室町
Muromachi室町時代(1336 – 1573)の日本の文化財を一覧で閲覧できます。都道府県・種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
愛知県岡崎市の大樹寺多宝塔は、天文4年(1535)に徳川家康の祖父・松平清康が建立した重要文化財。下層は方形、上層は円形で、和様の組物と檜皮葺の屋根をもつ。安政の大火を免れた境内最古の建築で、外観は無料で見学できる。
愛知県岡崎市の滝山寺三門は、三間一戸・入母屋造・こけら葺の中世の楼門。明治三十四年指定の重要文化財で、寺伝の文永四年と様式上の室町前期という二つの建立年代をもつ。下層三手先の組物や近世補作の木鼻が見どころ。
愛知県岡崎市の滝山寺本堂は、桁行五間・梁間五間、寄棟造檜皮葺の密教系本堂。寺伝では貞応元年の造営と伝わるが、様式から室町前期とされ、明治37年に重要文化財に指定された。秘仏の薬師如来を祀り、堂内では毎冬、鬼まつりの炎が舞う。
稲沢市の長光寺に建つ六角円堂、地蔵堂。露盤の銘から永正7年の建立とされ、中世にさかのぼる六角堂の唯一の遺構として貴重とされる。唐様の意匠が美しく、堂内には鎌倉時代の鉄造地蔵菩薩立像、通称汗かき地蔵を安置する。
知立神社の境内に西を向いて立つ三間多宝塔。永正6年の再建で境内最古の建物である。明治の神仏分離の際、相輪を外し屋根を改め「知立文庫」と称して取り壊しを免れた、神宮寺の遺構を伝える全国でも珍しい仏塔である。
天恩寺山門は愛知県岡崎市片寄町の天恩寺にある室町時代後期の一間薬医門で、重要文化財。切妻造・こけら葺の屋根をのせる。境内には室町時代前期の方三間の仏殿も建ち、ともに明治40年(1907年)に旧法で指定された。
天恩寺仏殿は愛知県岡崎市片寄町の天恩寺にある室町時代前期の仏殿で、重要文化財。桁行三間・梁間三間の一重の堂で、入母屋造・檜皮葺の屋根をのせる。境内には室町時代後期の山門も建ち、ともに明治40年(1907年)に旧法で指定された。
蟹江町須成の冨吉建速神社本殿は、室町後期の一間社流造・檜皮葺。隣の八劔社本殿とともに昭和二十八年に重要文化財に指定された。両社の祭礼は、ユネスコ無形文化遺産に登録された百日にわたる川祭り・須成祭として知られる。
豊川市八幡町の八幡宮本殿は、文明九年(一四七七)建立の三間社流造・檜皮葺。鎌倉の簡素と江戸の装飾の中間にあたる室町建築で、屋根の曲線や波形彫刻、懸魚が見どころ。三河一国一社の国府八幡宮で、隣には三河国分寺跡が広がる。
愛知県豊橋市小松原町の東観音寺にある大永8年(1528年)頃の三間多宝塔。こけら葺で、行基開創と伝わる寺に残る室町時代後期の塔。境内は自由に参拝でき、旧暦2月の馬頭観音二の午祭でにぎわう。重要文化財。
愛知県稲沢市長野の萬徳寺にある室町時代の三間多宝塔。檜皮葺で、上層に和様の四手先組物を組み、市内の性海寺多宝塔と近似点が多く、それを参考にしたと考えられる簡素な塔。明治34年(1901年)指定の重要文化財。
愛知県稲沢市長野の萬徳寺で、多宝塔の北に建つ鎮守堂。棟札から享禄3年(1530年)の建立と分かる一間社流造、檜皮葺の小社で、手挟・木鼻・組物に室町時代末期の特色がよく表れる。昭和33年(1958年)重要文化財。
愛知県春日井市の密蔵院多宝塔は、密教の塔形式でありながら禅宗様を取り入れた室町中期の重要文化財。隅へ強く反り上がる軒が特徴で、かつて末寺七百を擁した大寺の境内に、中世から残る唯一の建造物として立つ。大正9年指定。
愛知県一宮市の妙興寺勅使門は、貞治5年(1366年)建立の四脚門で、大正9年に重要文化財へ指定されました。明治23年の火災を免れた創建期唯一の遺構であり、後光厳天皇の勅額を掲げる一宮市内最古の建造物です。
熱田神宮に伝わる重要文化財「鏡及鏡箱」は、平安時代末期から鎌倉時代にかけて作られた青銅鏡と蒔絵漆芸の鏡箱の組合せです。松竹双鶴文の円鏡・八稜鏡、桐鳳凰や蓬莱を描いた華麗な蒔絵箱が、当時の宮廷美と奉納文化を今に伝えます。名古屋・熱田神宮宝物館でじっくり鑑賞できる、王朝美術の精華をご紹介します。
名古屋市蓬左文庫が所蔵する重要文化財「宋版太平聖恵方(金沢文庫本)」は、北宋の太宗の勅命により王懐隠らが編纂した全100巻の医学百科の南宋刊本です。鎌倉幕府執権北条氏の金沢文庫から、豊臣秀次・徳川家康を経て尾張徳川家初代義直に伝わった本書は、現存24冊と慶長補写本27冊を併せ持ち、各巻首に「金沢文庫」墨印・「御本」朱印を留めます。世界的にも貴重な宋版書として、日中医学交流史を物語る一級史料です。
禅宗の祖・達磨に弟子入りを願う僧が、覚悟を示そうと自らの腕を切り落とす場面を、雪舟が77歳で描いた国宝。縦約184センチの大作で、山水画で知られる雪舟の国宝6件のうち唯一の人物画です。現在は京都国立博物館に寄託。
愛媛県東温市北方の医王寺本堂に立つ医王寺本堂内厨子は、天文3年(1534年)の一間厨子。入母屋造・妻入・こけら葺、棟高289センチ。禅宗様の細部を残し、昭和41年に重要文化財に指定された。3年に一度の入船まつりで扉が開く。
石手寺護摩堂は愛媛県松山市石手の石手寺にある室町時代前期の護摩堂で、重要文化財。桁行三間・梁間三間の宝形造・銅板葺で、附として棟札2枚が指定されている。石手寺は神亀5年(728年)の創建と伝える四国八十八箇所の51番札所。
石手寺鐘楼は愛媛県松山市石手の石手寺にある元弘3年(1333年)の鐘楼で、重要文化財。桁行三間・梁間二間で下部に袴腰を付け、入母屋造・檜皮葺とする。石手寺は神亀5年(728年)の創建と伝える四国八十八箇所の51番札所。