愛知県の史跡名勝天然記念物
愛知県 · 史跡名勝天然記念物
国の名勝・天然記念物に指定された落差62メートルの七段瀑布、阿寺の七滝。安倍晴明修行の地、子宝の石、癒しの水が待つ奥三河の秘境で、日本の原風景と神秘的なエネルギーを体感してください。
愛知県犬山市にある青塚古墳は、4世紀中頃に築かれた墳長約123メートルの前方後円墳で、愛知県内では2番目の規模を誇ります。1983年に国の史跡に指定され、現在は青塚古墳史跡公園として整備。復元された壺形埴輪や青々とした小熊笹の景観、ガイダンス施設での体験を通じて、古代尾張の王権と1,600年以上に及ぶ歴史の重なりを実感できる、犬山屈指の文化遺産です。
愛知県豊明市にある阿野一里塚は、慶長9年(1604年)に徳川家康の命で築かれた東海道の里程標です。江戸日本橋から86里目にあたり、街道の両側に対で築かれた塚が東西ともに残る全国的にも珍しい例として、昭和11年(1936年)に国の史跡に指定されました。江戸時代の街道風景を今に伝える、街歩きにぴったりの貴重なスポットです。
愛知県田原市の渥美半島先端に位置する伊良湖東大寺瓦窯跡は、鎌倉時代に奈良・東大寺大仏殿の再建に使われた屋根瓦を焼いた国指定史跡です。「東大寺大佛殿瓦」の銘入り軒丸瓦をはじめとする貴重な出土品が渥美郷土資料館に展示されており、中世日本の壮大な復興事業と渥美古窯の卓越した技術を今に伝えています。
愛知県新城市の湯谷温泉に近い宇連川河床にある馬背岩は、約1500万年前のマグマが割れ目に貫入してできた岩脈である。硬さゆえに削り残され、馬の背のように突き出た姿で知られる。昭和9年指定の国の天然記念物。
愛知県豊橋市の瓜郷遺跡は、豊川下流の低湿地に営まれた弥生時代の集落跡。木製農具や炭化籾、貝塚や漁撈具が出土し、稲作と漁撈・狩猟を組み合わせた暮らしを示す。登呂遺跡と並ぶ低湿地遺跡として昭和二十八年に国史跡に指定された。
愛知県田原市の大アラコ古窯跡は、渥美半島で焼かれた中世陶器の窯跡。三河国司・藤原顕長の銘を刻んだ器が出土し、操業年代を特定できる稀な例として国の史跡に指定された。渥美窯研究の出発点となり、国宝を生んだ窯業地の存在を世に知らせた遺跡である。
名古屋市瑞穂区の瑞穂公園にある大曲輪貝塚は、昭和16年に国の史跡に指定された縄文時代前期の貝塚です。板状土偶や人骨、海水性の貝などが出土し、現在は芝生広場として整備され、一万年ウォールやガイダンス施設で出土品を見られます。
愛知県蒲郡市の三河湾に浮かぶ無人島・三河大島にある国の天然記念物。脊椎動物の起源に連なる頭索動物ナメクジウオの生息地として1941年に指定されたが、環境の悪化により指定地での確認は1968年を最後に途絶えている。
名古屋市緑区に残る大高城跡と丸根・鷲津の砦跡。永禄3年(1560年)の桶狭間の戦いの前夜、若き松平元康(徳川家康)が包囲を抜けて兵糧を運び入れた地として知られ、昭和13年に国の史跡に指定された。堀や土橋の痕跡が今も残る。
愛知県岡崎市大平町に残る東海道の一里塚。江戸日本橋から80里目にあたり、本多成重が築いたと伝わる。岡崎宿と藤川宿の間にあり、昭和3年の道路改修で片側を失って今は1基のみ。2代目の榎を頂に、昭和12年に国の史跡となった。
愛知県小牧市の山中にある国指定史跡。白鳳時代に開かれた山岳寺院・大山寺の跡で、塔心礎を中心に17個の礎石が残る。最盛期には「西の延暦寺、東の大山寺」と並び称されたと伝わり、出土遺物は小牧市歴史館で見ることができる。
岡崎市東部の乙川・竜泉寺川・山綱川を流れる清流は、昭和10年に国の天然記念物となったゲンジボタルの発生地。六月の夜に約2秒間隔で一斉に同期する光と、清流でしか育たない生態、地域ぐるみの保護の歩みを紹介する。
愛知県豊明市の桶狭間古戦場伝説地は、永禄3年(1560年)に今川義元が織田信長に討たれたと伝わる国指定史跡。明和8年建立の七石表や、今川方の視点で合戦を記した桶狭弔古碑が残り、附として戦死者を葬った戦人塚も含まれる。
愛知県稲沢市の尾張国分寺跡は、聖武天皇の詔で全国に築かれた官寺のひとつ。十四次の発掘調査で金堂・塔・講堂が並ぶ伽藍配置が判明し、出土した瓦の年代が『続日本紀』などの記録とよく一致する国指定史跡である。
愛知県清須市の貝殻山貝塚は、弥生時代初期の遠賀川式土器と縄文系条痕文土器が共存して出土した国指定史跡です。日本最大級の弥生時代環濠集落・朝日遺跡の一部として、あいち朝日遺跡ミュージアムとともに2,300年前の農耕文化の始まりを体感できます。
愛知県豊根村の川宇連神社境内にある、県内唯一のハナノキ自生地。ハナノキは氷河期を生き抜いた日本固有のカエデで、世界に三種だけ残る系統の一つ。葉に先立つ春の紅い花と秋の深紅の紅葉が見どころで、大正11年に国の天然記念物に指定された。
愛知県豊田市の猿投山中腹に位置する国指定天然記念物「猿投山の球状花崗岩」は、花崗岩中に菊の花のような美しい球状構造を持つ世界的にも極めて珍しい地質学的遺産です。地元で「菊石」と呼ばれるこの奇跡の石を、猿投七滝の清流と共にご紹介します。
元和元年(1615)に尾張藩初代藩主・徳川義直が二之丸御殿の北側に築いた大名庭園。面積3万平方メートルを超え、藩主が居住した城内御殿の庭園としては日本最大の規模を誇る。青石の豪壮な石組と玉澗流の枯滝石組が見どころ。
犬山市の白山平山山頂に築かれた全長72メートルの前方後方墳。三角縁神獣鏡4面を含む銅鏡11面など、畿内の大型古墳に匹敵する豊富な副葬品が出土した、3世紀後半から4世紀初頭の愛知県下最古級の国指定史跡である。