室町

Muromachi

室町時代(1336 – 1573)の日本の文化財を一覧で閲覧できます。都道府県・種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。

2,343 室町時代 1336 – 1573
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万福寺本堂
島根県 室町前期
万福寺本堂

島根県益田市にある萬福寺本堂は、応安7年(1374年)の建立と伝わる重要文化財。桁行七間・梁間七間の大規模な寄棟造で、鎌倉時代の様式を色濃く残す貴重な遺構です。背後には画聖・雪舟が築いた名園が広がり、中世益田氏の文化の粋を伝えています。

金剛寺仁王門
東京都 室町後期
金剛寺仁王門

東京都日野市にある金剛寺仁王門は、関東三大不動「高幡不動尊」の表門。室町後期に建立された三間一戸の楼門で、昭和の解体修理によって本来の重層入母屋造の姿に復原された国指定重要文化財です。脇間には室町期作の金剛力士像が安置され、約五世紀にわたり参拝者を見守り続けています。新宿駅から京王線で約35分、駅から徒歩5分の好立地で、初夏のあじさい、秋の紅葉とあわせて中世建築の魅力を体感できます。

金剛寺不動堂
東京都 室町前期
金剛寺不動堂

東京都日野市高幡にある金剛寺不動堂は、康永元年(1342)建立の室町時代前期の仏堂で、現存する東京都内最古の文化財建造物とされる国指定重要文化財です。関東三大不動のひとつ高幡不動尊の中心伽藍であり、桁行五間・梁間五間の入母屋造、一間向拝、茅葺形銅板葺の端正な姿と、新選組・土方歳三ゆかりの寺としての歴史を今に伝えています。

古神宝類(阿須賀神社伝来)
東京都 室町
古神宝類(阿須賀神社伝来)

明徳元年(1390)頃、足利義満の沙汰で熊野速玉大社の摂社・阿須賀神社に奉納された装束と調度の一括。袍や冠、蒔絵手箱、櫛29枚、銀製化粧道具までが神宝目録どおりに完存し、京都国立博物館に収蔵される国宝。

紺紙金字大宝積経〈巻第三十二/(高麗国金字大蔵経)〉
東京都 高麗
紺紙金字大宝積経〈巻第三十二/(高麗国金字大蔵経)〉

京都国立博物館が所蔵する高麗時代の装飾経。一〇〇六年に千秋太后が寵臣金致陽と発願した金字一切経の唯一の遺巻で、見返しの絵は年代の確実な高麗最古の紙本絵画として知られ、十四世紀末には近江の金剛輪寺に伝わった。

手鑑「藻塩草」(二百四十一葉)
東京都 奈良~室町
手鑑「藻塩草」(二百四十一葉)

京都国立博物館が所蔵する国宝の手鑑「藻塩草」。奈良から室町にいたる古筆切を二百四十一葉あまり収め、江戸時代の古筆鑑定の台帳として伝来した。高野切や室町切など貴重な断簡を一帖に見られる、書の歴史をたどる屈指の集成である。

紙本墨画淡彩天橋立図〈雪舟筆〉
東京都 室町
紙本墨画淡彩天橋立図〈雪舟筆〉

雪舟八十代の筆と推定される国宝・天橋立図。二十余枚の紙を継いだ下絵に、実在しない高所から見た丹後の景観が広がる。智恩寺多宝塔が示す制作年代、朱の転写が明かす制作の裏側、そして現地天橋立の歩き方までを紹介する。

青磁下蕪花生
群馬県 南宋
青磁下蕪花生

中国・南宋時代の青磁下蕪花生。丸くふくらむ胴に細い頸が立つ国宝で、貫入のない淡い青の釉がむらなく掛かる。官窯か龍泉窯か、焼かれた窯は今も未確定。東京国立博物館に寄託され、群馬の原美術館ARCでも折にふれ公開される。

宋版漢書(慶元刊本)
千葉県 南宋
宋版漢書(慶元刊本)

千葉・国立歴史民俗博物館が所蔵する国宝。倭人記事で知られる『漢書』地理志を含む南宋慶元年間の刊本で、全61冊が完存する。直江兼続を経て米沢藩校興譲館に伝わった「上杉本」で、五山僧の書き入れも残る貴重な一具である。

宋版後漢書(慶元刊本)
千葉県 南宋
宋版後漢書(慶元刊本)

千葉県佐倉市の国立歴史民俗博物館が所蔵する宋版後漢書(慶元刊本)。南宋慶元年間に建安で刷られた全六十冊の刊本で、史記・漢書とともに三史をなす。東夷伝には倭の使者や女王卑弥呼の記述が残り、直江兼続を経て米沢藩興譲館に伝来した上杉本である。

宋版史記(黄善夫刊本)
千葉県 南宋
宋版史記(黄善夫刊本)

