平安
Heian平安時代(794 – 1185)の日本の文化財を一覧で閲覧できます。都道府県・種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
延暦十六年(七九七)、二十四歳の空海が自筆でしたためた現存最古の書。儒・道・仏の三教を亀毛先生ら架空の三人に論じさせ、仏教の妙理を説く出家宣言の草稿本である。下巻末に夢窓疎石の跋を附し、高野山霊宝館に伝わる国宝二巻。
和歌山県高野山の円通寺(円通律寺)に伝わる国指定重要文化財「紙本白描不動明王二童子毘沙門天図像」を、世界遺産・高野山の歴史と密教文化の魅力とともに紹介。白描による線描の美しさ、不動明王・二童子・毘沙門天という稀有な構成の意義、所有寺・円通律寺の沿革、そして高野山を訪れる旅の楽しみ方を、海外からの旅行者に向けて分かりやすく解説します。
西国二番・紀三井寺が伝える平安時代の二尊。梵天・帝釈天と呼ばれるが菩薩形に造られ、作風も異なるためもと一具ではないとされる。像高は約一六四・一六一センチ。二〇二三年より本堂裏の大光明殿で常時拝観できる。
国宝・王勃集巻第二十八は、唐代初期の文人王勃(649-676)の詩文集として、世界に現存する最古級の写本です。遣唐使によって日本にもたらされ、奈良・興福寺に伝来したこの一巻は、中国本土ではすでに失われた王勃の作品を今に伝える、東アジア書跡史における至宝です。
山城・五条派の名工国永が遺した両刃の剣。優美な太刀で名を成した国永の在銘作は乏しく、剣はこの一口のみ現存するとされる。生ぶの茎に「國永」の二字を刻み、平安の作刀が到達した品位を今に残す重要文化財である。
従二位藤原親子は白河天皇の唯一の乳母で、六条藤家の祖・顕季の母にあたる。その名を冠した寛治五年(一〇九一)十月の歌合を記す巻子は、昭和十六年に重要文化財へ指定されたが、現在は所在不明で、文化庁が情報を求めている。