奈良県・平安
Heian奈良県 の平安時代(794 – 1185)の文化財を一覧で閲覧できます。種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
奈良県葛城市・當麻寺の本堂内陣に立つ国宝「當麻曼荼羅厨子」。高さ約5メートル、扁平な六角形をなすこの厨子は、約4メートル四方の當麻曼荼羅を奉安するために奈良時代末から平安時代初期に造立された、日本でも他に類を見ない大型工芸品です。鎌倉時代に源頼朝の遺願による須弥壇と、2,000名余の結縁者の名を載せる蒔絵扉が加えられ、千年以上にわたる浄土信仰の積層を一身に体現しています。
奈良県吉野町の阪本龍門文庫が所蔵する重要文化財「日本感霊録抄」。元興寺の僧義昭が編んだ平安初期仏教説話集の散逸を免れた唯一の伝本で、久安3年(1147)の書写本。日本霊異記の系譜を継ぐ霊験譚の世界をたどる旅へ。
奈良県天理市の天理大学附属天理図書館が所蔵する国宝『播磨国風土記』は、奈良時代初期に編纂された播磨国の地誌の、現存唯一の古写本です。平安時代末期に書写された三条西家本は、千三百年前の地名由来、神話、日本最古の日本酒の記述までも伝える、古代日本の声そのものといえる一巻です。
奈良・春日大社に伝わる国宝「本宮御料古神宝類」は、御本殿に安置されていた292点の宝物群。平安時代の華やかな蒔絵箏、螺鈿の太刀、黒漆平文の鏡台など、王朝工芸の粋を尽くした逸品が一括で国宝に指定されています。千年にわたり神域で守られてきた、日本美術史上屈指の至宝コレクションを、春日大社国宝殿で鑑賞してみませんか。
奈良・興福寺東金堂の須弥壇四方を守る平安時代の国宝四天王立像。一本の桧材から邪鬼や台座まで彫り出した量感あふれる重厚な姿と、よく残る当初彩色の見どころをご紹介します。
法隆寺の西院伽藍の最奥、大講堂の裏手に建つ「上御堂(かみのみどう)」に祀られる国宝・木造釈迦如来及両脇侍坐像をご紹介します。平安時代10世紀前半に造立された釈迦三尊像で、サクラ材の一木造りという稀有な技法による堂々たる坐像です。毎年11月1日から3日までのわずか3日間のみ特別開扉される秘仏で、千年以上にわたり大切に守られてきた仏教彫刻の名品です。
奈良県宇陀市の女人高野・室生寺に伝わる国宝・木造釈迦如来坐像は、平安時代前期9世紀の作。像高106.3cmのカヤ材一木造で、全身を覆う翻波式衣文と穏やかな微笑が特徴です。長く弥勒堂に客仏として祀られた後、2020年からは寳物殿で間近に拝観できます。本記事では作品の魅力、国宝指定の理由、アクセス、周辺の見どころまで詳しくご紹介します。
奈良・法隆寺の聖霊院に安置される国宝「木造聖徳太子〈山背王、殖栗王/卒末呂王恵慈法師〉坐像」。平安時代後期、太子の五百回忌を前に造られた五躯の像は、聖徳太子を中心にその長子・兄弟皇子、そして師である高句麗僧・恵慈法師を配した他に類を見ない構成を誇ります。年に一度、お逮夜とお会式の期間のみ厨子が開かれ、千年の祈りの時空に参拝者を誘います。
奈良・東大寺に伝わる国宝・木造弥勒仏坐像は、9世紀前半の平安時代初期に造られた檀像彫刻の傑作です。像高39センチメートルの小像ながら堂々とした造形から「試みの大仏」と呼ばれ、鎌倉時代には東大寺初代別当・良弁僧正自作の弥勒霊像として尊崇されてきました。東大寺ミュージアムにて公開時に拝観できる、平安前期南都造像を代表する一品をご紹介します。