滋賀県の重 要 文 化 財
Important Cultural Property of 滋賀県滋賀県に所在する重要文化財。
鏡神社本殿は滋賀県竜王町鏡にある室町時代中期の社殿で、明治34年(1901年)の日付で重要文化財に指定。三間社流造、向拝三間、こけら葺で、前へ長く流れる屋根が見どころ。年代は資料により南北朝時代ともいう。
懸所宝塔は滋賀県守山市金森町にある鎌倉時代後期(1275〜1332年)の石造宝塔で、重要文化財。円筒形の塔身の上に方形の笠を載せる宝塔の形をとり、大正14年(1925年)に旧法により重要文化財に指定された。
春日神社表門は栗東市荒張の春日神社に建つ慶長18年(1613年)の四脚門で、切妻造・檜皮葺。明治37年(1904年)に重要文化財に指定された。本柱と控柱の構成の見方、外観の見学条件、JR駅からバスでの行き方を紹介する。
春日神社神門は野洲市高木の春日神社に建つ永正8年(1511年)頃の棟門。2本の柱に切妻屋根を架けた簡素な形に室町の様式が残る。昭和36年(1961年)に重要文化財に指定。正面と側面の見え方の違い、見学条件、JR篠原駅からの行き方を紹介する。
大津市大石富川町の春日神社本殿は文保3年(1319年)建立で、春日造ではなく二間社入母屋造という珍しい形式をとる。唐草と揚羽蝶の蟇股の彫刻も見どころ。明治35年(1902年)に重要文化財に指定。見学条件とJR石山駅からの行き方も紹介する。
東近江市小八木町の春日神社本殿は文安元年(1444年)建立の三間社流造で、向拝1間を付けた檜皮葺。棟札1枚とともに明治44年(1911年)に重要文化財に指定された。側面から読む流造の屋根の見方と、外観の見学方法、行き方を紹介する。
滋賀県草津市の芦浦観音寺にある観音寺阿弥陀堂は、桁行三間・梁間三間、入母屋造・檜皮葺の室町前期の仏堂。明治34年に国の保護対象となり、寺伝では天文22年に京都の普勧寺から移されたと伝える。堀と石垣に囲まれた境内に立つ重要文化財。
滋賀県草津市の芦浦観音寺に立つ観音寺書院は、桁行11.9メートル、入母屋造・こけら葺の江戸前期の建物。明治40年に国の保護対象となり、寺伝では貞享2年に将軍の宿館・永原御殿から移築された。国史跡の境内に残る重要文化財。
滋賀県東近江市五個荘町金堂町の弘誓寺本堂は、宝暦14年に主要部が完成した桁行五間の大型真宗本堂である。広縁と天井の高い外陣、丸柱の多用に発達した意匠を示し、造営文書4点とともに昭和62年に重要文化財に指定された。
滋賀県犬上郡甲良町尼子の甲良神社権殿は、寛永11年建立の一間社流造・檜皮葺の社殿である。明治16年に本殿から仮殿へ移されて残り、昭和25年の解体修理で見つかった墨書により年代が判明した。大正4年に重要文化財指定。
滋賀県近江八幡市安養寺町の国道477号沿いに立つ高さ4.18メートルの石造五重塔。初重軸石の南面に寛元4年(1246年)の紀年銘があり、鎌倉前期の基準作として昭和29年に国の重要文化財へ指定された。常時無料で見学できる。
西教寺客殿は、大津市坂本の西教寺にある慶長2年(1597年)の書院造で、伏見城の御殿を移したと伝わる「桃山御殿」。桁行27.1m、杮葺。1902年に指定され現在は重要文化財。2026年秋に内部の特別公開が予定。
西教寺本堂は、大津市坂本の天台真盛宗総本山西教寺に元文4年(1739年)に建てられた仏堂で、1986年に重要文化財。桁行7間・梁間6間に裏堂を付け、蟇股の猿の彫刻や外陣の手白猿像が見どころ。拝観時間内に参拝できる。
西徳寺本堂は正徳3年(1713年)に建てられた桁行16.5メートルの仏堂で、昭和61年に国の重要文化財に指定された。この規模で茅葺と妻入を保つ例は少ない。浅井氏重臣赤尾氏の本貫地、長浜市木之本町赤尾に建つ。
滋賀県守山市勝部町の時宗寺院・最明寺の境内に立つ総高3.46メートルの石造五重塔。北条時頼の寄進と伝わり「時頼塔」と呼ばれるが、文化庁は鎌倉後期に位置づける。昭和29年に国の重要文化財へ指定された。JR守山駅から徒歩7分。
滋賀県高島市朽木小川の思子淵神社は筏流しの守り神を祀る社。覆屋に並ぶ本殿・蔵王権現社・熊野社は応安4年(1371年)ごろの見世棚造で、2015年に重要文化財に指定。社殿は非公開で、参拝は石段の下から。
大津市葛川の地主神社本殿は、滋賀県でただ一つの三間社春日造。文亀2年(1502年)再建の重要文化財で、12種の蟇股彫刻や隅木入りの屋根が見どころ。明王院の鎮守社として、安曇川の水神・思古淵明神を合祀する。
滋賀県草津市の志那神社本殿は、棟木の墨書に永仁6年(1298年)と工匠藤井宗近の名を残す鎌倉時代後期の一間社流造。風神を祀り、抽象的な蟇股や白いしっくい塗りの壁に古式が見える重要文化財で、檜皮葺の屋根が松並木の奥に建つ。
大津市中庄の篠津神社表門は、琵琶湖畔に築かれた膳所城の北大手門を、明治5年(1872年)に移築・再建した高麗門である。本瓦葺の屋根には本多家の立葵紋が残り、桃山期の城門の姿を留める。大正13年に国の重要文化財に指定された。
滋賀県日野町の寂照寺の境内に立つ花崗岩の宝篋印塔。無銘で造立年代は不明だが、鎌倉後期の作とみられる。塔身の四面に四方仏、基礎の格狭間に三茎蓮を浮彫にし、垂直に立つ無地の隅飾が古い形式を示す。相輪は後補。重要文化財。