京都府の重 要 文 化 財
Important Cultural Property of 京都府京都府に所在する重要文化財。
京都市左京区吉田山の吉田神社斎場所太元宮。吉田兼倶が文明16年に造営した吉田神道の根元殿堂で、現在の社殿は慶長6年(1601年)の八角殿・入母屋造・茅葺。虚無大元尊神を中心に八百万の神々を祀っている。
京都市西京区大原野の善峯寺多宝塔(よしみねでらたほうとう)は、棟札から元和7年(1621年)の建立と分かる三間多宝塔。小規模で木割が細く、軽快優美な姿と部材の保存のよさから昭和52年に重要文化財となった。
京都市伏見区淀本町の与杼神社拝殿。豊臣秀頼が慶長12年(1607年)に再建した旧舞殿で、入母屋造・妻入りのこけら葺。明治33年に旧淀城内へ移築され、昭和50年の本殿焼失を免れた桃山時代の社殿として境内に残る。
京都市左京区大原の来迎院の境内にある鎌倉時代前期の石造三重塔。来迎院を建立し天台声明の根本道場とした聖応大師良忍の墓として祀られ、昭和31年に重要文化財に指定された。来迎院は年中無休で境内を拝観できる。
龍源院本堂は大徳寺の塔頭で最も古い方丈建築とされ、昭和36年に重要文化財に指定された。檜皮葺の一重入母屋造を、東滴壺・一枝坦・龍吟庭・滹沱底の四庭が取り囲む。大徳寺の塔頭のなかでは珍しく通年拝観できる。
竜安寺本堂は慶長11年(1606)建立の方丈建築。寛政9年の火災で旧方丈を失ったのち、塔頭・西源院から移築され、重要文化財に指定された。南に広がる石庭はこの縁側から眺める構成で、寺は世界遺産にも含まれる。
京都・東福寺で第一位に置かれる塔頭、竜吟庵の表門。桃山時代の建立で、桁行一間・切妻造こけら葺の簡素な小門である。1953年に重要文化財に指定。門の奥には嘉慶元年(1387年)建立で現存最古の方丈建築が国宝として控える。
東福寺の塔頭・竜吟庵の台所兼僧坊。慶長8年(1603年)の建立で、桁行10メートルの切妻造・妻入の一重の建物。昭和28年に重要文化財に指定された。現存最古の方丈建築である国宝の方丈や、重文の偃月橋とともに、塔頭一山の姿をとどめている。
龍光院黒田家霊屋は、京都市北区の大徳寺塔頭龍光院にある桃山時代の霊屋で、平成28年に重要文化財に指定された。黒田如水と妻の五輪塔を安置し、数少ない桃山期の霊廟建築として価値が高い。
靈雲院書院は京都府京都市右京区花園妙心寺町の妙心寺山内にある室町時代後期(1467〜1572年)の書院で、重要文化財。桁行7.8メートルの入母屋造・こけら葺の建物で、西面に庇が付き、東面に廊下が附属する。
京都市東山区の三十三間堂の南側に残る桃山時代の築地塀。豊臣秀吉が東山の伽藍に三十三間堂を組み込んだ時代に、南大門とともに敷地の南の境界として造られた。桁行29間、本瓦葺。昭和12年(1937年)重要文化財。
京都・三十三間堂の南にある慶長5年(1600年)の三間一戸八脚門。豊臣秀吉が東山の伽藍に三十三間堂を組み込んだ時代に敷地の南の境界として造られ、秀吉の仏殿と南北の軸線上に並んでいた。明治33年重要文化財。
六波羅蜜寺本堂は京都府京都市東山区轆轤町の六波羅蜜寺にある貞治2年(1363年)の本堂で、重要文化財。桁行七間、梁間六間の一重の寄棟造・本瓦葺の堂で、明治30年(1897年)に指定された。文化庁DBに解説文はない。
宇治市の橋寺放生院に伝わる宇治橋断碑は、宇治橋が646年に元興寺の僧道登によって架けられたことを記すとされる飛鳥時代の石碑。割れた状態で伝来し、昭和40年(1965年)に古文書として重要文化財に指定された。
至元二十一年(1284)四月朔、径山の元代禅僧・雲峰妙高が、約一二〇年前の南宋大慧宗杲の遺墨に書き添えた跋文。京都・北村美術館に伝わる重要文化財で、宋から元へと続く臨済禅の法脈を一幅のなかに映し出している。
京都・上賀茂神社に伝来する重要文化財「賀茂別雷神社文書」は、平安時代後期から江戸時代にかけての古文書13,639通からなる日本最大級の神社文書群です。源頼朝の下文や織田信長の禁制、約1,400通に及ぶ月次算用状など、日本史を動かした人物たちの足跡と神社運営の実態を伝える第一級の歴史資料を紹介します。
明治四十四年(一九一一)製造の木造路面電車。我が国最初の公共電気軌道・京都電気鉄道で使用された現存最古の車両で、令和二年に重要文化財に指定。令和八年四月より平安神宮応天門西側の覆屋にて無料公開されている。
城陽市の芝ヶ原古墳から昭和61年の調査で出土した古墳時代初期の副葬品。全形を知る唯一の例とされる銅釧2箇に、四獣鏡や硬玉勾玉、碧玉管玉187箇などを含み、平成2年(1990年)に重要文化財に指定された。
京都・相国寺が所蔵する重要文化財「月礀文明墨蹟〈同途二大字〉」の魅力を紹介。元代中国の禅僧・月礀文明が筆を執った禅の書跡(墨蹟)の意味、文化財としての価値、承天閣美術館での鑑賞方法を詳しく解説します。
京都・嵯峨の大覚寺に伝わる重要文化財「後宇多天皇宸翰〈悉曇印信口決 二帖/悉曇印信文 五帖〉」をご紹介。出家して大覚寺第23代門跡となった後宇多法皇が自ら筆を執り、真言密教の核心である「印信」と聖なる梵字「悉曇」をめぐる秘伝を書き残した七帖の宸翰冊子。能書帝として名高い宸翰様の優美な筆致、漢字と悉曇文字が交錯する稀有な構成、そして拝観のポイントや大覚寺・嵯峨野周辺の見どころまで丁寧に解説いたします。