大正
Taishō大正時代(1912 – 1926)の日本の文化財を一覧で閲覧できます。都道府県・種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
石川県七尾市の歴史ある一本杉通りに建つ春木屋洋品店は、大正10年(1921年)に呉服商の洋服部門として建てられた木造二階建の洋館です。モルタル塗りの外壁に半円アーチ窓やコーニスを配した洗練された洋風意匠が特徴で、2014年に国登録有形文化財に登録されました。能登半島の港町・七尾の近代化を物語る貴重な商業建築です。
千葉県館山市の館山港に面して建つ小高記念館は、大正11年頃に古川銀行鴨川町支店として建築され、昭和5年に現在地へ移築された洋風木造建築です。白い下見板張りの外壁と赤い鉄板屋根が港町の風景を彩るこの建物は、国登録有形文化財に登録されており、現在はフェアトレードカフェとして100年の歴史を紡ぎ続けています。
千葉県銚子市の旧公正會舘は、ヤマサ醤油10代当主が大正15年に私財で建てた社会教育施設。夜間学校と図書館を備え、二階講堂には映写室が張り出す。セセッション風の玄関が目を引く、市内最古級の鉄筋コンクリート建築です。
千葉県鴨川市、東条海岸近くの旧道沿いに残る造り酒屋・鈴木家。大正12年頃に地元大工が手がけた離れは、床の間付きの10畳と8畳に全面の縁側と土庇を備えた開放的な座敷で、大谷石を漆喰で隠した石蔵と並んで静かに建つ。
千葉県南房総市千倉町に建つ須藤家住宅主屋は、関東大震災で倒れた家の部材を再利用して建て直したと伝わる大正末期の茅葺民家。竹で納めた棟や四方のせがい造の深い軒など、安房地方の家のつくりを今に残す登録有形文化財です。
千葉県館山市の西端に立つ洲埼灯台は、大正8年(1919年)に初点灯した初期の鉄筋コンクリート造灯台。対岸の剱埼灯台と結ぶ線が東京湾と太平洋の境界をなし、富士山を望む岬に建つ。平成27年に国の登録有形文化財となった。
千葉県柏市の染谷家住宅井戸屋形は大正11年(1922年)建立で、吹放ちの下に煉瓦造・白タイル張の円筒形井戸枠を据える。染谷家が営んだ造酒屋の酒銘「星乃井」の銘板を掲げ、往時を今に伝える。
千葉県柏市の染谷家住宅風呂場は大正12年頃の建立で、棟に気抜を設け、内部を浴室・脱衣室・焚口と便所に分ける。脱衣室の出窓や造付の長椅子が、大正期の旧家の暮らしぶりを今に伝えている。
千葉県市原市古市場に残る武田家住宅は、国の登録有形文化財。白い下見板張りの洋風外壁と黒瓦の入母屋屋根が対照をなす元医院で、大正・昭和の医療と地域の記憶を今に伝える貴重な近代建築です。
千葉県八街市にある千葉黎明学園生徒館は、1924年(大正13年)に講堂兼武道場として建てられた木造平屋建ての洋風建築です。関東大震災直後の建設を反映した独自のトラス構造と半切妻屋根が特徴で、2013年に国の登録有形文化財に登録されました。落花生の名産地・八街の歴史を体現する貴重な近代建築をご紹介します。
大正12年の関東大震災で倒れた金物商・紅屋が、地震に耐えた近くの米屋の蔵を移築して翌年に再建した店舗。震災後に蔵を転用した館山・長須賀の店で今に残る唯一の一棟で、人造石洗出しの外壁と漆喰の防火扉に復興期の工夫がのこる。
千葉県富津市佐貫、天保5年(1834年)創業の宮醤油店。大正8年築の奥蔵は主屋の西方に建つ土蔵造2階建で、家財を守る内蔵として現役の醸造所に残る。9棟の登録有形文化財が城下町の町並みを伝え、竹岡式ラーメンを支えるタマサ醤油の蔵を訪ねる。
千葉県野田市に残る茂木七郎右衛門家住宅新蔵は、キッコーマン創業家の一つが築いた大正時代の土蔵建築です。2018年に国の登録有形文化財に指定された邸宅群17棟1基の一つとして、醤油醸造業の繁栄を今に伝えています。隣接する琴平神社は毎月10日に参拝可能です。
大正10年(1921年)、輸入食材商・野田源次郎の個人邸として建てられた青山ビルは、大阪・船場の伏見町に佇むスパニッシュスタイルの近代建築。甲子園球場から株分けされた蔦が建物全体を覆い、四季折々に表情を変えます。大正期のイタリア製ステンドグラス、ねじり鉄工の階段手すり、葡萄文様の梁など、施主のこだわりが今も息づく国登録有形文化財。北浜駅から徒歩1分、海外からの旅行者にも訪ねやすい大阪レトロ建築の名所をご案内します。
大阪市阿倍野区に鎮座する安倍晴明神社の透塀は、大正13年(1924年)に建てられた木造銅板葺の塀で、拝殿背面から本殿四周を囲む結界として機能しています。面取角柱に菱形断面の板連子を配した精巧なつくりが評価され、2019年に国登録有形文化財に登録されました。平安時代最高の陰陽師・安倍晴明の生誕伝承地に建つ神社の歴史と建築の魅力をご紹介します。
大阪市阿倍野区の旧熊野街道沿いに佇む安倍晴明神社の拝殿及び幣殿は、平安時代最高の陰陽師・安倍晴明の生誕伝承地に建つ大正13年築の社殿建築です。入母屋造銅板葺の端正な復古的意匠が本殿と調和し、国の登録有形文化財に登録されています。五芒星の紋章や晴明像、葛の葉伝説ゆかりの史跡も見どころです。
大阪市阿倍野区に鎮座する安倍晴明神社本殿は、平安時代の伝説的陰陽師・安倍晴明を祀る神社の本殿で、大正13年(1924年)に元奈良県技師・吉田種次郎の設計により竣工しました。一間社流造銅板葺の伝統様式に大仏様木鼻や中世風蟇股を取り入れた技巧的な復古調社殿として、令和元年(2019年)に国の登録有形文化財に登録されています。晴明誕生の伝承地として千年以上の歴史を持ち、熊野街道沿いのパワースポットとして人気を集めています。
1922年(大正11年)に報徳銀行大阪支店として建てられた新井ビルは、名建築家・河合浩蔵の設計による国登録有形文化財です。ドリス式の列柱が印象的な重厚な外観と、大正モダンの内部空間が魅力。現在は1・2階に人気洋菓子店「五感」北浜本館が入居し、歴史的建築の中でスイーツを楽しめます。
大阪府池田市にある「いけだピアまるセンター(旧池田実業銀行本店)」は、大正14(1925)年に建てられた池田市最古の鉄筋コンクリート建造物。設計は小笠原鈅(祥光)。重厚な銀行建築の風格と近代的感覚を兼ね備え、平成16年に国の登録有形文化財に登録されました。銀行から図書館、現在は創業支援拠点として活用されています。
箕面市桜ヶ丘、大正11年の住宅改造博覧会の跡地に建つ木造2階建住宅。大正13年、奥戸大蔵の設計とあめりか屋の施工により、和洋併用のスパニッシュ風の外観をもつ。バンガロー式を日本化したあめりか屋式の好例。