東京都・室町
Muromachi東京都 の室町時代(1336 – 1573)の文化財を一覧で閲覧できます。種類・キーワードで絞り込み、詳しい解説や地図、旅行のヒントもご紹介します。
中国・南宋時代の青磁下蕪花生。丸くふくらむ胴に細い頸が立つ国宝で、貫入のない淡い青の釉がむらなく掛かる。官窯か龍泉窯か、焼かれた窯は今も未確定。東京国立博物館に寄託され、群馬の原美術館ARCでも折にふれ公開される。
千葉・国立歴史民俗博物館が所蔵する国宝。倭人記事で知られる『漢書』地理志を含む南宋慶元年間の刊本で、全61冊が完存する。直江兼続を経て米沢藩校興譲館に伝わった「上杉本」で、五山僧の書き入れも残る貴重な一具である。
千葉県佐倉市の国立歴史民俗博物館が所蔵する宋版後漢書(慶元刊本)。南宋慶元年間に建安で刷られた全六十冊の刊本で、史記・漢書とともに三史をなす。東夷伝には倭の使者や女王卑弥呼の記述が残り、直江兼続を経て米沢藩興譲館に伝来した上杉本である。
千葉・佐倉の国立歴史民俗博物館が所蔵する国宝。南宋の建安で黄善夫が刊行した『史記』で、集解・索隠・正義の三注を合わせた版としては現存最古の完本。全百三十巻が欠けることなく残る。五山僧の書き入れや直江兼続旧蔵の来歴も伝わる。
東京国立博物館が所蔵する国宝、圜悟克勤の印可状。現存最古の墨蹟として書跡の国宝第一号に挙げられ、薩摩へ漂着したとの伝承から流れ圜悟と呼ばれる。原本は伊達政宗の所望で断たれ、その前半が松平家を経て今に伝わる。
東京国立博物館が所蔵する重要文化財「肩褄取威胴丸〈兜、大袖付〉」は、室町時代15世紀の作。胴・兜・大袖が当初の一具として完存し、肩褄取威に沢瀉文を交えた稀少な意匠と、本小札・精緻な金具による典型的な胴丸の美を今に伝えます。1980年に重要文化財指定。中世武士の精神世界に触れる貴重な遺例です。
足利義政、村田珠光、千利休ゆかりの重要文化財・松屋肩衝。大名物唐物茶入の代表として500年以上の歴史を紡ぐ名器の魅力と来歴を紹介。東京・根津美術館所蔵。
一枚の紙に太く力強い行書が走る国宝「破れ虚堂」。南宋の禅僧・虚堂智愚が80歳前後で日本僧に与えた法語で、武野紹鷗や松平不昧が所持し、寛永14年の惨事で切り裂かれた。茶席で最上格とされた一幅。東京国立博物館蔵。
泰定2年(1325)、元の禅匠・古林清茂が64歳で入元僧・別源円旨に与えた餞別の偈。三年の修行を認める文面は印可状に等しい重みを持つ。弘祥寺から織田信長を経て伝来した紙本墨書の国宝で、五島美術館が所蔵する。
画面わずか縦24.2cmの小品ながら、南宋画院の花鳥画の頂点を示す国宝。伝・李安忠筆で、枸杞のかたわらを歩む一羽を精緻に描く。足利義教の鑑蔵印を捺し、東山御物に列なる名品。根津美術館蔵、展示は不定期。
南宋の宮廷画家・李迪が慶元三年(一一九七)に描いた国宝。白く咲いて一日のうちに紅へ染まる酔芙蓉を、繊細な筆と微妙な階調で写実的にとらえた二幅で、もと冊仕立を対幅に改めた小品である。東京国立博物館が所蔵する。
団扇形の絹に林檎の一枝を描いた宋代中国の小品で、蕾、ほころびかけ、満開までの花が一本の枝の上に並び、短い花の時間が読み取れる。北宋の趙昌の作と古来伝わるが制作は南宋とされ、昭和31年に国宝指定。東京・荏原 畠山美術館の所蔵。
東京国立博物館が所蔵する国宝の三幅対。南宋の宮廷画家・梁楷の出山釈迦図と雪景山水図に、伝梁楷の雪景山水図を加えた構成で、足利義満の東山御物として伝わった。三幅は2007年に一件の国宝として統合指定されている。
聳える山々のなか、傘をすぼめた一人の男が雨中を急ぐ。南宋の宮廷画家・馬遠の筆と伝わる国宝の絹本墨画淡彩山水図です。早く日本に渡り、室町時代の水墨画の手本となった静嘉堂の名品を、見どころとともに解説します。
東京国立博物館が所蔵する国宝「紙本墨画山水図〈雪舟筆〉」(通称・破墨山水図)は、1495年に雪舟76歳が弟子・宗淵に与えた真筆の一幅。潑墨の技法で描かれた縦148.6 cmの掛軸は、自序と五山僧六人の題詩を伴い、室町水墨画の到達点を示す名品です。見どころ・歴史・来館情報を詳しく紹介します。
国立公文書館が所蔵する重要文化財「尋憲記」は、興福寺大乗院門跡・尋憲が永禄5年から天正5年までの15年間を綴った自筆日記全12冊。松永久秀との交渉や郷民との紛争など、織豊期大和国の生々しい実態を伝える第一級史料の魅力と見どころをご紹介します。
東京・目白台の永青文庫が所蔵する重要文化財「清拙正澄墨蹟〈与鉗大治蔵主法語〉」。鎌倉末期に中国元から渡来し日本臨済禅の確立に貢献した大鑑禅師・清拙正澄が、弟子の鉗大冶蔵主に与えた法語(説法)の自筆墨蹟です。来歴・見どころ・基本情報を詳しくご紹介します。
東京国立博物館の法隆寺枡は、室町時代に同寺で使われた六口の計量器である。同じ一升でありながら容積はおよそ一・四七リットルから一・八七リットルまで異なり、全国基準が定まる前の中世の度量衡を実物で示す重要文化財として貴重だ。
総長59.8センチの合口拵。牡丹と獅子を彫った七所そろいの金物は伝後藤祐乗作で、慶安二年(1649)に加賀藩主前田利常が本阿弥光甫へ命じて一具に仕立てた。揃いの完備した遺例が少なく、出来も優れた重要文化財。
東京国立博物館が蔵する南宋の禅僧・北磵居簡の墨蹟一幅。紹定2年(1229)、蘇州承天寺の万仏閣に登った折の偈頌で、痩硬の筆致が際立つ。記録上もっとも早く茶掛けに用いられた墨蹟とされる。昭和31年指定の重要文化財。