和風住宅の正面構えを整える登録有形文化財で、通りから見学できます。
愛知県蟹江町の蟹江川沿いに建つ甘強味淋旧本社事務所は、1937年(昭和12年)竣工の鉄筋コンクリート造3階建て登録有形文化財。蟹江町初のRC造建築で、スクラッチタイルとテラコッタ装飾が美しい昭和初期モダニズム建築の優れた地方事例です。
愛知県知多市岡田の旧岡田医院に残る、昭和4年築の鉄筋コンクリート給水塔。水道のない町で井戸水を一日分貯め、診療所と住居へ自然流下で配水した。登録有形文化財で、上水道普及前の自給的な暮らしを今に残す小さな実例である。
愛知県知多市岡田に残る登録有形文化財。軍医・竹内雅休が昭和四年に開いた医院の蔵で、昭和六年頃の建築とされる。一階を下見板張、二階をドイツ壁とした建築面積約二十平方メートルの小さな建物で、知多木綿で栄えた古い町並みに残る。
知多市岡田に残る旧岡田医院主屋は、軍医・竹内雅休が昭和4年に開業した医院。和風の瓦屋根に洋小屋トラスを組み、色ガラスの欄間や唐傘形の浴室天井を備える和洋折衷建築で、平成27年に登録有形文化財となった。
愛知県知多市岡田に残る昭和4年(1929年)頃の登録有形文化財。軍医・竹内雅休が建てた和洋折衷の医院で、横溝彫の煉瓦色壁とコーニスが目をひく。現在は知多木綿の手織り工房つものきとして公開され、機織り体験もできる。
愛知県知多市の旧岡田医院道具蔵は、元軍医・竹内雅休が昭和4年頃に建てた木造2階建の蔵。街路に面した北面を石積風の疑似モルタル塗で整え、知多木綿の町並みに溶け込む。平成27年に国の登録有形文化財となった。
愛知県知多市岡田の旧岡田医院塀は、昭和4年頃に築かれた鉄筋コンクリート造の登録有形文化財。谷積風の石積基礎に立つ高さ約1.9メートル、総延長33メートルの塀で、アーチを連ねた造りが木綿の町の街並みを形づくっている。
一宮市の三條神社境内に立つ小さな奉安殿。昭和4年、起第二尋常小学校が御真影と教育勅語を納めるため鉄筋コンクリート造で建てた。戦後の撤去を免れて神社へ移され、木造を写した造形と内部の厨子が当初のまま残る数少ない一棟。
名古屋市に隣接する北名古屋市の旧加藤家住宅に残る北高塀は、主屋北面の側庇を兼ねた塀である。上部に採光の縦格子窓を設け、延長11メートルの木造部分に約27メートルの土塀が附属する。昭和初期の建造で、平成11年に国の登録有形文化財となった。
名古屋・納屋橋の東詰に建つ旧加藤商会ビルは、貿易商加藤勝太郎が昭和六年頃に本社として築いた鉄筋コンクリート造の事務所建築。シャム国領事館も置かれ、現在はタイ料理店と堀川ギャラリーとして公開される登録有形文化財です。