滋賀県の重 要 文 化 財
Important Cultural Property of 滋賀県滋賀県に所在する重要文化財。
滋賀県大津市坂本本町の日吉大社境内に建つ日吉大社摂社白山姫神社本殿及び拝殿。本殿は樹下神社本殿とほぼ同じ形式でありながら飾り金具が少なく簡素で、拝殿のほうは四方に壁がなく格子天井を張るのが特徴となる。
滋賀県大津市坂本本町の日吉大社境内に建つ日吉大社西本宮楼門。天正14年の造立で、大正6年に重要文化財へと指定された。軒下四隅の棟持猿と、2階正面の蟇股に彫られた3匹の神猿が見どころとなる3間1戸楼門。
滋賀県大津市坂本本町の日吉大社境内に建つ日吉大社東本宮楼門。文化庁は年代を1573年から1593年の幅で示している。門をくぐると正面に立つのは本殿ではなく樹下神社の拝殿で、参道と社殿の軸が一致しない。
滋賀県大津市坂本本町の日吉大社境内で大宮川に架かる日吉大社日吉三橋。大宮橋・走井橋・二宮橋の3基がまとめて大正6年に重要文化財へと指定されている。木橋の部材構成をそのまま石で写した造りを読み取ることができる。
滋賀県大津市坂本本町にある日吉大社末社東照宮。寛永11年に造営された本殿・石の間・拝殿が大正6年に、唐門と透塀が昭和31年に重要文化財へと指定されている。総黒漆塗りに極彩色を重ねた権現造の社殿である。
滋賀県大津市、湖南アルプスの主峰・太神山の山頂に立つ不動寺本堂は、室町時代前期に建立された懸造りの仏堂で、国の重要文化財に指定されています。巨大な花崗岩に寄り添い、背面の岩窟に本尊を安置するその姿は、山岳信仰の原風景を今に伝えます。
滋賀県近江八幡市の近江風土記の丘に移築保存された旧宮地家住宅は、宝暦4年(1754年)に鉄砲鍛冶の里・国友町に建てられた江戸時代中期の農家住宅です。湖北地方特有の「伊香造余呉型」民家として、土座や茅葺屋根など古式な建築的特徴を良好に残し、昭和43年に国の重要文化財に指定されました。安土城考古博物館に隣接し、安土城跡や信長の館とあわせて見学できます。
滋賀県大津市葛川坊村町の明王院は、貞観元年に相応和尚が開いた天台修験の道場。本堂・護摩堂・庵室・政所表門の四棟と石垣を含む境内地が平成5年に重要文化財に指定された。拝観無料で、7月18日には太鼓まわしが営まれる。
貞治六年(一三六七)、永源寺開山・寂室元光の示寂の翌日に草された葬送の祭文。遺偈や初七日香語と連なる開山忌関係文書の一点で、昭和十一年に重要文化財(古文書)に指定された一幅。東近江市の永源寺が所蔵する。
永和3年(1377年)の季春、永源寺が開山寂室元光を祖堂に迎えた入祖堂の儀で唱えられた法語の墨書。没後10年に建てられた開山堂(大寂塔)と対をなし、開山忌関係文書の一括指定に含まれる重要文化財である。
滋賀・永源寺に伝わる重要文化財の古文書。開山・寂室元光禅師の三十三回忌にあたる応永六年(1399)九月一日、命日に営まれた追善法要で、高座から述べられた陞座語と焼香の香語を記す三幅。南北朝から室町の禅林の儀礼と、名僧をしのぶ祈りの言葉を今に伝える。
貞治六年(1367)、永源寺開山・寂室元光の初七日に営まれた法要で読み上げられた香語を伝える一幅。寺を去れという師の遺誡を受けながら、弟子たちが永源寺を守る決意を固めた、その瞬間を今に伝える重要文化財です。
康暦元年(1379年)、永源寺を開いた寂室元光の十三回忌に唱えられた法語の二幅。命日と同じ九月一日付で、開山忌関係の文書群の一点として昭和十一年に重要文化財へ指定された。紅葉の名所として知られる永源寺の収蔵庫に納まる。
智証大師円珍が853年から五年に及んだ唐での求法を記した行歴抄。原本は散逸し、本文は主にこの抄録によって知られる。石山寺経蔵に伝わる鎌倉時代の写本で、明治36年に重要文化財に指定された貴重な一巻である。
石山寺が所蔵する紙本墨書建久年中検田帳は、建久年間(1190〜1199)に作られた土地の帳簿で、明治38年に重要文化財に指定された。耕地の面積や年貢を記す二巻の古文書が、武家政権成立期の荘園経済の実態を今日に残す。
近江・永源寺を開いた禅僧、寂室元光が貞治六年(一三六七)の臨終に記した遺誡。寄進された土地を返し、堂宇は長老に譲り、修行僧には散会せよと命じた一幅で、昭和三十九年指定の重要文化財。弟子たちは従わず、この地に師の禅を継いだ。
二月九日付で華厳寺に宛てた、永源寺開山・寂室元光の私信。臨済禅では師の筆跡が心の痕跡として重んじられ、この一幅も昭和11年に重要文化財へ指定された。行脚と隠棲に半生を過ごした禅僧の、飾らぬ筆があらわれている。
滋賀県湖南市の常楽寺に伝わる勧進状3巻。延文5年(1360)の落雷で全焼した堂塔を再建するため僧・観慶らが寄進を募った中世の文書で、国宝の本堂と三重塔が生まれた経緯を今に伝える重要文化財です。
園城寺に現存する紙本墨書大蔵経は、室町幕府を開いた足利尊氏が文和3年(1354)に発願した一切経の一部592帖。後醍醐天皇や敵味方の戦没者の供養を願い、各帖末には尊氏自筆の署名を添えた木版の願文が刷られている。
比叡山延暦寺に伝わる平安時代の古文書。入唐した最澄が、天台山のふもと台州で道邃和尚から天台教学とともに大乗菩薩戒を相承したことに連なる一巻で、のちに比叡山の大乗戒壇と日本天台宗の自立を支えた根拠の一つ。明治33年に重要文化財指定。