千葉・佐倉の国立歴史民俗博物館が所蔵する国宝。南宋の建安で黄善夫が刊行した『史記』で、集解・索隠・正義の三注を合わせた版としては現存最古の完本。全百三十巻が欠けることなく残る。五山僧の書き入れや直江兼続旧蔵の来歴も伝わる。

圜悟克勤墨蹟〈印可状〉
東京都 北宋
圜悟克勤墨蹟〈印可状〉

東京国立博物館が所蔵する国宝、圜悟克勤の印可状。現存最古の墨蹟として書跡の国宝第一号に挙げられ、薩摩へ漂着したとの伝承から流れ圜悟と呼ばれる。原本は伊達政宗の所望で断たれ、その前半が松平家を経て今に伝わる。

肩褄取威胴丸〈兜、大袖付〉
東京都 室町
肩褄取威胴丸〈兜、大袖付〉

東京国立博物館が所蔵する重要文化財「肩褄取威胴丸〈兜、大袖付〉」は、室町時代15世紀の作。胴・兜・大袖が当初の一具として完存し、肩褄取威に沢瀉文を交えた稀少な意匠と、本小札・精緻な金具による典型的な胴丸の美を今に伝えます。1980年に重要文化財指定。中世武士の精神世界に触れる貴重な遺例です。

唐物肩衝茶入〈銘松屋〉
東京都 南宋
唐物肩衝茶入〈銘松屋〉

足利義政、村田珠光、千利休ゆかりの重要文化財・松屋肩衝。大名物唐物茶入の代表として500年以上の歴史を紡ぐ名器の魅力と来歴を紹介。東京・根津美術館所蔵。

虚堂智愚墨蹟〈法語〉
東京都 南宋
虚堂智愚墨蹟〈法語〉

一枚の紙に太く力強い行書が走る国宝「破れ虚堂」。南宋の禅僧・虚堂智愚が80歳前後で日本僧に与えた法語で、武野紹鷗や松平不昧が所持し、寛永14年の惨事で切り裂かれた。茶席で最上格とされた一幅。東京国立博物館蔵。

古林清茂墨蹟〈別源円旨送別偈/泰定二年九月二日〉
東京都
古林清茂墨蹟〈別源円旨送別偈/泰定二年九月二日〉

泰定2年(1325)、元の禅匠・古林清茂が64歳で入元僧・別源円旨に与えた餞別の偈。三年の修行を認める文面は印可状に等しい重みを持つ。弘祥寺から織田信長を経て伝来した紙本墨書の国宝で、五島美術館が所蔵する。

絹本著色鶉図
東京都 南宋
絹本著色鶉図

画面わずか縦24.2cmの小品ながら、南宋画院の花鳥画の頂点を示す国宝。伝・李安忠筆で、枸杞のかたわらを歩む一羽を精緻に描く。足利義教の鑑蔵印を捺し、東山御物に列なる名品。根津美術館蔵、展示は不定期。

絹本著色紅白芙蓉図
東京都 南宋
絹本著色紅白芙蓉図

南宋の宮廷画家・李迪が慶元三年(一一九七)に描いた国宝。白く咲いて一日のうちに紅へ染まる酔芙蓉を、繊細な筆と微妙な階調で写実的にとらえた二幅で、もと冊仕立を対幅に改めた小品である。東京国立博物館が所蔵する。

絹本著色林檎花図
東京都 南宋
絹本著色林檎花図

団扇形の絹に林檎の一枝を描いた宋代中国の小品で、蕾、ほころびかけ、満開までの花が一本の枝の上に並び、短い花の時間が読み取れる。北宋の趙昌の作と古来伝わるが制作は南宋とされ、昭和31年に国宝指定。東京・荏原 畠山美術館の所蔵。

絹本墨画淡彩出山釈迦図「道有」の鑑蔵印がある〈梁楷筆〉/絹本墨画淡彩雪景山水図「道有」の鑑蔵印及び「雑華室印」の印がある〈梁楷筆〉/絹本墨画淡彩雪景山水図「道有」の鑑蔵印及び「雑華室印」の印がある
東京都 南宋
絹本墨画淡彩出山釈迦図「道有」の鑑蔵印がある〈梁楷筆〉/絹本墨画淡彩雪景山水図「道有」の鑑蔵印及び「雑華室印」の印がある〈梁楷筆〉/絹本墨画淡彩雪景山水図「道有」の鑑蔵印及び「雑華室印」の印がある

東京国立博物館が所蔵する国宝の三幅対。南宋の宮廷画家・梁楷の出山釈迦図と雪景山水図に、伝梁楷の雪景山水図を加えた構成で、足利義満の東山御物として伝わった。三幅は2007年に一件の国宝として統合指定されている。