明治
Meiji明治時代(1868 – 1912)の日本の文化財を一覧で閲覧できます。都道府県・種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
愛知県犬山市の博物館明治村に移築保存された重要文化財・旧西郷従道住宅。フランス人建築家レスカスが設計し、耐震構造や舶来の建築金物を備えた明治初期の洋風上流住宅の傑作。西郷隆盛の弟・従道の外交の舞台となった邸宅の魅力と見どころを紹介します。
旧札幌電話交換局舎は、明治31年に札幌に建てられた石造2階建ての電話交換局で、昭和43年に重要文化財に指定された。博物館明治村に当初の規模で移築され、内部では電話の歴史を紹介する常設展示が行われている。
愛知県犬山市の博物館明治村に建つ旧品川燈台は、明治3年に東京湾品川沖の第二台場へ建設された円形灯台。フランス人技師ヴェルニーの設計で、灯器はフランスから輸入された。現存する日本最古の洋式灯台として知られる。
三重県の菅島灯台とともに一八七三年に建てられた灯台官舎。英国人技師リチャード・ブラントンの指導による煉瓦造の洋館で、国産の煉瓦と瓦を用いる。現在は博物館明治村に移築され、一九六八年に重要文化財に指定された。
明治35年、木曽三川分流工事で行き来を絶たれた木曽川と長良川を再び結ぶために築かれた煉瓦造の複閘式閘門。青木良三郎らが設計し、いまも現役で船を通す。我が国最初期の閘門として平成12年に重要文化財へ指定された。
名古屋の油商から銀行業へ転じた東松家の町家。明治34年に増改築を重ね木造三階建てとなり、現在は犬山の明治村に移築公開。黒漆喰の塗屋造の外観と、三階までの吹抜けや数寄屋風の茶室を備えた内部の対比が見どころ。
愛知県半田市の旧中埜家住宅は、中埜半六家第10代が明治44年に別荘として建てた洋風住宅。名古屋高等工業学校教授の鈴木禎次の設計で、急勾配の天然スレート屋根と壁面に露出した木骨が特徴。昭和51年に重要文化財に指定された。
明治40年に京都の河原町通五条に建てられ、昭和39年に博物館明治村へ移築された聖ヨハネ教会堂。ガーディナーが選んだ煉瓦と木の二層構成、竹すだれの天井、トレーサリーの窓、入村料と開村時間、アクセスを紹介します。
名古屋市昭和区の八勝館は、材木商の明治期別荘を始まりとする料亭。令和二年に九棟と土地が重要文化財に指定された。中心は堀口捨己が昭和二十五年に昭和天皇の宿泊所として設計した御幸の間棟で、近代数寄屋の到達点として知られる。
明治12年に完成し、明治天皇の行幸を迎えた現存唯一の明治初期県庁舎。間口54mの擬洋風建築の傑作を、愛知県犬山市の博物館明治村でゆっくりとご見学いただけます。
愛知県安城市の安城農林高等学校正門門柱は、明治36年頃に建てられた県内最古の学校門柱。擬宝珠状の装飾を戴いた石造の古い意匠で、平成29年に県立13校の現役門柱とともに全国で初めて登録有形文化財となった。
愛知大学旧本館は明治41年(1908年)に陸軍第15師団司令部として建てられた木造2階建の庁舎。コの字形の平面と白い下見板張の外壁が明治末の兵営建築の標準化を伝え、現在は愛知大学記念館として平日無料で公開されている。
安久美神戸神明社神楽殿は明治18年、社が現在地へ遷った年の建築で、境内の登録有形文化財5棟のうち最も古い。舞台には舟底天井が架かり、奥の板壁に松を描き、アト座北面に切戸口を開くなど、能舞台の要素を備えている。
伊世賀美隧道は愛知県豊田市の伊勢神峠にある明治30年竣工の石造道路トンネル。延長308m、幅員約3m。ルスチカ積のピラスターと二重迫石の馬蹄形坑口をもち、2000年に国の登録有形文化財となった。見学は無料。
愛知県田原市福江町の井筒楼は、明治元年(1868年)建築の木造二階建の料理旅館。中庭を四方から囲むロの字形平面と二階の五十二畳大広間を特徴とし、港町の賑わいを伝える建物として令和4年に登録有形文化財となった。
伊藤家住宅茶席水鶏庵は愛知県津島市橘町の庭園南西隅に建つ茶室。明治元年に弥富の佐野家で建てられ、昭和23年に築山と石造の基壇を築いたうえで移築された。四畳半の茶室に次の間を付し、建築面積24平方メートル。
井上家屋敷の西端、主屋から裏庭を越えた奥に建つ明治初期の土蔵。建築面積三十一平方メートルの小規模な蔵で、外壁全体を押縁の下見板で覆い、二階に窓を開ける。深い町家の敷地を締めくくる構成要素として、二〇〇四年に登録有形文化財となった。
犬山城下町の本町通りに東面して建つ明治初期の町家。今は守口漬や奈良漬を商う店と茶寮として使われ、内部に入って中庭や太い梁を間近に眺められる。同家の蔵・付属屋とともに、二〇〇四年に登録有形文化財となった。
愛知県知立市の牛田八幡社中殿及び袖廊は、明治四十二年の建立。拝殿と覆殿の間に置く珍しい中殿で、両脇に袖廊を直交させたT字平面をとる。正面の虹梁や妻飾を龍・虎・鶴の彫刻で密度高く飾る、二〇二四年登録の建造物である。
愛知県知立市の牛田八幡社拝殿は、明治十五年の建立で中心社殿の南端に建つ。拳鼻付の出組や支輪を彫刻で飾り、内部に小組格天井を張る。近年クラウドファンディングで屋根瓦を葺き替えた、生きた登録有形文化財である。