明治
Meiji明治時代(1868 – 1912)の日本の文化財を一覧で閲覧できます。都道府県・種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
愛知県安城市の安城農林高等学校正門門柱は、明治36年頃に建てられた県内最古の学校門柱。擬宝珠状の装飾を戴いた石造の古い意匠で、平成29年に県立13校の現役門柱とともに全国で初めて登録有形文化財となった。
井上家屋敷の西端、主屋から裏庭を越えた奥に建つ明治初期の土蔵。建築面積三十一平方メートルの小規模な蔵で、外壁全体を押縁の下見板で覆い、二階に窓を開ける。深い町家の敷地を締めくくる構成要素として、二〇〇四年に登録有形文化財となった。
犬山城下町の本町通りに東面して建つ明治初期の町家。今は守口漬や奈良漬を商う店と茶寮として使われ、内部に入って中庭や太い梁を間近に眺められる。同家の蔵・付属屋とともに、二〇〇四年に登録有形文化財となった。
愛知県知立市の牛田八幡社中殿及び袖廊は、明治四十二年の建立。拝殿と覆殿の間に置く珍しい中殿で、両脇に袖廊を直交させたT字平面をとる。正面の虹梁や妻飾を龍・虎・鶴の彫刻で密度高く飾る、二〇二四年登録の建造物である。
愛知県知立市の牛田八幡社拝殿は、明治十五年の建立で中心社殿の南端に建つ。拳鼻付の出組や支輪を彫刻で飾り、内部に小組格天井を張る。近年クラウドファンディングで屋根瓦を葺き替えた、生きた登録有形文化財である。
本堂の北に続く永住寺開山堂及び位牌堂は、寺を開いた僧を祀る開山堂と、檀家の位牌を安置する位牌堂を一棟に収める。明治26年の建立で、花頭口の奥に仏龕を張り出す。曹洞宗伽藍を一体で残す貴重な登録有形文化財の一棟である。
愛知県犬山市の城下町、本堂と庫裏のあいだに佇む圓明寺僧寮は、明治時代中期に建てられた登録有形文化財です。切妻造・桟瓦葺の素朴な意匠と、本堂側に設けられた切妻造の式台玄関が大きな特徴で、平成24年(2012年)8月13日に本堂・庫裏・山門・鐘楼とともに登録されました。樹齢約300年の枝垂桜で知られる真宗大谷派の古刹の境内で、江戸から昭和へと続く寺院建築の変遷を静かに物語る一棟です。
愛知県犬山市の奥村家住宅東高塀は、呉服商であった奥村家の屋敷の東境に沿う延長約17.4メートルの漆喰塗の塀です。明治期の建築で、隣の棟門の軒先ほどの高さがあり、塀を支える斜めの控柱が特徴。屋敷の九棟とともに登録有形文化財に登録されています。
愛知県犬山市の旧城下町に残る奥村家住宅渡り廊は、主屋と米蔵をつなぐ明治期の通路である。井戸屋形を兼ね、西面を吹放ち、東面の腰に煉瓦を貼る点に特色がある。九棟の登録有形文化財のひとつで、現在は料理店として使われている。
愛知県扶桑町にある覚王寺山門は、明治35年(1902年)建立の総欅づくりの薬医門。左右に潜門と袖塀を連ね、三斗組や虹梁・大瓶束の妻飾を備える。本堂など境内五棟とともに国の登録有形文化財に登録されている。
愛知県名古屋市東区の白壁・主税町並み保存地区に建つカトリック主税町教会信者会館は、1889〜1892年頃にフランス人宣教師の司祭館として建てられた木造2階建てのコロニアル様式洋館です。国登録有形文化財として、名古屋におけるカトリック伝道の歴史と明治期の西洋建築を今に伝えています。
1887年創設の名古屋最古のカトリック教会の敷地に残る明治期の煉瓦塀。延長29m、イギリス積みの堅牢な構造と笠石状の上部意匠が特徴で、白壁・主税・橦木町並み保存地区の歴史的景観を形成する登録有形文化財です。
愛知県蟹江町にある甘強味淋工場は、明治10年(1877年)築の土蔵造工場。2005年に登録有形文化財となった本物件は、文久2年創業の老舗甘強酒造が今もみりん造りを続ける、生きた産業文化遺産です。
愛知県新城市にある旧大野銀行の土蔵。明治29年創業の東三河初の民間銀行が書類を守るために建てた防火の蔵で、黒漆喰の掛子塗扉や鉄扉が残る。鉄筋コンクリート造の本館と並び、平成21年に登録有形文化財となった。
愛知県北名古屋市の旧加藤家住宅主屋は、明治13年または19年の建築と伝わる地主層の木造2階建住宅。登録有形文化財で、長屋門や土蔵とともに屋敷を構成し、市の回想法事業の拠点として今も人が語らう場に活用されている。
愛知県北名古屋市の旧加藤家住宅中門は、明治十年代に建てられた簡素な木造薬医門。大地主「大加藤」の屋敷の庭を東西に区分する一棟で、国の登録有形文化財に登録されている。無料で見学でき、近くには昭和日常博物館もある。
愛知県北名古屋市に建つ旧加藤家住宅土蔵は、「大加藤」と呼ばれた大地主が明治10年代に建てた登録有形文化財。総二階建ての堂々とした土蔵造の蔵で、屋敷は今、市の回想法センターとして使われ、平日に無料で見学できる。
愛知県北名古屋市に残る旧加藤家住宅の長屋門。江戸期に六ツ師村の庄屋を務め酒造も営んだ地主「大加藤」の屋敷の南辺に建つ明治初期の木造門で、国の登録有形文化財。主屋や土蔵などとともに無料で公開されている。
愛知県犬山市の旧加茂郡銀行羽黒支店は、明治40年代に村の銀行として建てられた擬洋風建築。龍の鬼瓦や鳳凰の懸魚、二階まで吹き抜ける玄関ホールを備える。診療所や住宅を経て移築復原され、登録有形文化財として一般公開されている。
明治三十六年に建てられた、敷地のなかで最も小さく最も古い土蔵である。腰を海鼠壁で飾り、棟には影盛を施した大振りな鬼瓦をのせる。小さな建物に意匠の密度が高くこもる、瀬戸の北新谷の敷地に今も残る一棟である。